カナダに住んでいます。
ここでは家を買うために働き、住宅ローンを返済するために働くのが
大多数の平均市民だと思います。乳幼児をかかえている若い家族でも大きな
家に住んでいるのにはびっくりさせられます。毎年いくつかの医療法人等が資金集めのために宝くじを発行しますが、1-3等は必ず住宅です。
もっとも私のような者が仮に当たったとしても、維持費だけで生活費が無くなるような家ばかりですが。
当地で最近問題になっていることはここ10年の低金利のために不動産
ブームとなって住宅価格が北米でもトップクラスになってしまい、
住宅の持ち主の中に”house rich, cash poor”が増えていることです。
私の家は築38年ですが、近隣ではそれとはわからない築100年の家を
いくつも見ることが出来ます。もちろん木造です。
日本は新しい物を次から次へと作っていかないと成り立たない社会構造に
なっているからでしょう。家もすぐ取り壊して中古住宅の価値がなくて
困りますね。
ここでは住宅市場は中古が主体ですから、自分でやるか専門家に頼むかは
別にして、改造、修理に毎年かなりの費用をかける人が多いようです。特に
台所、浴室にはお金をつぎ込みますね。
大学進学率は日本のように高くないですが、親がお金がなくて大学生の
中には自分で費用をまかなっている人も少なからずおります。(もちろん
借金で、卒業後働いて返済する)
旅行について言えば、最近の調査でパスポートの保有率についてありました
米国人20%、カナダ人40%、ドイツ人90%だそうです。残念ながら
日本人については不明です。
お礼
とても参考になりました。 家への熱意はもちろんの事、家族のバケーションの事なども参考になりました。 我が家には、小学生の子供がいるので、アメリカでは、既に大きな一軒家の世代に入っていて、この点も驚きでした。 中古でも、手入れをすれば、新築と値段がそれ程変わらないというのは、木材の良さに日本との違いがあるのでしょうか。日本は、地震がありますから基礎に関しては日本のが上なのでしょうが。日本は白ありもいますね。 とはいえ、日本でも、そのうち、中古市場見直しもおこってくるのかもしれないですね。 住宅への意欲とお金のかけようは(私の周りを見渡すと、借り入れの為に、返済額は倍近くになってふうふう言っている)旅行なども最低限にして、人生の楽しみにかけるお金をかなり家に回しているように感じます。 時々、ふっと、もっと若いうち(上の説明を読ませて頂いて、そう若くない事がわかりましたが(^^;))は他にお金をかけて人生を豊かに過ごした方がいいのでは?こんな事は、日本だけ?と思っていました。 なので、そこら辺も踏まえた回答参考になりました。 もう少し、他の国の事情も知りたいので、しばらくして、締め切らせて頂きますね。