- ベストアンサー
イラスト向けの画材なんですが
3~4年くらいコピックでずっと塗っていたのですが、最近他の画材でも塗ってみたいなー、と思いました。 といっても他の画材なんて、水彩、アクリル、油絵、色鉛筆くらいしか知らず・・・。 個人的に一番気になるのはアクリルなんですが、全く知識が無くて困っております。 割と厚塗りしたいと思っているので、それ向けの画材や塗り方、紙などでお薦めのものがあったら教えて下さい。 あと、コピックボードなるものが気になるので、使ってみようと思うのですが・・・これにはやはりコピック塗りが一番良いのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。 アナログイラストを描いているaritadaと申します。 アクリルが気になっていらっしゃるとか。 簡単に説明させていただきますと、アクリルというのは、水の加え加減で淡彩風にも油彩風にもできる、全く新しいタイプの画材です。 乾きが早く、水分を少なめにして塗ると10分前後で乾燥します。 透明、半透明、不透明というように、絵具の透明度が色によって違うメーカーもあります(リキテックス、ゴールデンアクリリックスなど)。 不透明は下の色を完全に覆い隠すことができるもののことですが、厚塗りをしたいのであればこのタイプをおすすめします。 一般にアクリルガッシュと呼ばれるものはすべて不透明ですので、ターナーやリキテックスのアクリルガッシュを選ぶとよいのではないでしょうか。 私は4年近くターナーのアクリルガッシュを愛用しています。 肌色にはリキテックスも使っています。 淡彩風に、薄めの色を何度も重ねるやり方で描いています。 水彩紙はアルシュ紙の細目(中目)が、扱いづらいけれど発色がよくキレイです。ただし、つけペンなどを使われると線が多少かすれるので御注意ください。 厚塗りでしたら、塗りムラのできにくいアルビレオ紙もおすすめです。 それから、アクリルにはペーパーパレットやナイロンの筆が欠かせません。 筆は安いアクリル用の筆を何本も使い倒すくらいの勢いで(乾きが早いアクリルは筆を傷めやすいのです)。 塗り方ですが、割とどんな塗り方でも大丈夫です。 厚塗りの技法なら、 (1)薄い色から濃い色へ、というように塗っていく。 (2)最初に影色を塗り、上から明るい部分の色、中間の色を塗る。 (3)最初になにか一色を画面に塗ってから、上から普通に着彩。 …のどれかで描くのがおすすめです。 (3)は、手間はかかりますが、最初に色をつけてしまうことにより統一感を出すことが可能。 (2)はややぱっきりした印象になります。 カンをつかむまでは試行錯誤が続くと思いますが頑張ってください。 『色彩王国』という技法書の2巻に、アクリルガッシュを使った厚塗りのしかたについて詳しく書かれています。塗り方に関してはそちらのほうが参考になりますし、第一わかりやすいかと。 コピックボードについてですが、私にはちょっとわかりません。ごめんなさい; アクリルに関して疑問等ございましたらお気軽にどうぞ。
その他の回答 (3)
- 1mon
- ベストアンサー率54% (79/144)
図書館を巡ってみてはいかがでしょうか? 画材の解説本や画集が無料でゆっくり見れます。
「コピックボード」は、"コピックインクの吸い込みが良い"紙がボードにマウントされたものです。 (アクリルや水彩などには今一向いていません) 従って、一枚紙での発色や他の紙(ケントボード・キャンソンボードなど)に慣れていると、色によっては発色が違っていたり、インクが吸い込まれて定着するまでのタイミングの差でとまどう事が最初あります。 特にコピックインクの特性に合わせて選ばれた材質なので、他社のアルコール系マーカーやカラーインクを使うと、吸い込み方などによって多少発色がうまくいかない事もあります。(慣れれば問題なし) ただし、「マウント面のマチエールが少ない」「ムラになりにくい」ため、何となく塗っていると平坦で味のない絵になりやすい欠点を持っています。 画風やディテール表現などでボリュームや質感を出す技術をお持ちなら、大変使いやすいボードと言えるでしょう。
お礼
やはりコピック向けですか・・・一度コピックで塗って試してみたいと思います。 あまり紙に拘りがないので、紙について無知だったもので。(汗) 分かりやすい解説有り難うございました。
- watercolors
- ベストアンサー率46% (267/575)
アクリル絵の具は、メキシコの壁画運動に使われました。 屋外での使用にも耐える強靭な絵の具です。 水性ですが、乾燥すると水に溶けなくなります。 このため、乾燥した上に、重ね塗りを行なっても下の色が溶け出すような事はありません。 また、ビニールなどの一部の物を除いて殆どの物に描く事が出来ます。 ですから、油絵のようにカンバス(できればアクリル用のもののほうがいいのですが)や板にも描けますし、水彩絵の具のように紙に描く事も出来ます。 紙は、水彩用の厚い物が使い易いと思いますが、下地を生かすなら好みの物を使えば良いと思います。 目が細かい物は、細密画に向き、粗い物はマチエールを生かして大胆な筆使いの物に向くと思います。 しかし、水を使うため、紙を使う場合は、厚めの水彩紙でも、皺が寄ったりしますので、紙をパネルに水張りしてから描く方が良いと思います。 水張りが面倒なら、厚手のイラストボードでもいいですね。 一般にアクリル絵の具というと、ある程度透明性のあるものですが、日本を主に、アクリルガッシュと呼ばれる不透明な隠蔽性の高い物もあります。(ポスターカラーのような感じです) アニメ調のイラストの場合は、こちらの方が良いかもしれません。 しかし、透明度をのある本格的なアクリル絵の具の深みのある色は出す事が難しいですね。 アクリル絵の具では、いろいろなメディウムがありますのでそれを如何に使いこなすかですね。 樹脂分を多くして透明度を上げるもの。 絵の具の乾燥を遅くして奇麗にグラデーションをつくれるようにするもの。 凸凹を作ったり、盛り上げたりするもの。 その他にもいろいろあります。 アクリル絵の具は、成分の関係で、一般的な獣毛のものはすぐに痛むためナイロンを使うのが一般的です。 また、乾燥すると水に溶けなくなる為、絵の具が乾く前に充分洗浄する必要があります。 パレットは、薄めの絵の具を使う場合は、陶器の皿、プラスチックのパレット。 濃い絵の具を使う場合は、使い捨てのペーパーパレットなどが便利です。
お礼
紙について詳しく書いていただき、有り難うございます。 私は普段薄めのを使っているので・・・とりあえず画材屋さんでよさそうなものを探してみます。
お礼
的確な回答有り難うございます! 不透明とか透明とか、色々あって分からなかったのですが、とてもよく理解できました。 筆の消費が激しいんですね・・・(汗) とりあえずアクリルガッシュを何種類か買って試してみます、有り難うございました。