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なぜソナタには伴奏がつくのでしょう?
ピアノ・ソノタは、ピアノだけですが、ヴァイオリン・ソノタやチェロ・ソナタには何故ピアノの伴奏が付くのでしょうか? 無伴奏ソナタというのもありますが。 素朴な疑問ですが、よろしくお願いします。
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単に、構造上の問題でしょう。 ヴァイオリンなどは、単音しかでない。(特殊な場合を除く) 当然、伴奏は、同時にはいけない。 だから、伴奏をつける・・・Pianoで。 Pianoは、両方、弾けますよね。 Piano伴奏をつけたほうが、華やかでいいと思いませんか??? (^^; それだけのことだと思うのですが・・・
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- Ishiwara
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「ピアノとバイオリンのためのソナタ」という場合、ピアノは「伴奏」ではありません。対等な二重奏です。 正しいお辞儀のしかたは、2人で堂々とそろって頭を下げることです。ごくまれには、ピアノの人がチョコっとしかお辞儀をしないことがありますが、あれは間違いです。
- Ta595
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こんにちは。 まず,ソナタというのは,もともとは「ソナタ形式の楽章を含む独奏楽器のための曲」という意味ではありませんでした。ソナタとは単に器楽で演奏される曲(声楽の入っていない曲)という意味で,大勢の器楽奏者による合奏で演奏されるソナタも昔はたくさんありました。 なぜ現在私たちが知っている形が一般的になったかについては,あくまでも私の個人的な憶測ですが, 1.バロック時代の「独奏楽器(群)+通奏低音」という形のソナタが,古典派の時代になって「独奏楽器+和声的な伴奏」という形に整理・単純化された。 (バッハの無伴奏は通奏低音が省略された独奏楽器ソナタ,という例外的な形式のものだと思います) 2.「オブリガート(補助的な旋律)つきの鍵盤楽器ソナタ」のオブリガートが発展して「独奏楽器+鍵盤楽器」という形になった。 というふたつの流れがあるように思います。 --- 以下,もう少し細かく。 1.バロック時代(ヴィヴァルディ,ヘンデル,バッハなどの時代)の器楽曲の分野では,器楽奏者の技術向上などの背景の中で,多数の声部(旋律)が複雑に絡み合う音楽から,「少数の独奏楽器群+通奏低音」というソナタの形が確立されてきました。(2名の独奏と通奏低音という編成のトリオソナタという形式が有名ですね) ここで,通奏低音というのは,バロック音楽の最大の特徴のひとつで,ベースライン(低音部)を書いた楽譜を,オルガンやチェンバロなどの和音を出せる楽器が即興で和音をつけながら演奏する,というものです。 独奏と和音つきの低音,なんとなく今の形に近いですね。 実際には,通奏低音というのは,単なる伴奏以上の,音楽の土台あるいは旋律への対比(むしろ旋律が低音の動きへの対比であると考えるべきかもしれませんが)として,非常に大きな役割をもったものです。 これがバロック末期から古典派(ハイドンやモーツアルトなどの時代)にかけて,対比の劇的さよりも,シンプルな均整や旋律そのものの美しさが求められるようになり,「1名の独奏+和声楽器(ピアノなど)による伴奏」という形に整理・単純化されていったのかもしれません。 2.モーツアルトの初期の作品の中に,独奏楽器の種類が特定されておらず(ヴァイオリンかフルートかチェロ,だったと思います),しかも,そのパートは演奏されなくてもよい,という鍵盤楽器独奏ソナタがあり,ここでのヴァイオリンなどは鍵盤楽器の独奏を飾るただの「おまけ」でした。 モーツアルトの後期ヴァイオリンソナタあたりだと,ピアノ伴奏を伴ったヴァイオリン独奏というよりはヴァイオリンがくっついたピアノソナタである,という見方をする人もいらっしゃるようですね。 (余談ですが,ピアニストの内田光子さんによるモーツアルトのヴァイオリンソナタのCDジャケットは,ヴァイオリニストよりも内田さんの方がはるかに大きく写っています,笑) http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1086956 この,おまけであったヴァイオリン等の楽器の役割が大きくなっていったものが,現在の独奏+ピアノという形のソナタであるという考え方もあるように思います。 --- *学術的な根拠は特にない話であることは念のためお断りしておきます。 長文回答,失礼いたしました。
お礼
詳しい歴史的考察、ありがとうございました。参考に致します。
- 3131g
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回答ではありませんが、ヴァイオリン単独で演奏される曲もあります。バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータがそれです。
お礼
質問でも書きましたが、無伴奏のソナタがあることは、重々承知しております。
- myeyesonly
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こんにちは。 前の方もおっしゃってますが、単音の旋律だけで長時間聞かせられる曲や演奏を作るのはすごく大変だと思います。 私はフルートをやってるのでバッハの無伴奏フルートソナタを知ってますけど。 演奏する側からしても、無伴奏は音色や長い音譜の処理に至るまで非常にキツイものがあります。(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 無伴奏ソナタは、実はまだ聴いたことがないので、体験してみます。
お礼
華やか、確かに音楽では重要な要素ですのね。 理屈ではなく、そういうことことですか。納得です。 ありがとうございました。