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連ドラの撮影スケジュールって

連ドラに出演している役者さんのブログを見ると、ストーリーの撮影を放映されるわずか5日前ぐらいにやっていたり、公式サイトを見ると、放映も中盤のころにエキストラを募ったりで結構過密なスケジュールなのか?と思いました。 映画なんかはクランクアップから半年後に上映ってことはザラだけど、TVの連ドラはすべて撮り終わってから放映、というパターンではないのですね。撮影と放映が結構ギリギリでマラソンしてる感じなのでしょうか?? ちなみにのだめカンタービレを例にこの質問してます^^;

質問者が選んだベストアンサー

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  • alidon
  • ベストアンサー率26% (292/1091)
回答No.1

危険なマラソンが多いです。 「今日中にこのシーンを撮らないと放送に間に合わない!」 とか 「特番で放送が一週間飛んで助かった・・・」 とか 「次の回の台本が完成しないけど、間に合わないから出来てる所だけでも撮影するか。。」 等などが溢れてます。 理由としては先ず制作局プロデューサーの姿勢に拠る所が大きいですね。 出演者を決める際に局としては成るべく話題性の有る俳優を起用したがります。が、当然そういった俳優はスケジュールが過密で、他の出演者や制作の状況とあわせる事が難しくなります。 また、台本も、最近特にそうですが完成までに要する時間がかかる様になりました。これもプロデューサーが主に台本の内容を決定しかねる自体が多くなったからです。 昔はプロデューサーとは、現場を経験し、物事の流れを熟知した人がなっていましたので、クオリティを保つ為と、放送に間に合わせる為にはどの程度の製作期間が必要か判断できた物でしたが、現在は全体的に若返っていると共に、コンピュータや交通事情の発達により、以前では間に合わなかったような撮影が何とか可能になったりした事を踏まえて、 「まあ、このくらいの台本の遅れはどうにでもなる」 や 「俳優を決定するのはギリギリでもいいだろう」 等の間違った認識を持つ人が増えた事にあります。 また、『この内容にはどの位の予算が必要か』と言ったプロデューサーとしての一番大事な判断がつかないといった事から、撮影直前に『制作費がかかり過ぎるから内容を変更する』等と言った下らない理由での撮影延期等もあります。 結果、放送までに余裕を持って完成させると言った事が難しいのが現状です。 また、世間の不景気、各放送局の失態に対する自粛などを原因として、制作費その物が下がっているので俳優、スタッフの拘束期間を極力減らすという体制も通常化していますので、撮影開始前の準備にかけられる時間が短くなり、結果間に合わずに撮入延期、必然的に放送ギリギリの仕上がり、と言った事例もますます増えています。 現状の日本の(海外はわかりませんが)テレビドラマの現状は、大いなる過ちによって構成され、また、堕落させられています。 その中で育つスタッフ・キャストは、大半がそのような体制に慣れてしまうので『作品の質』や『バランス』、或いは『仕事としての達成感』、『愛着』などは今後とも薄れてゆく一方でしょう。 その過程で失われてゆく『知識』や『技術』、また、『思い』も少なくありません。

noname#196322
質問者

お礼

素晴らしいご回答ありがとうございます。 非常にわかりやすく、また大変興味深い内容で、とても感心しました。 近年の連ドラ不調はそういった事情が絡んでいるのでしょうか・・・。やはり、作り手側の意気込みやそれに伴うことがすべて作品に現れ、人を惹きつけるかどうかを決定づけるのでしょうね。 TVだけでなく色々なことに通じると思いました。

その他の回答 (2)

noname#182464
noname#182464
回答No.3

テレビで、出演者が話しているのを聞くと、2話目をとっているくらいの所で、放送スタートくらいが一般的なのかな?でも、話の途中で、髪を切ったりすることもあったりで、いきなりラストの場面をとることもあるし、撮影は、前後しますね。私の会社の敷地で、エンジンの撮影をしていましたが、土曜にとって、次の月曜に放送されていました。話ごとの最後の撮影になると、2日前ってのはあるようですね。

noname#196322
質問者

お礼

凄まじいですね・・・・撮影の二日後に放送ですか! 編集なんかは、まさに徹夜作業なのでしょうね・・・。 常にきりきり舞い状態なのが連ドラ撮影の裏側なんですね。 ありがとうございました。

noname#37394
noname#37394
回答No.2

ドラマ制作について知っている話しを書きます。 ご参考になれば幸いです。 現在の連続ドラマは一にも二にも視聴率が命です。 視聴率があまりに低迷していると 予定完結話に至る前にあえなく終了…… なんてことも珍しくありません。 最近の例では、例えば「下北サンデーズ」「レガッタ」などです。 http://www.narinari.com/Nd/2006096425.html?xml また、以下は聞いた話ですが 数年前 「アットホーム・ダット」という連続ドラマがありました。 このドラマでは第9話の脚本制作中に 視聴率の好調さゆえに スペシャル版を作ろうという話しになったそうです。 でも、人気者の出演者を再度集めるのは困難なので 最終話の撮影終了後、スペシャル版も続けて 撮影してしまったそうです。 よって、脚本家は本来なら最終話までの執筆予定だった期間内に スペシャル版の分まで執筆せざるを得なくなったそうです。 これが現代日本におけるTVドラマ制作の現状だと思います。 日本のTVドラマが果たして こういう「やっつけ仕事」のままでいいのか??? と大いに疑問に思います。

noname#196322
質問者

お礼

TVドラマの世界は厳しいですね。 視聴率ありきになってしまうのは、スポンサーがいる以上仕方ない面もありますが、そのせいで中身の質が落ちてしまったら元も子もないですよね。

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