手っ取り早く言うと、劣性遺伝子の発現確率が高くなると言うことです。
血液型の例ではA=B>Oの順で優性劣性が決まっています。
なので、AA=A型 AO=A型 BB=B型 BO=B型 AB=AB型 OO=O型と判断され、O型になるためにはO因子を両親から受け継がなくてはなりません。
一方、AやBの場合、両親どちらか一方からでも受け継いでいればAやBになるわけです。
つまり、単純計算で劣性であるO型は生まれにくいわけです。
これが血液型のように、どの血液型でも身体特徴的に有利不利がないものならいいのですが、そうでないものも当然あります。
癌になりやすい家計なんてのはその例ですね。
これが仮に劣性遺伝であれば、癌になりにくい優性遺伝の遺伝子を持つ配偶者との間の子供なら、子供は癌になりにくい体質を受け継ぐ確率が高くなります。
ところが、癌になりやすい劣性遺伝子を持ったもの同士で結婚すると、その劣性遺伝子を二つとも受け継いで発現してしまうわけです。
血が近いということは、そのほかの遺伝子も似通ってるということなので、そういった良くない遺伝が出てくる可能性が高くなると言うことです。
当然その逆もあり、普通は出ないような超人が出る可能性もあるにはあります。
劣性遺伝が必ずしも悪いものと言うわけではありませんので。