- ベストアンサー
社会人→レコーディングエンジニアに転職する際の注意点とは?
- 社会人一年目の女性が、夢だった音楽関係の仕事に就くためにレコーディングエンジニアを目指すことを決意しました。
- 年齢や将来性について気になる点もありますが、覚悟を持ってゼロからレコーディングエンジニアを目指すことについてのアドバイスを求めています。
- レコーディングエンジニアという仕事の実情について教えていただけると幸いです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
レコーディングエンジニア51才です。 う~~~ん、23歳かぁ、厳しいようですが思い立つには遅すぎるかも.....。 男性、女性を問わず、レコーディングエンジニアはで生計をたててるのはほんのごく一部です。非常に厳しいです。年々厳しくなります。 ....というのはデジタル技術の進歩により、専門職としてのレコーディングエンジニアが職業として成り立たなくなる可能性もあるからです。 かつて、ワープロが出来る主婦はアルバイトでダンナの稼ぎを超えたなんて話もありましたが今やありえません。なぜなら、誰でも出来るから。数年前ならホームページを作れればそこそこのアルバイト代になったでしょうが今はあり得ません。誰でも出来るからです。 今や録音するだけならほとんど誰にでも出来る世界に近づいています。世間は宅録全盛、たぶんインディーズのレコードの半分以上はまったくプロのエンジニアが関与することなく制作されています。 レコーディングエンジニアという職業をどーいうふうに知られたかわかりませんが、いい面ばかりでわありません。なにしろ音楽業界の市場は毎年1千億ずつ縮小しているんです。ほとんどのスタジオは経験者しか募集してません。かと言って音楽関係の会社に入れば音楽関係の仕事が出来るとも限りません。 ミキサーの専門学校、たいがいは2年制で年間120万くらいかかります。で、毎年全国で1000人近くが卒業してきます。求人はそんなにないのでもぐりこむだけでも大変です。2年経てばあなたも25歳ですが、新人アシスタントエンジニアの待遇ってそのへんのレジのおばちゃん以下だと思います。それが実情です。 かつてソニーが新人アシスタントエンジニアを募集した際『音楽が好きでやる気があって努力を惜しまない人募集」って広告でした。1000人くらい応募して結局1人しかとらなかったって噂でしたよ。 速攻で就職を探すなら募集はミュージックジョブネット、ミュージックマン.ネットなどで見れます。年中ポチポチ募集はあります。(つまりそんだけやめる人も多い)まずはチェックしてみては? http://musicjob.net/ http://www.musicman-net.com/ 私が年間30回教えに行ってるヤマハ音楽院という専門学校で、かつて一人だけ優秀で飛び級して1年で卒業した女性がいました。元々は社会人(ボシュロムの研究所勤務、得意科目高分子化学)をドロップアウトしてミキサーを目指し、非常に優秀で宮沢リエや井上陽水などから指名で仕事をするまでになりましたが体を壊して業界から引退してしまいました。今はカタギの仕事をしてるらしいって噂です。女性のエンジニア、彼女をふくめ2~3人しか居ないと思います。(アシスタントはたくさんいます)女性の場合、毎月のサイクルで体がつらい日もあるかと思いますが、自分のペースで仕事が出来るのは私くらいの年齢になってからです。
お礼
お礼遅くなり申し訳ありません。詳しく現状を教えて下さってありがとうございます。 年齢についても市場縮小の状況についても非常に悩んだのですが、やはり自分の気持ちを押し殺すことはできそうもありません。 なので、自分の人生、やりたいことはできるうちにやっておこうと決めました! この先どう転ぼうと覚悟を決めた上で、です。 mu_murakamさんのかつての生徒さんの話にも良い刺激をいただきました。 親身な回答本当にありがとうございました。