無線LANの設定はそれほど難しいものではありません。
文学系と理数系で言うと理数系でしょうね。
なので無線LANの設定は、スイッチが幾つも並んでいるのを想像
すれば良いでしょう。
☆【SSID】または【ESSID】
無線LANの名前です。
先ずは無線LANに名前を付けましょう。
●他の無線子機からESSIDの文字を見えなくする
【ステルスESSID】という設定があります。
ステルスESSIDにしないと他人にESSIDが見えてしまいます。
☆無線LANの認証方式です。
【WPA】か【WPA2】の認証方式が良いでしょう。
無線ルータと無線接続のパソコンをつなぐには
現在一番良い認証方式です。
【WPA-PSK】と【WPA2-PSK】は
PSK(パーソナル)なので、
無線ルータの無線アクセスポイント機能で認証します。
EAP(エンタープライズ:IEEE802.1x認証)は
無線LAN認証サーバを導入する為のモノです。
☆暗号方式【AES】が現在硬い無線LANセキュリティです。
【TKIP】と【AES】はWPAやWPA2の認証方式で
設定できます。
●当然暗号キーが必要です
WPAやWPA2の共有キーは8~63文字で設定できます。
☆無線LANアダプタのMACアドレスで無線LAN接続の
アクセスの管理ができます。
無線LANの設定はこのような事がメインですから、
ESSID(SSID)や暗号の文字列の入力間違いがしやすいです。
【コピペ】を使って無線親機から無線子機に設定すれば
間違わないでしょうね。
ただ、無線LANでローカルIPアドレスが、
なかなか取得できない事があります。
なので、無線LAN接続のローカルIPアドレスを
固定にするのも手です。
さて、細かく記入すると
☆無線LAN認証方式には
●【OpenSystem】(WEPが使える)
●【SharedKey】(WEPが使える)
●【WPA-PSK】(AESかTKIPが使える)
●【WPA2-PSK】(AESかTKIPが使える)
これらがあります。
☆暗号方式には
●【WEP】
●【AES】
●【TKIP】
これらがあります。
☆WEPには暗号強度と【WEPキー】
●【64bit】は10桁の16進で設定
●【128bit】は26桁の16進で設定
などがあります。
☆WPAやWPA2の【共有キー】
●共有キーは半角のASCII文字で8~63文字で設定します。
なので体系的に紙に書けば、無線LAN設定は簡単でしょう。
無線子機と無線子機を接続するAd-Hocモードというのが
あります。
Ad-HocモードではWPAやWPA2が使えませんが、
Ad-Hocモードは2台のパソコンを無線接続するモードですから、
無線親機を使った接続ならば無線親機を中心としたLANを組む方が
WPAやWPA2の無線LANセキュリティが使えて、
無線LANセキュリティの面で良いと思います。
ルータ機能のWAN側設定などもありますが、
インターネット環境によっても違ってきますから、
ここでは無線LANの設定を記入しました。
(有線ルータの設定と無線ルータのルータ部分の設定はほとんど違いはないと思います。)
蛇足ですが、
無線LANの速度は速くなっています。
無線MIMO技術の搭載で乱反射した電波を有効利用する技術なので、
階が違っても有利です。