No.1の方のご紹介の参照サイトに詳細が述べられていますので、繰り返しませんが、この「講談倶楽部」は現在わが国1,2位を争う大出版社「講談社」の名前の由来となったものであり、同社にとっても日本の出版の歴史上でも忘れられない雑誌です。
戦後は国民の知的水準の向上により、次第に普通の大衆小説の雑誌に変貌し、「講談倶楽部賞」を設置して新人作家の発掘にも貢献しました。そしてその終末期の最大の功績は当時無名作家であった司馬遼太郎さんを世に送り出した事だと思います。
雑誌名が内容とそぐわなくなった昭和30年代ついに廃刊することになり、その後継として改題のような形で創刊されたのが現在も刊行されている「小説現代」という雑誌です。
お礼
ありがとうございました。実は大好きな小説の初出がこの雑誌だったことを知り、興味を持った次第です。松本清張氏の「投影」という短編です。