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鬱病の処方薬の効果が実感できず2ヶ月経ちます
鬱病と診断され病休2ヶ月経ちます。 薬を替えてもらいながらも、効果が全く感じられません。 医療費も薬代もバカにならず、まもなく復職の期限がやってきます。 薬を飲み続けることに疑問を感じます。 飲まなくたって症状は同じではないかと。 今まで改善された方に伺います。 どのくらいの期間がかかりましたか? 効果はどのように実感できたのでしょうか? そもそも鬱病が薬で治るというのがピンときません。 回答お願い致します。
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うつ病で休職中の者です。 >そもそも鬱病が薬で治るというのがピンときません。 うつ病は精神・心の病気です。では、心がどこにあるかと言えば脳です。 そして、精神疾患一般がなんらかの形で脳になんらかの異常を来している病気と考えられます。 現在、(典型的な)うつ病はセロトニン不足仮説(モノアミン仮説)というので説明されています。 セロトニンというのは脳の神経伝達物質の一つです。 セロトニン神経系という脳内の神経細胞が「自律的」に一定のパルスを出しています。このパルスは、 朝起きると同時に活発になり、就寝時には落ち着きます。そのような形で人間の覚醒状態を制御して います。(時計の振り子だと思ってください。) セロトニンが不足すると、このパルスの伝達が不充分になり、脳の活動が鈍ります。 朝の目覚めが悪くなり、倦怠感に感じます。(時計の振り子の振りが悪くなっていると考えてください。) これに対して薬を投与する事で、セロトニンの不足状態を解消して、パルスの伝達をスムースにする のが抗うつ剤による治療です。 現在の抗うつ剤では直接セロトニンの量を増やす事はできません。セロトニンが代謝されて使用できる 量が減らない様に、再取込みを阻害して、使用できるセロトニンの量を局所的に増えたようにするのが 抗うつ剤の作用です。 因みに、抗うつ剤には、以下のようなものがあります。 ○MAO阻害剤 セロトニンを含めた神経伝達物質をモノアミンといいます。これをモノアミン酸化酵素は酸化する 事で、モノアミン神経伝達物質を減少させます。 この酵素働きを阻害することによってうつ状態を改善します。 副作用により扱いにくく、現在はほとんど使われません。 ○三環系抗うつ剤 ベンゼン環が3つある事からこの名前があります。 セロトニン、ノルアドレナリンの再取込みを阻害する事で、酸化されてしまうこれらの神経伝達 物質の量を局所的に増やします。 ただし、選択性が他の抗うつ剤より低く(その分効果が大きい)、副作用が強くでるので、身体 的困難を伴います。 ○四環系抗うつ剤 ベンゼン環が4つある事からこの名前があります。 三環系抗うつ薬よりも副作用が少なく、即効性の面でも優れています。 不安や焦慮を鎮める効果が高いということがあげられます。 ○SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害剤) 選択的で強力にセロトニンの再取込みを阻害します。それにより酸化されてしまうセロトニンを 減らし、使用できるセロトニンの量を局所的に増やします。 また、三環系抗うつ剤、四環系抗うつ剤より副作用が少ない事も特徴です。 ○SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害剤) 選択的で強力にセロトニンとノルアドレナリンの再取込みを阻害します。それにより酸化されて しまうセロトニンとノルアドレナリンを減らし、使用できるセロトニンとノルアドレナリンの量を 局所的に増やします。 >どのくらいの期間がかかりましたか? >効果はどのように実感できたのでしょうか? わたしはSNRI(トレドミン)を処方されて、抑うつ感がなくなったのは一週間ぐらいです。 この薬は、第四世代の抗うつ剤といわれ、抑うつ状態を普通の状態より更に引き上げる効果が あるそうです。この薬はSNRIですが、通常薬剤の治験は四段階あって、認可された以上、 三段階はクリアしてます。市販後の治験は四段階目ですが、治験データが少ないということは ないと思います。 その後、睡眠障害がなおるのに一年以上、途中でSSRI(デプロメール)に薬を変えました。 わたしの場合、やる気はなかなかでてきません。別の薬を追加してもらっています。 最後に、薬が効かないという点について、私見を述べさせてください。 (典型的な)うつ病は前述の通り、セロトニン不足仮説が説明がつけられています。 しかし、うつ病的症状は、精神疾患全般に渡ってなにかしら現れます。 そういう意味では、うつ病は一つの病気というよりうつ症候群といった方があっているように思い ます。そして、その原因もセロトニン仮説だけでなく様々だと思います。 一方で、精神科医の先生は、これらの病気を問診だけで判断します。もちろんそれぞれ特徴的な 症状がでているのではあれば、診断は簡単なのだと思います。 しかし、それが現れてないない場合は、判断を誤るかも知れません。 (例:仮面うつ病:本当はうつ病だが、うつ病あるいはうつ状態が、身体の症状で隠されるもの) つまり、効果のない薬を処方され続ける事もあると思います。 その点では、自分の症状の申告は正確で厳密にする事も必要です。 (わたしは日常生活で記録を取って、気になる症状があると書き留めています。それを診察の時に 先生に提示しています。) それが、適切な治療や薬剤を引き出す糸口です。 医師は「治す手助け」をするだけですから、自らが「治す」事にできるだけの事をする必要があり ます。 それから、セカンド・オピニオンも活用してみてください。わたしはしませんでしたが、多角的に 診断を受けて、本当の病気をはなにかを判断する事を必要だと思います。
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- k1o2p1u7
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#1です。 はい、私は半年休職しました。 初めの3か月間は、いろいろな薬を試していただきました。 すっきり感や熟睡は3ヶ月目からです。 そして4ヶ月目から量を減らしていって、 半年後に復職しました。 復職しても、すぐに完全復帰ではなく、 初めは、2時間程度の短時間勤務から 慣らしていきました。 職場に理解を求めていくことも大切です。 大変でしょうけど。
お礼
ありがとうございます。 >>職場に理解を求めていくことも大切です。 そうなんですよね。元々良好な人間関係の気づけていない職場だけに(毎日の激務で全員気が立っている)、復帰後のことを考えるだけで鬱がひどくなります。
#2です。 私自身は何度か休職-復職を繰り返しています。合計で2年弱休職したでしょうか? 最後の休職をあけてから、薬(デプロメール)を飲みながら会社に言っていたのですが、どうもすっきりしなかったので、栄養療法に切り替えるとともに薬を止めました。今は心療内科には通っていません。東京の栄養療法を中心にやっているところで、サプリによる治療を続けています。 1ヶ月ほど抗うつ剤の離脱症状(禁断症状)に苦しめられましたが、今は楽になり会社に通っています。 抗うつ剤には大別して三環系・四環系・SSRI・SNRIがあります。 まれにうつ病に対して精神刺激剤(リタリンなど)を処方する医師がいるようですが、一般的ではありません。 抗うつ剤の中でも三環系(アナフラニールなど)や四環系(アモキサンなど)は、古典的に使用されている薬で、治験データも豊富なのですが、便秘や口渇などの副作用がひどく、最近では敬遠される傾向が高いようです。ですが、一部の医師は愛用しています。 最近最も使用されるのはSSRIです。代表的なのはパキシル・デプロメール(ルボックス)です。初診でパキシル・デプロメールを処方されることも多いようです。これらの薬は、便秘・口渇などの副作用は少ないのですが、精力減退・鬱症状・自殺などの副作用が上げられているため、最近では危険視している人もいます。が、医師に対する人気は依然として高いです。鬱で通院中の人の10人中8人はこの薬を飲んでいると思われます。 あと、SNRI(デジレルなど)というのがあります。最も新しい薬で、治験データが少ないためか、あまり使われていないようです。SSRIで効果が出なかった患者に、セカンドチョイスとして処方されることが多いと思います。 上記にあげた以外にもたくさん抗うつ剤はあります。抗うつ剤に分類されませんが、抗うつ作用のあるドグマチールという薬もあります。作用は弱めですが、副作用もあまりないので、軽度の鬱には良く使われるようです。食欲を出す効果もあるので、食欲不振の患者には一石二鳥になることもあります。
お礼
ありがとうございます。 初期の頃トレドミン、現在はパキシル、スピルリド「アメル」、レキソタン、あとハルシオン、ロンフルマンを飲んでます。 夜はよく眠れないかわりに日中猛烈に眠いです。
- pontamana
- ベストアンサー率36% (357/967)
一般的にうつ病と診断される場合はストレスが原因ですが、元をたどると性格などに起因する可能性が高いので期間が長くなる(一生の付き合いと言ってる人もいますね)のです。 原因が明確にわかっている場合は早期に改善される場合もありますよ。 ただ、薬の役割をきちんと認識し、自分自身がうつをどう受け入れ、どう対処していくかが今後重要になってくると思います。 ただ、休むだけでは本当に一時しのぎにしかならないのです。 あまり悲観せず、受け入れて立ち向かいましょう。 #4でした。
お礼
ありがとうございます。 私の場合は、鬱の理由が現在の職場にあります。 職場異動さえできれば改善される気がします。
- 007_taro
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うつ病と診断されて4年目。お薬はこの1年でようやく安定しました。 3年掛かるのか?!と思われるかもしれませんが、最初の1年でお薬をあれこれ変えたり、お薬の作用を実感するようになって、2年目からは休職モードから復職モードに変わった時に、お薬もやや変更がありました。と言うのも眠気で仕事ができなかったからです。3年目はまた休職して、その間にお薬を変更変更でようやく今のものに落ち着く。現在、復職していますが、休職の時と大きくは変わっていません。同じ種類の量が増減しただけです。 医療費とお薬代は、自立支援登録をして、一ヶ月で通帳が届きます。かなり助かります。月に5000円以内で収まります。私の場合は休職もして収入が少なかったため、支援限度額も引き下げとなりました(大概、限度は越えないけれど・・・)。 うつをお薬だけで治すのは無理でしょう。お薬は今の状態を軽くするだけ、と言ったら大げさですが、だいぶ違っては来ると思います。合うお薬が見つかり、効果が感じられるまでは辛いですけれど。 復職は多分、まだまだの状態でしょうね。医師とよく相談されて下さい。 風邪薬のようには効きませんので、くさらず、焦らずに治療をして下さい。大丈夫です。
お礼
回答ありがとうございます。 そんなにかかることに驚きです。 「くさらず、焦らずに治療をして下さい。大丈夫です。」 この言葉を励みにしていきたいと思います。
うつを軽減して健常者のように働けるようにする薬はあります。 ただし皆様がご指摘のようにどの薬が効くのか「誰にも分りません」。 また根治するのは極端に大変です。 通常非常に幸運で薬が要らなくなって数年大丈夫でも、ある日ぽこんと落ち込みまたうつ生活、以前の薬では効かないといったエピソードに事欠きません。 うつとは一生のお付き合いを覚悟して下さい。 そこからいくと、焦られる気持ちは痛いほど分りますが、経験済みですから、出来る限り健常に近くなるまで休職を続けるべきです。 会社に産業医、保健師、看護師等がいれば必ず相談して下さい。 医師には効かない薬は効かないとはっきり言って下さい。私もパキシルは全く効かず副作用さえ出ませんでした。
お礼
回答ありがとうございます。 「うつとは一生のお付き合いを覚悟して下さい。」 大変厳しいお言葉ですね。鬱病がこんなに大変だとは自分がなるまで 全くわかりませんでした。ただの怠け病ぐらいの感覚でしたから。
- pontamana
- ベストアンサー率36% (357/967)
人にもよりますが、効果が感じられるまでに抗うつ薬で2~4週間、あわなければ副作用だけを感じる辛い期間となります。あえば、突然、変わります。ただし長くは続きませんが。 正直、うつの状態にもよりますが、2ヶ月では・・・というのがお医者様も本音かも知れませんね。僕が今行ってる病院のお医者様は、1ヶ月や2ヶ月じゃただ休んだだけで終わる・・・とはっきり行ってました。最低6ヶ月・・と。このあたりは症状などいろいろなものと関係するのでお医者様としっかりお話されるべきだと思います。 うつ病に対する投薬は対処療法であって、残念ながら根本療法ではありません。頭痛に鎮痛剤を出すのと同じです。原因も完全にわかってはいないのでしかたないですが、基本的にはストレスが原因・・と考え、そのストレスから怒るさまざまな症状を軽減するのがお薬です。ですから、質問者様自身がストレスはなにか?なぜこうなったのか?を解決する必要があるのではないかと思います。 2ヶ月で全く状況が変わっていないのであれば、薬も効いておらず、ご本人に悩み(もしくはストレスの原因)も取り除かれていないのではないでしょうか?いかがでしょう? お休みは2ヶ月しかゆるされないのですか?お医者様とよく話されたほうがいいかと。年休で休まれているなら年休を10日ほど残して、休職を延長されることをお勧めします。お金は傷病手当金で補充できますし、組合(?)等からも見舞金がでることもあります。 それから、他の回答者さまも書いてますが、うつ病であれば自立支援法で2割は補填されます。お医者様に話して申請しましょう。また地域によっては市などで残りも負担してくれる場合もあります。僕の住んでいるところは全額負担なのでうつにかかる医療費は0円です。一度調べてみてください。地元の保健福祉課?のようなところに電話すればすぐおしえてくれますよ。 すごくあせってる感じがします。その時点でまだ復職は早いと感じます。僕は休職復職を5回ほど繰り返しました。そんな風にならないように、きちんと治して復職してください。僕のようになると本当に辛いですよ。回りに対しても自分に対しても。。。 参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 今回の質問にあたり経験者の方の治ったことがいつ実感できたか その期間が知りたかったため、pontamanaさんの医師の「最低6ヶ月」 は参考になりました。そんなにかかるのか・・・と正直落ち込みます。 医療費のお話は参考になりました。
- Keroro-G
- ベストアンサー率31% (23/73)
焦っておられる気持ちお察しします。私は復職に2年かかりました。 あくまで経験談なのですが、自分に合った薬が見つかるまで数ヶ月かかりました。それまでは効果が実感できるどころか副作用との戦いで逆に薬を飲む事が負担になりこれで人生終わったと思いました。それでも医師を信頼し薬をいろいろ試していくうちに何となくやる気が出てきて長いトンネルから抜けたように周りが明るくなって来ました。 ですからまず医師を信頼し「なぜ?」と疑問に思われることは医師に納得いくまで説明してもらって下さい。信頼関係が築けないようであれば転院も仕方ないかもしれません。 医療費はウツの重度や収入によって公的負担が受けられますのでこれも医師に相談されて下さい。 ~ご参考までに~
お礼
回答ありがとうございます。 長いトンネルが早く抜けて欲しいです。 確かに医師との信頼関係は重要ですね。 今の医師は2人目です。初回に受診したところは医師に不信感を 抱いてしまいました。 内科と違い病院探しにも数が少ないだけに苦労します。
大体10日、長くても2週間くらいに「ふっ」と楽になるときが来ます。 ですが、薬との相性もあり、まったく効かない薬も多数です。 ひどいのになると、副作用ばっかりというものもあります。 これは、ほとんど個人の体質によるので、いろいろ試してみる以外にありません。 人によっては、どの薬も大して効かないという人もいますので、その場合は医師と相談して、薬を止めるというのもひとつの手でしょう。 抗うつ剤というものは、鬱の症状を軽くするためだけのもので、鬱を治す薬ではありません(鬱を治すのは、あくまで本人の自然治癒能力です)。ですから、効果の現れない抗うつ剤を、長々と飲み続けるのは、あまり良いことではありません。 「抗うつ剤を飲まなければ鬱は治らない」というようなことを言う医師は、信用できませんので、病院を変えてください。 ただし、薬は急に止めると(たとえ効果がなくても)離脱症状が現れますので、医師と相談の上、少量ずつ減らすようにしてください。減薬に対してまじめに取り組んでいる医師は少ないので、なかなか大変かもしれませんが・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 よくわからないのですが、うつの薬はそれほど種類が豊富なんですか? daibutsuyoさんは、どのくらい休職されましたか?
- k1o2p1u7
- ベストアンサー率46% (46/99)
2年前に「うつ」と診断され、 薬による治療を開始しました。 症状としては、特に不眠が多かったです。 私も初めは、「うつ」が薬で治るものかと 半信半疑でしたが、主治医を信用して 治療を続けました。 半年ほどしてから、不眠もなくなり、 日中の気分もすっきりとしてきました。 「うつ」は脳神経の伝達がうまくいかない病気で、 これをスムーズにするために、薬で 信号の行き来をしやすくするんだよ、と説明を受けました。 脳神経の絵も描いてもらって説明を受けたので、 主治医を信用できたのかな、と思います。 「薬で治るのか」という あなたの思いも、主治医に相談されたらいかがですか?
お礼
回答ありがとうございます。 k1o2p1u7さんは半年休職されたのでしょうか? 気分がすっきりというのは、半年してから急に 実感できたものなのでしょうか?
お礼
非常に丁寧な回答ありがとうございます。 どのくらいの期間休職されているのですか? 1週間で効果を感じられたとは、ずいぶん早いですね。 薬は効くのがおそいとのことでしたので。 >>その点では、自分の症状の申告は正確で厳密にする事も必要です。 なるほど参考になります。