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匿名性の無いインターネット(長文)

最近はブログの炎上や、掲示板の誹謗中傷などが問題になることがあります。そこで、もし法律でインターネットを利用する人すべてに公的なIDの取得(免許のようなもの)が法律で義務づけられたとしたら(匿名性がなくなる)、どのようなメリット、デメリットがあるでしょうか? ※ただし、ここで言うIDは個人が個人を特定できるものでは無いとします。運転免許のようなものと仮定。言論を統制するような法律は付随しないものとします。基本的に現在のネット状況と同じ。ただし、一人につきひとつのHN(ハンドルネーム)しか使うことができない。つまり名無しは存在しなくなる。 個人的な考えとしては、 メリット→名誉毀損、著作権法違反などの起訴がしやすくなる?      ごく一部の犯罪が減る可能性がある?      荒らし行為などで精神疾患になる人が減少する      年齢制限などを設けることができる デメリット→ビビって書き込みをしなくなることによって、個人の議論の場が減る?        などと色々考えてみたのですが、実際に免許制にしても今と何も変わらないんじゃないでしょうか?総じて言うならインターネット上の活気が失われる可能性がある、ということくらいでしょうか?情報も充分集めることができるでしょうし、実りある議論の場も設けることができます。むしろ自作自演などが無くなり、簡潔な議論が出来るようになりませんか? ぜひとも皆さんのご意見をお聞かせください。可能であれば、免許制に賛成か、反対か、の回答もいただけると助かります^^

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tewpi
  • ベストアンサー率36% (255/707)
回答No.3

質問者さんが法律について詳しい方かどうかは存じませんが、一般の閲覧者にも分かりやすいように、極力専門用語を使わず回答します。 よく「表現の自由」って言いますよね。あれを規定してるのはご存知のとおり、日本国憲法です。 ところで、A県の条例はA県内の行為を対象としてます。 A高校の校則は、A高校の生徒を対象としてます。 日本の刑法は、もちろん日本国内での行為を対象としてますね。 では、日本国憲法は誰を対象としているかをご存知で無い方は、すごく多いのです。 そもそも憲法(近代憲法)というのは、その当初の発生からして「国」や「権力者」を取り締まる(この用語は正確ではありませんが)ためのものなのです。 つまり憲法が「表現の自由を規制してはいけませんよ」と言ってる相手は、国民ではなく、権力者なんですね。 だから、A君の発言に対し、B君が「おい、A。お前うるせえぞ」と規制した際、A君が「なんだよ、表現の自由をじゃないか。B、おまえ憲法違反だぞ」って言い方は、実は正確ではないのです。 (これは、憲法違反でなく、刑法の強要罪の問題になります) この「権力による表現の自由に対する抑圧を認めない」ってとこが、歴史上の反省からも、実は一番の重要なポイントなんですね。 つまり、誤解を恐れず極端にひらったく言うと、憲法の価値において、一私人である他人の悪口を規制するだとか、芸能人・有名人のブログが炎上するなんてのは大した問題じゃ無いんですよ。 問題は対権力なんです。 これは現代、権力によるあからさまな表現の自由に対する抑圧が少ない、現代日本に生きていると実感しづらいのですが、これが水と空気のように当たり前に認めらているという恩恵は、実はとてつもなく貴重なことなのです。 分かりやすいのは、中国や北朝鮮の現状です。 北朝鮮にもほんの少数ですが、反体制活動家が居ます。 それが、本当に文字通り「命をかけて」、金成日体制に対し批判を発表するという活動をしています。 ここにおいて、匿名性が認められるということが、それこそ文字通り「殺されない」ための担保になっているのが理解できますでしょうか? 中国の反体制活動家が「命をかけて」、世界に中国政府の不当さを訴えるために、インターネットというメディアの匿名性が、どれだけ有効な武器になっているか理解できるでしょうか? 日本においても同様です。 幸い日本においては、国や自治体、政治家という権力が国民に対し、表現の自由を抑圧する場面は少ないです。 しかし、インターネットの匿名性が、かつてはマスコミや大手出版社でさえその真実・実態を伝えることが出来なかった、アンタッチャブルな存在の批判を可能にしています。 具体的に言うと、在日韓国朝鮮団体、創価学会、同和団体などです。(これを憲法上「国家権力」に対し「社会的権力」と言います) 例えば、現在では多くの方が知りつつある、在日韓国・朝鮮人のほとんどが、実は「違法な強制連行」による結果ではなく、「合法な徴用」や「不法入国」の子孫であると、ネット普及以前にどれだけの人が知っていたでしょうか? 高名な憲法学者のセリフに「濫用が一切出来ない自由は、すでに自由ではない」という趣旨のものがあります。 また刑事訴訟法の金言に「100の有罪犯人を見逃してでも、一人の冤罪者を生んではいけない」というものもあります。 たしかに、匿名性の名のもとに、人の誹謗中傷がはびこる現状が良いというわけではありません。 しかし、匿名性の担保されたインターネットという存在の、この「匿名性」という大きなメリットは決して失ってはいけないのです。 それを失ったとき、いつしか我々は「安倍のアホ」とも「福嶋瑞穂ブス」とも言えなくなる社会に一歩踏み出すことになるのです。

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質問者

お礼

専門的な観点からの回答大変感謝致します◎ なるほど、確かに言論弾圧に対して匿名性は非常に大きな武器ですね。 しかし北朝鮮や中国、ロシアの活動家達は、命を懸けて告発しないと、自分たちが餓死する、あるい戦死してしまうわけです。それならば命を懸けるしかありませんよね?まして政府にばれたら殺されてしまいます。対権力だからこそ命を懸けているはずです。 果たして同じことが日本で言えるでしょうか?いま圧制によって命の危険に晒されている人たちが日本にどれだけいるでしょうか。免許制で"安部アホ"などと言ったら即逮捕、監禁になるでしょうか?名誉毀損になりますか?もしなるのならば言い方を考えればいいのです。安易に罵詈雑言ばかり並べることはただのストレス発散でしかありません。具体的に何が駄目なのか、気に入らないのかを責任を持って書くべきなのです。あるいは"氏ね"のような言葉を作ればいいのです。 それこそが本来の表現の自由のあり方だと思います。 匿名じゃないと何も発言できない、という人たちはそもそもストレス発散で無責任なことを書いている人たちではないでしょうか?本当に政府を糾弾しようと活動している人たちは恐れずに立ち向かうでしょう。イギリスで殺されたロシアの元スパイのように・・・。 逆を言えば、もし日本政府が本気で言論弾圧をしようと思えば匿名であろうが無かろうが各方面に全力で圧力をかけてくるでしょう。その場合、もちろん匿名と非匿名の場合では活動の差はあるでしょうが、そこで活動をやめるような人はやめればいいんです。そういう人たちは本気で活動する人たちにとって足かせになってしまうはずです。 しかし弾圧の可能性を考えれば、国に免許を任せることはできないと考え直しました。司法関係の機関に発行してもらうのがベストでしょうか・・・その辺はまだ思いつきません。 私が言いたいことは、言うこと、やること、全てに責任をもって欲しいということです。ネットという仮想現実の中では自分の行動がもたらす結果が見えず、罪も罪として認識されずに終わってしまうのです。その無責任さがネットユーザ、まして国民に浸透してしまうのは心配です。 その責任を自覚させる手段として、免許制はどうかな?という提案をさせていただいたわけです◎ 長文になってしまいましたが、実りある意見を頂きました。 ありがとうございます☆

その他の回答 (4)

  • aho0xff
  • ベストアンサー率12% (218/1771)
回答No.5

単純に考えれば、書き込みの文章だけで個人を判断し、ネットでの行動ではなくリアルな 行動を起こす可能性が高くなると思います。 嫌がらせにしろ、愛情表現にしろ・・・・そして相手は見えない。 書き込まなければ何者か分かりませんしね。 なので反対です。やるべきではありません。そもそも文章だけなら ネットで傷つくだけで済みます。

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質問者

お礼

個人的な意見ですが、免許制の導入によって、ブログの炎上のような嫌がらせがリアルな嫌がらせの行動に発展することはほとんどないと思います。なぜならば、そもそも荒らしが"匿名性"に裏打ちされた行動だからです。荒らしは、なにより対象人物に自分自身の情報が漏れることを恐れているはずです。 むしろ非匿名にも関わらず"荒らし"が"荒らし"を集め、覚悟を持って行動を起こしたときの方が恐ろしいです。 >ネットで傷つくだけで済みます。 程度の問題ですね。入院するまで心が病んでしまったら、それはリアルの"いじめ"と同じです。 回答ありがとうございました◎

  • school
  • ベストアンサー率17% (78/445)
回答No.4

大体匿名性が議論される理由は、言論統制や発言をチェックされる心配があるのでこういう議論がされるのです それに、ブログなどは誰かわからないから本音が書けるのに、誰かわかってしまったら本音は掛けないし、ブログにする意味がありません ですから、身元がばれた時や詮索されると言う心配がないという前提の話は無理があると思います もしその様な心配がなければ、このような議論は起きないと思います このまえNHKでもやっていましたが、すでにメールなどでは国のチェックや閲覧が簡単に出来る国もあるそうです でも、もし今日本でその様な事を許したとして、政府や警察を信用できますか 私はそういう組織が信用できないと言う事も、この問題を複雑にしていると思います 例えば警察の不祥事やこんな事をされたとブログに書いたとして、それをすぐにチェックされたとしたら、本音はブログには書けません 内部告発をしたとして、身元がばれたらそんな事をする人もいなくなります それに免許制度を作るとして、国が発行するのですか もし国の不祥事や警察や大企業の不祥事を書いたとして免許を取り上げられたら、誰も告発者がいなくなります ですから、免許制度などの匿名性の排除も反対です でも匿名を良いことに、ネット詐欺やオークションで詐欺を働く人がいるのも事実です ですから、どこからも干渉されない第三者機関を作る事は賛成です 政府や警察の閲覧も妥当性がなければ閲覧できないという条件なら、必要だと思うし賛成します

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質問者

お礼

>誰かわからないから本音が書けるのに・・・ そうですね、日本人はどうしても本音と建前を使い分ける習性がありますからね。アメリカなどでは半分以上の人が実名でネットを利用している統計もあるようです。逆にイギリスでは極めて少ないとか・・・ 匿名性の捉えかた、利用法については国民性が重要なファクターになっている気がします。 >組織が信用できないと言う事・・・ 確かにその通りです、政府権力の及ばない司法機関に発行してもらうのかいいかもしれません。 率直なご意見ありがとうございました◎

回答No.2

面白い質問ですね とりあえず免許制はびみょうに賛成かな(IDは個人が個人を特定できるものでは無いとする が絶対条件ですが) メリット 自分自身の言葉に責任をもつようになる。 中傷や意図的なデマを流す人が減る。 あまりいいかげんなことを言っているとその人自身の信用がなくなり不利益になる可能性がある。(そこまで調べる暇人がいるかどうかは別ですが・・) デメリット 友人に~のサイトで~って書き込んだんだよーとか言えない そこからHNがわかってしまうのでその友人にHNを調べられると全てのことがわかってしまう。IDと個人がネット上で調べられなくてもリアルでおしえてしまえば筒抜け。 同じようなことで上司に言わされ言論をチェックされる。 ネットで買い物時などに業者にHN=氏名が特定され名簿が売られる。昔にHNおしえた元恋人がネットでストーカー・・とかあるかも・・ 多少見にくくなるサイトとかもでてきそうですね。

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質問者

お礼

>ネットで買い物時などに業者にHN=氏名が特定され名簿が売られる。 これは不安ですね・・・市役所などに申請して、HNの変更が可能であることも必要ですね◎ストーカーを防ぐためにも必要だとおもいます☆ >自分自身の言葉に責任をもつようになる。 これは大変重要な要素ですね、責任を持って書くからこそ情報の信憑性も高くなる。 回答ありがとうございました^^

  • kamikazek
  • ベストアンサー率11% (284/2372)
回答No.1

根本を考えましょう。  住所・名前・電話番号書き込み欄に、 「電話番号」は記入しなかったら どれくらい重要なことでしょうか。 電話は法的に加入しなければなりませんか? 電話は任意ではないですか? 電話の進化が、ネットとかではないのでしょうか。 それらをふまえると ネット・ID・匿名・・などなどエトセトラ・・ これら全部「任意」ですよね。 一般の場合。 任意とは、自分の責任において ですよね。 そういうことです。

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質問者

お礼

ちょっと論点がずれていますが・・・ 各自の責任を明確にするための提案です 回答ありがとうございました◎

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