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眼が見えずらい 光が散る
父親が1年前に仕事中、右目に木片をぶつけました。 腫れ、充血があり、病院に行ったら「網膜震盪症」と診断され、点眼液を処方されました。 自分なりに「網膜震盪症」について調べてみたところ、2~3週間程度で、見えづらさ等は治まるとあったのですが、1年たった今でも見えづらさは解消されてないらしく、また、ぶつけた方の眼で強い光を見ると放射線状に光が散るという症状もあるそうです。 眼圧に異常はないらしいです。 医者に異常はないと言われたらしいのですが、失明等の可能性を考えると不安です。 なにかご存知の方、教えてください。
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大阪府の眼科医です。 網膜震盪症の場合、確かに後遺障害なく治癒することがほとんどですが、まれに視力障害を残す場合があります。 どんな場合かといいますと、黄斑部という網膜の真ん中にある視力の重要部分にダメージがあった場合、網膜のさらに深い部分である脈絡膜の破裂、外傷性白内障、毛様小体断裂などです。(原因がわからないものもあります。) 上記の症状から考えられることは、外傷性白内障と毛様小体断裂が考えられます。外傷性白内障は眼科医がみてすぐわかるものと、経験がたりないと見落としてしまうようなものもあります。光が散ってみえるのは水晶体の層状混濁で光が散乱することでよくおこります。視力検査の数値が現時点で良好なら、手術などの必要はもう少し先になります。 あと毛様小体断裂をきたすと調節能力が低下します。これが起こると今まで見えていた距離が見えにくくなります。ピントが合いにくくなるからです。これは現時点ではどうすることもできません。あえていえばめがねを作り変えるぐらいです。 将来的な注意点としては、続発緑内障と白内障の進行、白内障手術時の合併症の誘発などが考えられます。 もしも将来白内障手術を受けられるならば、必ず外傷歴を申告するようにしてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 詳しく書いてくださったので、すごく心強いです。 さらに将来的なアドバイスまで、すごく助かりました。 >光が散ってみえるのは水晶体の層状混濁で光が散乱することでよくおこります。 父はこの症状をいちばん気にしていたので早速明日、教えてあげようと思います。 ありがとうございました