官能的、幻想的な絵

質問

最近、「水の女」という画集を手に取る機会があり、心惹かれるものがありました。ラファエル前派を中心とした画集なのですが、ウォーターハウス「オフィーリア」、ドラローシュ「若き殉教者」、クリムト「海蛇」、レイトン郷「漁師とセイレーン」などが気に入りました。
　儚げで妖しい、可憐なようで妖艶でもある女性の絵が好みです。
　私は、絵を見るのは好きですが、それほど詳しいわけではないので、こんな私にお勧めの画家や絵を教えて下さい。（私が例にあげた画家の他の絵も紹介していただければうれしいです）
　また、お勧めの画集などもあわせてお教え下さい。
　よろしくお願いします。

回答No.4

zephyrus · ベストアンサー

最初に思い浮かんだのはギュスターヴ・モローの
「ヘロデ王の前で踊るサロメ」「入れ墨のサロメ」などサロメの連作で、
とりわけ「出現」は、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」とともに世紀末芸術の原点ともなった作品です。

モローには他に「ガラテア」「キマイラ」「一角獣」「オイディプスとスフィンクス」「ユピテルとセメレ」
水彩の逸品である「雅歌」「夕べ」など神話や聖書に取材した夢幻的、創造的、官能的な歴史画の数々があります。

クリムトと同時代のシュトゥック「罪ある女」や、ベックリンの絵などもこの系統でしょうか。

シュルレアリスムのほうでは、
ポール・デルヴォーの官能と悪夢の無言劇、
レオノール・フィニの女性らしい華やかな、巫女が君臨する世界があります。

「オフィーリア」はラファエル前派が特に好んだ主題で、
ジョン・エヴァレット・ミレーのは、このサイトの質問でもよく見かけます。
アーサー・ヒューズも同題で描いてます。また、「四月の愛」はこの画家の手になる特に美しい一枚でしょう。

時代をさかのぼって、
ルーカス・クラナハ（父）の一連のヴィーナス像や
カルロ・クリヴェッリ「マグダラのマリア」
あるいはフォンテーヌブロー派の「ガブリエル・デストレとその妹」なども、
神秘的で官能性にあふれた作品群ではないでしょうか。

他にもたくさんあると思いますが、とりあえずこれくらいで。
画家名あるいは流派名で検索なさるか、書店や図書館でご覧ください。
お気に入りが見つかるといいですね。

お礼

詳しく紹介していただいて、ありがとうございました。
まだ全部は調べていませんが、いくつか検索したところ、私の好みでした。これから素敵な絵にたくさん出会えると思うと楽しみです。

回答No.3

nekororin

ちょっと変わったところで。

＞儚げで妖しい、可憐なようで妖艶でもある女性の絵が好みです。

装飾美的な絵画を好まれているようですので、「女性」ではありませんが、きっと気に入っていただけると思います。
智内兄助（ちないきょうすけ）
http://www5f.biglobe.ne.jp/~galileo/tinai-150.htm
http://www.yaf.or.jp/ycag/archives/today/2004/talk/talk-chinai.html

「マドンナ」（憧れの女性）もムンクが描くと・・・
ムンク
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/000812.htm

翳りのある可憐さ。
ドガ　
http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/degas.html

妖しく、官能的。
ロートレック
http://www.katch.ne.jp/~tmnet/art/lautrec.htm

お礼

ドガとロートレックは好きな画家です。
智内兄助氏は、初めてお名前を聞きました。ムンクも「叫び」しか知らなかったので新たな出会いです。ありがとうございました。

回答No.2

tebutte

下記のサイトはいろいろ出てますよ。
オフィーリアは色々な画家によって描かれてますから
見比べてみてはどうでしょう？

参考URL：

http://monpixy.hp.infoseek.co.jp/page0a.html

お礼

サイトのご紹介、ありがとうございました。
オフィーリアをテーマにした画家は多いのですね。同じテーマを見比べるというのはおもしろいです。

回答No.1

hana-sereb

エゴン・シーレ、ミュシャ、　などはどうでしょうか。

お礼

回答ありがとうございました。
少し調べてみました。ミュシャはどこかで見たことがありました。
素敵な絵ですね。