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斉藤和巳の評価について
今年も昨年も、プロ野球で最もすぐれた成績を残した先発完投型投手はソフトバンクの斉藤和巳だと思います。それなのに、WBCでは日本代表には選ばれず、オールスターのファン投票でも1位になることはなく、日本のエースは西武の松坂投手だと思われています。数字では斉藤の方が上なのに、なぜ斉藤は松坂より下だと思われているのでしょうか? もう一つ、斉藤投手は毎年、勝数に比べ負けの数が異様に少なく、驚異的な勝率ですが(防御率が6点台でも勝ち越したことがあります)、その理由は何でしょうか?
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こんにちは。 斉藤和己投手は、ここ数年、安定した成績を残しており、日本を代表する好投手です。 190cmを越す長身を活かし、負けの少ない優れたピッチャーです。 彼のような長身のピッチャーが、ようやく日本にも数多く現れるようになりました。 長年の野球ファンとしては、嬉しい限りです。 さて、質問の趣旨は松阪大輔投手との比較論ですが、 (1) 何故、WBCに選ばれなかったのか 2004年のアテネ五輪では、各チームから二名と限定され、当時のダイエーからは左腕の和田毅投手が選ばれました。 これは、左腕の先発投手が貴重だったので、彼が選ばれたのです。 決して、斉藤と和田の優劣ではありません。 今年のWBCもその時のピッチャーが中心です。 縫い目の高い国際標準のボールへの慣れということも加味されていたようです。 (2) 何故、松阪が日本の看板なのか 彼は鳴り物入りで1999年にプロの世界に飛び込み、翌年のシドニー五輪、2004年のアテネ五輪と連続して出場しています。 国際的に 大変な名声を博しています。 事実、今年のMLBのストーブリーグの最もホットな話題は、松阪投手との交渉権をどこが採るかです。 彼のネームバリューは凄いのです。 (3) 斉藤和己の将来性 ここ数年の斉藤投手の活躍は見事です。 特に負け数が少ないのは、監督にとって最も頼りになる存在です。 日本のピッチャーを含めてアジアのピッチャーの優秀さは、今やMLBの常識となっています。 キューバ、ドミニカ以上に高い評価を受けています。 ポスト松阪は斉藤和己で決まりでしょう。
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きょうのプレーオフ第1戦が、この質問の答えを物語っているような気がします。ホークスファンですが、2003年に20勝するまでは、長身で威力のある球を持ちながらもケガや細かいコントロールがなく、1,2軍をいったり来たりでした。でも、その後はコントロールも安定し長身を生かし威力のある球を投げ、飛躍しました。今年は最多勝利、最優秀防御率、勝率、奪三振、完封の5冠を達成し、松坂も肉薄する成績でしたが、タイトルは斉藤和巳が総なめでした。でも、きょうの試合はパの代表を決める大事な1戦。斉藤と松坂の投げあい、結果は1-0で西武が勝利しましたが、結局7回ウラの3連打による1点が勝敗を分けました。決して斉藤も悪かったわけではないし、ノーアウトで1点取られた後、失点しなかったのはさすがだと思います。決して責められないし、他の投手であれば、もっとほころびが広がっていたでしょう。でも、日本のエースという看板ということになると、この大事な一番は絶対負けてはならない試合です。松坂は高3の春夏優勝投手でしたが、夏のPL,明徳戦など負けてもおかしくない試合を建て直し、優勝に導きました。劣勢でも何とかする、大一番や名勝負など数々くぐりぬけてきたこと、ここ一番は絶対に負けない、松坂が投げると本人が打たれて降板しても、その後チームが逆転することが多いなど勝運を持っている部分はあるので、勝負強いということで、日本のエースという評価があるのだと思います。 私もホークスファンですから、斉藤投手に高い評価を与えたいと思いますし、実際高い能力のある球界を代表する投手だと思います。でも、自分なりに客観的に見ると、松坂を日本のエースと看板にするのは、球の速さ、投球術など技術的なものだけでなく、勝負強いという部分があるということではないかと思います。
まず、斉藤和巳が松坂より上か下かは、わかりません、チームの求めているものが違うので、それは、メジャーでも日本でも変わらないと思います。(個人的には和巳の方が上ですね、松坂は大事な場面で打たれる印象が少しあるので)そしてオールスターファン投票ですが、野球ファンが投票もすれば松坂ファンも投票する訳で、高校時代からのネームバリューがあり、TVでの露出も高いとなれば、票数は自ずとのびるでしょう。逆に斉藤は露出も無く、アマチュア時代の映像などは、全くと言っていいほど、ありません、なので野球ファンは投票するでしょうが、野球を全く知らない方たちは投票しないために票数に反映するのではと思います。 そして、WBCに選ばれなかった件ですが、WBCでは球数制限があり、先発は勿論重要ですが、中継ぎ、抑えといったカテゴリが重要視されていましたし、相手の国の選手達のデータが少ないので右の剛速球投手で松坂と斉藤と二人となってしまうよりは、コントロールタイプの上原、右変則タイプの渡辺、左変則タイプの和田毅などの様に、色んなタイプを用意して、状況に応じて先発で使うことにしたのでは無いでしょうか?また斉藤和巳は、その頃は、二段モーション問題が懸念されての不選出だったのでは無いでしょうか?
松坂はネームバリューもありますし、国際舞台での勝負強さも好印象なのではないでしょうか。経験でも松坂の方が一枚上でしょう。 斉藤和巳に関してですが、僕も初めに20勝を挙げた時はフロックかと思いましたし、2段モーションによるところも少しばかりあると思ったのも事実です。 しかし2段も廃止になった今季また素晴らしい成績を挙げましたし、これから松坂と並んでパリーグ最高の投手に数えられるようになるのではと期待しています。 制球は良いですし、球種も豊富ですよね。個人的にはあの高速フォークに驚きました。ああいう球を投げられる投手は他にはいないと思います。