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生理の質が変わってきた!30歳女性の症状と原因は?
- 生理の質が変わってきており、年齢の影響なのか病気なのかわからず不安になっています。
- 経血の量が減り、色も暗赤色に変わりました。生理周期も長くなり、生理の始まりも不安定です。
- 避妊はしっかり行っており、基礎体温も測っていません。似た経験をした方や専門家の意見を聞きたいです。
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こんにちは。 そうですね、自然な現象といえばそうでしょうね。ま、老化です(^_^;) 老化という言葉が良くないなら、ホルモン的に「落ち着いてきてしまった」わけで、要するに「生殖年齢のピークを過ぎてきた」ということです。ただ、ピークを過ぎたからと言って生殖できないということではないので、心配しすぎないでくださいね。 (1)、(2)、(3)と分けて具体的に書いて頂いたのですが、これは全部一連の原因と言えます。 まず、経血の質・量について。経血の元は子宮内膜です。子宮内膜は生理が終わった直後から少しずつまた厚みを増して行きます。子宮内膜に作用して厚くするホルモンを「卵胞ホルモン」と言います。卵胞ホルモンは、その名の通り「卵胞」から分泌されます。 卵胞というのは卵子の入った袋で、これも生理が終わった頃から次第に成長を始め、排卵期には直径20mm前後になって排卵します。卵胞が大きく育ち成熟すればするほど卵胞ホルモンを多く分泌しますから、子宮内膜も厚くなるわけですね。 十分に育った卵胞から成熟した卵子が排卵されると、空っぽになった卵胞には「黄体」というものが出来ます。この黄体からは「黄体ホルモン」が分泌され、卵胞ホルモンの作用で厚くなった子宮内膜に働き、受精卵が着床しやすいように整えます。十分に黄体ホルモンが働いている子宮内膜は質的にも良く安定していて、受精卵が着床(妊娠)しなくても排卵から約2週間は剥がれません。排卵から2週間経つと「黄体」の寿命は尽き、子宮内膜を安定させていた黄体ホルモンの分泌も止まるので剥がれ落ち、体外に出ると経血となります。 ここまではご理解頂けたでしょうか? さて。女性も30歳を過ぎますとホルモン分泌的にもピークを過ぎます。溢れるほど(語弊がありますが解りやすくいえば、です)だった卵胞ホルモンの分泌も落ち着いてきて、内膜への作用も少し減少します。「排卵の勢いが少し弱まる」と言うのが適当かと思います。そうすると排卵後にできる黄体も少し弱くなり、黄体ホルモンの分泌も減少→内膜への作用も弱まり、排卵から次の生理までの(黄体期)のラストの方ではちょっとガス欠気味になり、若干早めにすこーし不安定になり出血が始まってしまったりします。つまり、本格的な出血の始まる3日前からの出血は実はまだ前の周期の黄体期なのですよ。 と、ここまでで(1)と(3)の原因をお話しました。では(2)についてはどうでしょうか? 上の方で「卵胞は生理が終わった頃から次第に成長を始め、排卵期には直径20mm前後になって排卵します」と書きました。生理が来たらまた次の排卵に向けて卵胞を育てるスイッチを入れるのは脳から出る「FSH」というホルモンなのですが、卵巣が年を取ってくると次第にFSHの刺激に反応が悪くなり、なかなかスイッチが入らなくなります。なかなかスイッチが入らないと次の卵胞の成長の始まりが遅れ、排卵までに時間がかかるようになります。もっともっと卵巣の反応が悪くなると(老化すると)脳は常に大量のFSHで卵巣を刺激し続ける結果となり、逆に卵巣は急いで未熟な卵を排卵してしまうので生理周期がどんどん短くなったりもします。 これで(1)(2)(3)全ての理由をお話したのですが、慌てないで頂きたいのは、このような現象は必ずしも加齢の影響だけではなく若い女の子(笑)にも一時的に起こることもあるということです。また、そういった一時的なホルモン分泌の不調であっても加齢の影響であっても、これが即ち婦人病であるとか健康上の大きな問題になるとかということはありません。唯一、赤ちゃんが欲しいのになかなかできない...という場合に於いてのみ、ちょっとした投薬で改善可能なものだということを付け加えておきますね。 あと、婦人科は基礎体温データがなくても話にならないこともないですが、試しにしばらく基礎体温を付けてみられることはお勧めしたいと思います。特に(2)と(3)は基礎体温を付けることによって「ハハーン!」と思われることでしょうからね。そしてまた婦人科受診は、自覚症状があってもなくても年に一度くらいは定期検診に行かれることをお勧めしたいと思います。
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- sumiregumi
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老化現象で、ホルモンのバランスが崩れてきてるのだと思います。 でも、30歳というのは早すぎますね。 書かれているような症状のうち、老化現象だと普通は生理周期が短くなるので、そこだけがちょっと違いますが、でもこれって40歳過ぎてからが一般的ですから、病気でなくてもやはり一度病院で診察された方がいいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 老化!それは困った(苦笑)。ただ、老化なのかどうかはともかくとして、ホルモンバランスが崩れる要因は幾つか思い当たります。 ここ1年のあいだに凄まじい勢いで職場の同僚が辞めており、環境的にかなりしんどくなっていること、またプライベートでは先月引越しをしたばかりなこと。公私ともにストレスが溜まっており、それも関係しているかもしれないなと思いました。 婦人科、ほんとうに行ったほうがいいようですね。
- mikan4932
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基礎体温を測って無くても、診てもらえますよ。 婦人科に言ってみたらいいと思います。 自然な事と診断されれば、安心できますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 基礎体温データなしでも婦人科で診てもらえるのは知りませんでした。 折をみて行ってみようと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 とても丁寧な解説で、たいへん参考になりました。 今のところ子どもについては考えていないのですが、病気の可能性を心配していたので、「自然のなりゆき」と知って安心しました。 とはいえ、婦人科検診は(年齢的にも)とても大事だということも皆さんのアドバイスから痛感いたしましたので、定期的に行おうと思います。