野球規則に、
10・14 次の場合には、失策を記録しない。
(c) 野手が、併殺または三重殺を企てた場合、その最後のアウトをとろうとした送球が悪球となったときは、このような悪送球をした野手には失策を記録しない。ただし、その悪送球のために、いずれかの走者が余分な塁に進んだときには、このような悪送球をした野手に失策を記録する。
と書いてあります。
要は、併殺を狙った時に、2個目のアウトを狙った送球が悪送球となり併殺を果たせなくともエラーにはならないということです。
ただし、その悪送球で余計な進塁を許した時にはエラーが付きます。
また、最初のアウトは、塁を踏んだか、タッチしたかの区別は書かれておらず、併殺を狙った場合としか書かれていませんから、ご質問の何れの場合もこれに該当します。
したがって、ご質問のケースの二つ目についても、エラーが付かないのが正しく、そのゲームの記録の付け方が間違っていると言えます。
ちなみに、2個目のアウトを取るべく好送球を、受ける側が落球したことによりランナーを生かした場合には、受ける側にエラーが付きます。
10・14(c)の【付記】に次のように書かれているからです。
併殺または三重殺のとき、最後のアウトに対する好送球を野手が落としたときには、その野手には失策を記録し、好送球をした野手には補殺を与える。
お礼
なるほどゲームの作りが甘かったわけですか。三重殺失敗してエラーした選手がいたら笑われそうですね。ご回答ありがとうございました。