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夢枕獏の書く『陰陽師』
彼の書く本にでてくる安倍清明は冷静沈着もう一人の源博雅は清明と正反対のキャラ。 個人的には、博雅ファンなんです。 夢枕獏さんの描く清明と博雅って読んでいてもとってもいい感じの二人です。 異性から見ても、こんな男同士の付き合いができる二人をうらやましくおもえます。 二人が酒を酌み交わすシ-ンがこれまたいいんですよね。 女同士が酒を酌み交わしても絵になんないしね。 男が男に惚れるってことあるんでしょうね~? この本を読んでると男同士の友情がちらほらみえてくるんです。 女同士の友情とは一味も二味もちがっているので興味深いです。 安倍清明って本当はどんな人だったんでしょうか? 同じく源博雅もどんな人だったんだろうか? 小説でない彼らのことを少しきかせてもらえませんか?
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シリーズはすべて読んでいます。他に谷恒生のシリーズもありますが、獏さんの清明はとてもよいですね。 両人とも実在の人物だとされています。平安時代、清明は陰陽寮の天文博士で官位は正七位下、後年には従四位下の殿上人となるとあります。これは、他の文献から藤原道長などのつき合いがあったためか、非常に優れた人であったのでしょう。私見ですが、彼は冷静・沈着で観察力・洞察力に優れ、他人の心を読むのが大変上手かった。しかも、催眠術をかけることができた。もちろん、当時の最高の教養を身につけていたのでしょう。そうでなければ、いろいろな物語に奇伝的に登場するはずがないでしょう。芦屋道満との戦いは後の講釈師が作ったものなのですが、ある程度その素養がなくてはこれも生まれないでしょう。 源博雅は天皇の孫、官位従三位、非常に優れた音楽家であったことは事実でしょう。物語の中よりも、当時の貴族と同様に、女性の出入りがあって当然の人物だと思います。また、官位から清明とのつき合いが果たしてあったのかはかなり疑問ですね。 でも、物語中の二人はものすごくいい。どちらが欠けてもダメ。博雅の純真さが清明の冷静を引き立たせ、清明の術が博雅の雅の姿を増幅していると思います。 獏さんのこれからに期待して、でも、もう少し速く書いてほしいですね。続巻を待っています。
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- yukino369
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昨日のイメージCDの件の追加情報です。 下記がそのサイトのアドレスです。 視聴もできるそうです。 あくまで音楽でのイメージなので、 誰かが晴明さまの声をやってるとかではないので、 ご安心を(笑) ちなみに岡野玲子さんのサイトからもリンクしてますが。 http://www.najanaja.co.jp/index.html
お礼
度重なるレスありがとうございます。 さっそくあとで、そのサイトをのぞかしてもらいます。 試聴できるなんて、とてもありがたいですね。 『サンキュ-☆Chu!』です~♪
- yukino369
- ベストアンサー率28% (2/7)
私も「陰陽師」の大ファンで、晴明さま大好きなんですが、 やはりlittlekissさん同様、博雅ファンでもあります。 「陰陽師」はイメージCDも出てますよ。 博雅が作ったとされている曲とかも聞けます。 晴明さま関連おすすめのサイトは 桔梗庵さんとこ http://www.geocities.co.jp/HeartLand/1608/ はるあきらさんとこ http://homepage1.nifty.com/haruakira/ はるあきらさんとこは、メールマガジンやメーリングリストもあります。 でもどちらも、「陰陽師」の作品というより、 「陰陽師としての安倍晴明さま」や「陰陽道」に関するものなので、 ちょっとマニアックかも。
お礼
アドバイスありがとうございます。 イメ-ジCDなんてあるんですね。 どんな曲がながれてくるんだろう~~~??? 聞いてみたいような~・・・・聞かずにイメ-ジしてるだけなほうがいいのかと ちょっと悩むところです。 ほら、漫画なんかでも本で読んでいるのとアニメ化されてTVで放映されると キャラクタの声が漫画を読んで自分でイメ-ジしてるのと違ってて・・・ガッカリ。 なんてことあるからね・・・ 聴いてみたい想いは強いもののちょっとためらうところです。 しかし、あるんですね。 私やあなたのように清明&博雅ファンていっぱいいるんですね。 本がたくさん売れていることを考えれば、読者もそれだけいるっていうことですから 当然といえば当然のことなんですよね。 恋敵わんさかいるんだ~!!キャ~たいへん―☆ ちょっと、知りたかったことも教えてもらえて感謝です!『ありがとう~♪』
- nonkun
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博雅に恋してますか。 いいですね~。不器用な朴念仁(失礼)って結構もてるのですよね~。世の男どもも参考にして欲しいわ。 私はやはり晴明の考え方に興味があります。なんてたってセミプロ占い師&自称恋愛相談専門家なので、依頼者に対する心の持ち方も参考になります。 でも、獏さんって結構いい加減な調査で書いているのですが、それが逆にいい味を出してますね。 私は獏さんの本を前にたまたま買ってよかったので、獏さんの本をまた買ったら「陰陽師」だったのです。 #もっともこの2冊の間には10年近いブランクがあるが。(^^; あと、安部晴明占いという本が出てますが、動物占いのルーツだという話もありますね。 私は大抵littlekissさんの質問に答えた後はすぐに寝ているので大丈夫ですよ~。 でも、心配ありがとね~。
お礼
nonkun~♪おはよう―☆ 度重なるレスありがとねぇ~♪『サンキュ-☆』 上で他の人が教えてくれてたけど、イメ-ジCDなるものも実際あるんだって。 すごいよねぇ~何百年も昔に作られた曲が、一つの音楽として今聴けるなんて。 バッハやショパンやモ-ツアルト・・・etc。 外国の人の作った曲は、難なく日常で耳にすることおおいけどそんな風にとらえては聴かないしね。 日本人なのに日本で昔に作られた曲をみみにすることあんまりないね。 きっと、素敵な曲もたくさんあったんだろうね。 想いだけが、膨らみますよ・・・・・ 朴念仁の不器用な男性って好きなタイプの一人ですね。 男性に魅力を感じる時、決断力と行動力の意志の強さを併せ持った人にも 惹かれますが・・・・ 女心がわかっているのかわかっていないのかよくわからない不器用な人っていますよね。 口下手で自分の興味のあることには他もびっくりするほどの根のつめようなのに・・・ こと女性に関してはからっきし自分を出せない。面白味にかけるぐらい真面目で実直。 内面にもつ情熱はすごく熱いのに上手く表現できない人っていますよね。 こういうタイプも好きなんですよね。 不器用がゆえに一生懸命さがよくつたわってくるからね。 朴念仁といわれる人が発する言葉の裏には、一つの言葉の後ろに深い深い想いがあったりするからね。 深い愛情をかんじますね。 あれ~???なんかいつのまにか、あたしの恋愛感を述べちゃいましたね~? ごめん。またまたトンチンカンモ-ドです・・・・おゆるしあれ~☆ では、このへんで・・・・チャオ!
- nonkun
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こんばんは~、nonkunです~。 実は私もファンですよ!! 夢枕獏さんの小説もいいし、岡野玲子さんの漫画もいい! ・・・本題に入ります。 安部晴明についての文献は残念ながらほとんど残っておらず、正史に登場するのは57歳(推定)のときです。そして藤原道長に重用されていたとの記録だけで、あとは小説にあるような悪用退治の伝説だけです。 源博雅は醍醐天皇の第一皇子・克明(よしあきら)親王の息子です。雅楽家として名を馳せていたのは確かのようで、「長竹譜」を残し、博雅が横笛曲の譜面を集めた「博雅笛譜」は現存する最古の笛譜集と言われています。 また、内裏歌合戦では和歌を読み上げる大役をするが、読み間違える失敗が記録に残されており、小説中の人物像に近いものがあるようです。 また小説のエピソードもほとんどが「今昔物語集」等の昔の説話をもとに作られています。 安部晴明と源博雅が友人であったとの記録はありません。 しかし、吉凶を占う陰陽師に天皇が非公式な用を依頼するときには天皇の血を引き、臣下の列に加わっている博雅が伝言役であったとしてもおかしくはありません。
お礼
nonkun今夜は、寝不足になってませんかぁ~? 夜な夜なご回答ありがとうね~♪ 岡野玲子さんの漫画も獏さんの本を読んでから買い揃えてしまいましたよ。 いいですね、彼女の描く清明も博雅も・・・博雅のすっとんきょうな顔になるとき ちょっと手抜きかと・・・? 何気に本屋さんに立ち寄ったとき手にしたのが、獏さんの『陰陽師』の一冊の単行本。 時間つぶしに買ったつもりが、読むにつれ面白くって。 ところどころに獏さんのおおざっぱな面も見え隠れしてて、興味そそられました。 それからです、獏さんの書くこのシリ-ズを書店にいって全部買っちゃいました。 面白くってすぐ読み終えちゃうんです。 何度も読み返してしまいます。 獏さんの本に出てくる博雅に実は、恋しちゃったんです。エヘッ・・・ この本に出会うまで、『陰陽師』を題材にしたのがこんなにたくさんでてるの知りませんでした。 いろんな方が書いてられますね。 チョコチョコ目を通してはみるんですが、獏さんの書いてるものが一番好きです。 博雅笛譜なんて残ってるんですか?聴いて見たいなぁ~
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに獏さんにもう少し早く書いてほしいですね。私もそう思って心待ちにしている一人です。 『生成り姫』のなかで博雅と徳子姫の会話で・・・・ 「徳子殿。あるのだよ。泣こうが、苦しもうが、どんなに切なかろうが、どんなに焦がれようが、 どれほどに想いをかけようが、戻らぬ人のこころはあるのだよ・・・」 「わかっております。みんなわかっております。けれど、ああ、わかっていても人は鬼になるものでございます。 憎しみや哀しみを癒すどのような法もこの人の世にない時、もはや、人は鬼になるしか術がないのでございます。なりとうて鬼になるのではないのです。それしか術のない時、人は鬼になるのでございます。」 ↑徳子姫のこの台詞。 人の心に『鬼』が棲んでいることをいっているのかなぁ~? ここらへんの博雅と徳子姫のやりとりとっても切なかったよ。 『生成り姫』は、なかでもグ-っときた作品でした。