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ファッションって学問的!?
ファッションについて10分間、アカデミックなプレゼンテーションをしなくてはいけないんですが、ネタ切れで困ってます。過去に毛皮などの動物愛護の問題などをとりあげました。 ファッションについて10分間プレゼンテーションするならば、皆さんなら何をトピックに取り上げますか?? ご回答をどうぞ宜しくお願いします。
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- tsunami02
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ファッションという言葉の意味を語って見たらどうでしょう、ファションとは階級がない平等という意味を指しますから、その辺を調べて見てはどうでしょう。
- lile
- ベストアンサー率14% (231/1577)
日本のファッションの歴史をとり上げます。 ファッションと言えるような服装の歴史は浅くここ30年から40年ほどくらいしかありません。 とりあえずビームス一本でも10分くらい話せるかな。 今や世界で一番お洒落に敏感な国、日本ですから歴史は浅けれど奥は深いです。
日本人は”ファッション”という言葉を間違った意味で使っており、 直ちにこれを改める必要があります。もう少しキチンと西洋に関する学習をした方がよいです。 実は何も”ファッション”に限ったことではなく、日本人は数限りない言葉のミステイクを犯しつつ、日本という西洋からかけ離れた地域の島国にて”洋装、洋服”を誤ったレシピで熟成させているので、一部の西洋人の目から見ると非常に興味深いものともなっているのです。私はニューヨークに住んで16年、紳士の服飾関係の仕事をしています。仕事で年に5,6回日本へ出かけますが、もちらに住むのが長くなればなるほど 日本人て面白いなあ、自分の日本人に対する見方が変化してくるのと、日本人への興味深さが増してくるような気がしています。多分自分の感覚が 今の日本に暮らす日本人とは ズレが出てきているのだろうと思います。 さて、あなたが”ファッション”という言葉を発する時にいったい何を意味して使っているのですか? おそらく日本語に置き換えれば 洋服、洋装、アクセサリーと言った、極く極く一般的な意味で使われているのでは?と思うのですが、いかがでしょうか? ファッションとは、英語となって世界中で使われていますが、基本的には”流行”という意味でしかないのであって、これは もちろん洋服だけを意味している言葉なのではなく、例えば 料理にも建築にも、車にも 消費されるもの全てに”流行”即ち”ファション”はあるのです。だから日本人の使い方は間違っていると言っているのです。 洋服の世界で”ファッション”fashionという言葉が比較的 煩雑に使われるようになったのは、実は近世以降のことです。18世紀末から19世紀初めの頃、ルイ王朝時代のフランスの上流階級においては、fashionとは 上流階級の”習慣、慣習”という意味で使われていました。 いわゆる近世とは、東洋も西洋もまだまだ 身分の固定された封建社会、階級社会であったのであって、あなたには信じられないでしょうが、着る物は身分によって上から決められていたのです。つまり自分の属する階級が農民であれば、常に全員農民の服と定められた服以外着ることは許されず、同じ服を来る日も来る日も着なければならなかったのです。多少の自由が許されたのが”祭り”の時くらいでした。衣装のデタラメな日本の時代劇が多い中、亡くなった勝 新太郎主演の”座頭市”は その点リアリズムに徹した映画でしたので 機会があればぜひ見てください。当時の全人口85%を占めていた農民が 全員同じ格好をしていたのが良く理解出来ると思います。 フランス語の”ファッション”がかつての、ルイ王朝末期のフランスで上流階級の習慣、慣習といった意味だったと書きましたが、さらに語源を辿ると、古代ローマのファス(すいません、正しいスペルを忘れました。)という語に辿りつくと言われ、ファスは、”しばる、拘束する”と言った意味であったようです。 全体主義を意味するファシズムと言う言葉もカタカナで書くと日本人はまったく気が付きませんが、実はファッションもファシズムも同じ語源を持つ言葉なのです。少し感覚がわかってきましたでしょうか? 近代市民社会の幕開けも フランス革命からでしたが、例えば、ある日のフランス上流社会で大変影響力の強い女性が 何か大変目立つデザインのアクセサリーを身につけて大評判になったとします。これを水を満たしたコップにインクを一滴足らした状態に例えてみましょう。 (1)このインクがたれたこの瞬間を実は”モード”と言うのです。 (2)そしてこのインクがコップの上の方にわずかに広がった状態のことをファッションというのです。 (3)さらに、このインクが時間が立つと コップ全体に広まって、うっすらと、インクの色はかなり薄まってしまいます。こうなった状態をスタイルと言うのです。理解していただけるでしょうか。 スタイル、またはスタイル化とは、あるものがひとつの様式として、つまり社会全体になんとなく認知をされた状態と言うことになるのでしょうか。 日本人のように、昔から多くの民が村社会をベースに みんなで同じカッコウして安心、またそれを好む人たちには、このビーカー内の”ファッション”レベルのインクの状態は 文字通り 矛盾に満ちた 大変興味深い状態と言えます。なぜなら、一人で着るのはコワイが、何人か、しかもグループのリーダー的な人が着ていれば自分も同じものを装えば自慢出来ると。 但し、これが広まって、自分より格下に見ている人まで着だすと逆にもう着たくなくなる、というような。 つまり目立ちたいのだが、でも一人自分だけで目立つのはイヤだ、ある集団に属して目立ちたいという、誠に矛盾した心理が”ファッション”、即ち流行の本質なのです。つまり あなたの意味する、日本人一般の意味する”ファッションとは違うとは思いますが、本当の”ファッション”、即ち 流行とは、心理学として十二分に学問的と言えるのです。また洋装、洋服それ自体も、日本の着物が日本の歴史と文化が凝縮されたものであるように、洋装、洋服も西洋の歴史と文化の精粋であると言えます。従って、洋服を歴史的に学習することが必須となるわけで、欧米の有名デザイナーのほとんどは、自国の歴史、文化に詳しい人が多いです。彼らが 美術館、ニューヨークではメトロポリタンや近代美術館に足繁く通うのは、一度は過去の傑作、芸術をおさらい、自分なりに辿るというプロセスを経ないと 本物の先端のデザイン、ニューファッションは生まれてはこないのことを良くわかっているからなのです。 ”ファッション”、つまり流行は、ひとつの社会現象なのであって、先ほど申しましたように、近現代以降のことですから、ファッションの 歴史自体は、それほど長いものではないので、例えば、人間は、特に近世以降のヨーロッパでは戦争ばかりしてきましたが、戦争に入っていく直前の時期、戦争中、そして戦後直後と、フランスやイギリスの市民が どのような格好を好んだのか、どんな色が流行したのか、などなど分析して傾向を導き出し、人間の心理をあぶりだしてみるのなどというのも 充分にアカデミックな、学問的な作業と言えるのではないでしょうか。
お礼
色々と勉強させていただきました・・。ありがとうございました!
- underware
- ベストアンサー率14% (33/224)
ひまなので。 以前、ある本でTシャツとか服に文章を入れたのはアメリカ人が最初だという話を読みました(藤原新也という有名な写真家の本かもしれません)。これが本当なのかどうか極めて疑問なんですが(日本では昔からあるような。火消しの「め組」とか)、「私はニューヨークを愛している」とか「誰だれに投票しよう」とか書いた服で歩くのは、考えてみれば奇妙かも。 ジーンズなど労働者の作業着がなぜファッションになったのかも不思議です。中国で例えば、何十年か前に先進資本主義が世界にさきがけて発達したとしたら、「人民服」は世界を席巻するような服になりえたのであろうか?もしならないとしたら、それはなぜなのか?とかいろいろ疑問があります。 社会学的な観点に立てば、アカデミックなことがものすごくいっぱいあると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ジーンズのトピックは面白そうですね。早速調べてみたいと思います!ありがとうございました!
お礼
参考になりました。ありがとうございます!