高校生のときに、何に一番夢中になったかを熱く語ればよいかと。けっきょくそれが一番うまく話せるでしょうし、どうしてそれが好きなのかや、そこから得られた教訓みたいなものを結論として提示できればよいかと。
いやいや、自分は勉強ばかりしていて何もしてこなかったというのであれば、逆にそれに自信をもって勉強していて辛かったことを話したあとで、そのなかで勉強の喜びについて語ってみるのもよいでしょう。そんなものはほとんどない、ということであれば、そうですね、ええと、好きな本についてだとか、とにかく好きなものを語るのが一番です。
いずれにせよ重要なのは、「そこから何を得たか」という部分です。マンガでも部活でもよいのです。ただ単にそれをがんばったのではなく、「がんばった結果、何を得たのか」それが一番大事になります。例えば、ですが、
1.私は・・・が好きです。その理由は・・・です。
2.特に・・・が好きです。その理由は・・・です。
3.そこから私は・・・という結論を導き出しました。
4.大学に入ってからも・・・をがんばり、もっと深めたいと思っています。
という具合です。どうでもよいと思われる卑近な例で、マンガにして見ましょう。
例:(1)私はマンガが好きです。小さい頃から随分たくさん読んできました。くだらないマンガも確かに多いのですが、(2)私は世界的に評価が高まっている手塚治虫のマンガを今でもよく読んでいます。特に好きなのは第二次世界大戦の日本とドイツを扱った『アドルフに告ぐ』です。マンガとはいえ、綿密な資料調査と、魅力溢れる登場人物がたくさん出てきて興味深いです。私は中学の歴史でユダヤ人の大量虐殺について学んだのですが、よく理解できませんでした。しかし、このマンガを読むことによって、具体的にナチスドイツがどのようにユダヤ人を虐殺して行ったのかを知ることができました。(3)だから私にとってマンガとは娯楽であると同時に、教養を分かりやすく身につけるメディアの一つです。他にも日本の戦後の没落地主のあり方を描いた『奇子』(あやこ)によって日本の戦後がどのようであったかを知ることができました。
(4)いま、マンガは日本が世界に誇る文化とまで言われています。私はマンガを娯楽だけではなく、教養を身につける一つの手段として、大学に入学後も積極的に読んで行きたいと思います。
といったかんじでしょうか。これはあくまでも参考ですが、このように論を理路整然と進めて行くことが大事だと思います。がんばってください。
補足
ありがとうございます・・・ちょっとかんがえてみます