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20年前の医療ミスについて
幼少のころから、両手の爪の付け根に複数のイボがありました。 近くの医院その治療を行ったのですが、その際に患部が炎症してしまい左中指の爪が破損する結果となりました。。 また、イボも完治しない有様でした(その後、皮膚科専門医により完治しました) 現在でも、正常な爪は生えないため、2~3週間ごとにネイルサロンで人口爪を作っています。 この費用をその医師に請求することはできるのでしょうか? またこの件については、以下の内容がとても気がかりとなっています。 ・20年前のため、正確なカルテが残っているか不明。 ・医院自体は現在も開業しているようですが、当時の医師が存命か不明。 もしすでに死亡していた場合、その家族に請求することは可能か? ・法的手段が可能な場合、どのような手続きを行えばよいのか?(弁護士への相談くらいしか思いつかないのですが・・・、それで間違いないでしょうか?) 出来れば専門家の方からのアドバイスをお待ちしております。 よろしくお願いいたします。
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- KAAZ
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はじめまして。爪母細胞を「イボ取り医療行為」によって損傷してしまったのですね。 まず、医療契約は、その目的(本件の場合はイボを全部取る)が全うされなくても、その当時の一般的な医療水準に照らし合わせて 明らかにおかしな「治療」をおこなっていないのであれば、問題となる行為とは受け取られず、債務履行を完済した事になります。 医師が治療リスクに対して説明責任を果たしていたのであれば、治療が上手くいかなくて、当該患者様が何かしらの不利益を被ったとしても、その責任を全て医療機関が負うというものでもありません。 本人の同意に基づき合法的な医療行為を実際にをおこなっている訳ですから、債務不履行や不法行為とすると法律構成がゴチャゴチャ難しくなってしまいます(裁判官の心証も得難くなります。) ですからこの2つではなくて、債務不完全履行の条文が適していると思います。 さて、 その当時からずっと、その医師・医療機関に対して、何かしらの補償を求めていたのでしょうか?基本的には#1様の仰るように既に消滅時効が成立しています。本来契約履行の不充分さを問題として相手に文句を言える期間内にそれをおこなわなかったのでしたら、法は貴方を護ってはくれません。(「法は権利の上に眠る者を保護せず」という大原則があります。) もし今になって急にあれこれ損害賠償請求しようとするのでしたら、余程の「救済の必要性」がなければ難しいです。 ちなみに「時効」というものは「法的秩序の安定」のためにあります。後になってどうのこうのもめるような事が日常茶飯事に起きると社会が混乱してしまう そういった不測の事態を回避する目的に拠ります。 カルテに関しても、5年間しか保管義務はありませんので、処分していても誰も文句は言えません。 民事訴訟は、弁論主義といって、お互いが自分の言い分を述べて、その根拠となるものを裁判官に示さなくてはなりません。その近所の医療機関で「こういった治療をおこなって、こういう事になった」という事をカルテも無い状況で、貴方自身が証明出来なければ、間違いなく訴訟には負けてしまいますよ。 また、「それによってこういう不利益を被っている。その対価としてはこういった基準に照らし合わせて○○円が相当であり、その金額と、今後も必要となるであろうネイルケア代金を合わせた△△円を、A医師(A医療法人?)に請求する」といった事すべてについては、貴方側で証明したり計算したりしなければなりません。 まぁ、かかる医院に対して請求をなさるのは自由です。但し、先にも述べましたように相手にされない可能性のほうが大きいです。 そうなった場合、周りの者に対して「あそこはヤブで、そのせいで私はこんなに損をしている。それなのに何も賠償してくれない」などと評してまわると、名誉毀損・信用毀損などで逆に貴方が損をする事になりますのでご注意ください。 納得のいく方向性が見つかりますようお祈り致します。
- jzk01037
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医療過誤による損害賠償の行える理由は不法行為責任(民法709、715など)と債務不履行責任(民法415~)です。 不法行為責任については民法724条で被害者が、損害および加害者を知ったときから3年で消滅時効になります。 債務不履行責任は、一般の消滅時効期間の10年で時効が成立します。 しかし、事案によっては3年以上経過していても不法行為責任を追及できるので、一度弁護士さんに相談することをおススメします。
お礼
ご意見ありがとうございます。 そうですね、やはり弁護士さんに相談してみます。 ただ時効が成立しているので、あまり気張らないようにします。
お礼
ご意見ありがとうございます。 やはり時効が成立してい時点で、費用請求は難しいようですね…。 逆に相談するなら、一刻も早い方がよいですね。 結果は目に見えているかも知れませんが、検討してみたいと思います。