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夢枕獏の書く『陰陽師』
彼の書く本にでてくる安倍清明は冷静沈着もう一人の源博雅は清明と正反対のキャラ。 個人的には、博雅ファンなんです。 夢枕獏さんの描く清明と博雅って読んでいてもとってもいい感じの二人です。 異性から見ても、こんな男同士の付き合いができる二人をうらやましくおもえます。 二人が酒を酌み交わすシ-ンがこれまたいいんですよね。 女同士が酒を酌み交わしても絵になんないしね。 男が男に惚れるってことあるんでしょうね~? この本を読んでると男同士の友情がちらほらみえてくるんです。 女同士の友情とは一味も二味もちがっているので興味深いです。 安倍清明って本当はどんな人だったんでしょうか? 同じく源博雅もどんな人だったんだろうか? 小説でない彼らのことを少しきかせてもらえませんか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに獏さんにもう少し早く書いてほしいですね。私もそう思って心待ちにしている一人です。 『生成り姫』のなかで博雅と徳子姫の会話で・・・・ 「徳子殿。あるのだよ。泣こうが、苦しもうが、どんなに切なかろうが、どんなに焦がれようが、 どれほどに想いをかけようが、戻らぬ人のこころはあるのだよ・・・」 「わかっております。みんなわかっております。けれど、ああ、わかっていても人は鬼になるものでございます。 憎しみや哀しみを癒すどのような法もこの人の世にない時、もはや、人は鬼になるしか術がないのでございます。なりとうて鬼になるのではないのです。それしか術のない時、人は鬼になるのでございます。」 ↑徳子姫のこの台詞。 人の心に『鬼』が棲んでいることをいっているのかなぁ~? ここらへんの博雅と徳子姫のやりとりとっても切なかったよ。 『生成り姫』は、なかでもグ-っときた作品でした。