面接する側からのコメントです。
残り時間が1分を切っていると考えるのが普通ですから、質問だけでなく、回答も短く済むものに絞るべきです。 どんなに聴きたい事でも、それまでに訊けなかった、自分に面接力がなかったと諦めるしかありません。
質問の内容は、聞き漏らした事があったら必ず質問する、と言う以外にありませんよね。 例えば、結果はいつまでにもらえるのか、など。
質問が無ければ、普通の声量で、「いえ、質問はございません」と答えればよいのです。 最後に短時間で、気の利いた質問など、できるものではありません。 質問がない、と言う事に引け目を感じてしまうのか、ぼそぼそと、ありません、と答える人が多くいますが、あれは、かなりのマイナスイメージとなります。 質問が無いことをネガティブと捕らえるのはその方の勝手ですが、ネガティブな事を、ぼそぼそ喋る人、と見られてしまいます。 面接ってそういうところを見ています。
脱線しますが、本当に強く入社したと感じているなら、「質問ではありませんが、この面接を通じて、御社に入社したいと強く感じています。 よろしくお願いします」と言うのも良いでしょう。 しかし、本当に強く思っていなければ駄目です。 この辺は相手もプロですから、張ったりは逆効果と心得て下さい。 特に、面接官が相手に好印象を抱いた場合は、関門通過の決定打にもなります。 質問をはぐらかすのですから、リスクはありますが、それだけに効果はあります。
要は、最後の質問に限らず、何を聞かなくてはいけないか、ではなく、何を訊きたいか、が重要なのです。 相手はあなたの事を知りたいのです。 就活のノウハウの量を確かめたいわけではありません。 質問には、その人がどの程度の知識を業界やその会社に対して持っていて、また、入社後はどんな風にしたいかなど、面接官が訊きたい事がほとんど詰まっています。 そんなもんだと思えば、自ずと質問の質も上がってくると思いますが、如何でしょうか。