- ベストアンサー
音楽の著作権のない時代はどうだった?
音楽の著作権は不必要な気がします。 実力のある一握りのミュージシャンは著作権料ではなくコンサートで稼げるからです。 著作権がない時代はうまくいっていたのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
1960年代後半までは複製が手軽に出来なかったから問題になりませんでした。 また1970年代以降カセットテープが主流になりましたが、ラジオ・レコード→テープでは少しずつノイズが加わりテープからテープへダビングを繰り返すと音の劣化は明らかに分かりました。またレコード自体も物理的に音を拾っているので、演奏していく内に音はどんどん悪くなってきます。 CDの登場でCD→テープは音の劣化はわずかですが、それ以上の劣化が進むことなく、大量の複製が可能となりました。同時期にCDレンタルと言う商売が誕生し、CDはレコードほど売れないメディアになってしまいました。レコード全盛期にはシングル板のミリオンセラーが年に何枚も出るというのが普通でした。 この頃から音楽著作権がやかましくなりました。 今ではCDを購入するまでもなく、ネットを通じて劣化のない音楽が入手可能。著作権者が必死になるのも分かるような気がします。
その他の回答 (1)
- EFA15EL
- ベストアンサー率37% (2657/7006)
著作権不要論の回答が「コンサートで稼げる」では、答えになりません。 恐らく漠然と著作権をイメージしているのだと思いますが、 作詞、作曲、編曲などともうひとつ大きな権利に原盤権というものがあります。これはマスターとなる音源そのものに対する権利で、音楽出版社やレコード会社が保有する事が多い権利です。 複製問題の中心にあるのも原盤権(原盤複製権)で、これはコンサートとはほとんど関係ないんですよ。コンサートで利益を上げてもレコード会社は儲からないわけです。 時代的な話をすれば、著作権法施行が1970年。概念が無かったわけではないので、「著作権が無い時代」と断じてしまえるわけではないですが、まあ1969年までと考えてもいいでしょう。 既に回答がある様にこの時代はレコードが中心でユーザーが複製する事はまず無理でしたから、問題になる事自体ありませんでした。 複製問題がクローズアップされるのはMP3やCD-Rが一般化した2000年辺りからです。パソコンが急速に普及し、デジタルコピーが出来る様になったのが問題な訳です。 時代認識についてちょっと修正すると、CD/レコード全体の売り上げの全盛期は1997~1998年。CDの全盛期はレコードの全盛期の倍以上です。これはメディアの問題ではなく、購買層が増えた事、低年齢層がお金を持った事などが主要因でしょう。レンタルCDは確かに大きな問題になりましたし、実際CDの売り上げに響いたのでしょうが、それを上回る好景気がCDの売り上げを伸ばし続けたので問題を見えにくくしてしまいました。
補足
ミュージシャンがコンサートのみになる→レコード会社不要→原盤権不要→著作権不要