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小説の中の感銘を受けた言葉

感銘を受けた! 人生が変わった! 生き方が変わった! まさにその通りだ! と感銘を受けた言葉を教えていただきたいです!! 本の題名、作者を書いてくだされば幸いです。 宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • aciria
  • ベストアンサー率18% (10/54)
回答No.1

西尾維新「クビシメロマンチスト」の「朱に染まって赤くなるのは、染まった方の弱さでしかない」です。 西尾維新「戯言シリーズ」、高里椎奈「薬屋探偵妖綺譚」シリーズには、個人的にいい言葉がたくさんあると思います。

その他の回答 (4)

  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.5

思い出せばいろいろあると思います。 魅力的な小説は世界中でたくさん作られ、また作られつつあるでしょうから。 ここでは、ご質問を読んで、まっさきに浮かんだ小説を挙げるのが順当と思いました。 リルケの『マルテの手記』の冒頭で、主人公マルテはパリの印象を、だいたいこんなふうに言います。 「人は生きるためにこの町にやってくる。けれどもまるで死ぬためにやってくるように見える」 ただでさえ孤独な都会の生活。異邦人にとっての灰色の街衢(がいく)。 多感でリリカルな青年の心情に託して生と死、そして心に障害を持つひとびとへの驚きと共感が記されてゆきます。 その、忘れられない出だしです。 そのリルケは薔薇(ばら)の棘に刺されて死にました。いかにもふさわしい伝説。 この薔薇から思い出すのは佐藤春夫の『田園の憂鬱』です。 中に何度も出てくるのが「おお、薔薇(そうび)汝病めり」 これはウィリアム・ブレイクの詩の一節「O Rose, thou art sick!」から採った魅力的な翻訳でしょう。 小説の筋などすっかり忘れはてていますが、主人公が何度も口にするこの一句は今もって鮮明です。 そういえば堀辰雄の『風立ちぬ』もヴァレリーの詩句が掲げられていました。「風立ちぬ。いざ生きめやも」 この小説の主調音の提示でしょうし、個性ある引用になっている、というところでしょうか。 なんだか、小説というよりは詩についての回答みたいになってしまいました。 それに、もう少し新しめの小説について話題にできればよかったのでしょうけれども。

noname#210310
noname#210310
回答No.4

中島敦『山月記』の 「わが臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である」 「才能の不足を暴露するかもしれないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己のすべてだったのだ」 …今でもこのまんまの自分がすごく恥ずかしい。 教科書に載っていたこれを読み、いつか自分も醜い虎になるのではと学生時代に衝撃を受けました。

noname#37852
noname#37852
回答No.3

ちゃんと覚えていないので言い回しがわかりませんが、有名な言葉で、 どこの家庭でも幸福は似通っていて、不幸はそれぞれに違う というような意味のことが、トルストイの『アンナ・カレーニナ』の最初のほうに出てきます。 なるほどなあ、と思いました。 ある意味で感銘を受けたのは、村上春樹の『風の歌を聴け』の出だし。 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」 デビュー作でこの出だしとは。 ぴっちり決まってます。 ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』 にはいろいろと、良い言い回しや人間に対する考察が出てきます。 腹を立てるのはときとして気持ちがいいものだとか。なるほど。

  • sunpark
  • ベストアンサー率16% (4/24)
回答No.2

東野圭吾の『手紙』です。 お兄さんが殺人事件を起こし、刑務所から弟に手紙を書くという話です。 最近、映画化されて話題になった作品です。 その中で、弟(殺人者の弟と言うことで、夢や結婚を絶たれ、差別を受けている) の勤務先の社長さんが弟に言った言葉で、 「…人には繋がりがある。  それを無断で断ち切ることなど誰もしてはならない。  そういう意味では自殺もまた悪なんだ。  自殺とは、自分を殺すことなんだ。  たとえ、自分がそれでいいと思っても、周りの者もそれを望んでいるとはかぎらない。  君のお兄さんはいわば自殺をしたようなものだよ。  社会的な死を選んだわけだ。  しかしそれによって残された君がどんなに苦しむのかを考えななった。  衝動的では済まされない。」 この後の文章です。 「…君が受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑なんだ。」 長くなりましたが、犯罪者の家族の苦しみなども受け入れていかないといけないのが、刑に服すと言うことなんだと、改めて思わされた一文でした。 決して回りにそういう人がいるわけではないですが、家族を持つ今、自分の身勝手な行動で多くの人が傷ついてしまうことを痛感しました。 この言葉を常に胸に思って、行動しています。