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真鯛の色が白っぽく変わった
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氷を直接当てないで保冷力の低いクーラーの中で18時間置いていたのでは、魚が腐敗に向かって色素がなくなってきたものだと思います。 これは刺身で食べるべき状態ではありませんし、火を通してもおいしくないと思いますよ。 クーラーは冷蔵庫じゃありませんから放っておけばどんどん内部の温度は上昇します。 たとえ氷が入っていてもです。 以前お話ししたなるべく冷やしすぎない方が硬直は遅くなると言うのは、あくまでその日に食べるとしての前提です。 翌日食べるのであれば絞めてクーラーに入れた時点で隙間に万遍なく小さな氷を詰めて、帰ってからは必ず冷蔵庫に入れるべきです。 クーラーの保冷力はたとえ全面真空パネルを使ったものでも一昼夜魚に氷も当てないでこの時期放置していたら必ず腐敗してくると思います。 外気温の低い厳冬期に釣って2~3時間後に食べるのであればほんの少量の氷で大丈夫ですが、やはり時期によります。 夏場であれば即座に絞めてすぐに氷の中に入れなければ2~3時間でも腹が臭ってくることはあります。 これはクーラーの性能にも大きく違いが出てきます。 私は大分で関アジ、関サバの本場ですが鯛やブリなども血抜き、神経抜きをしたあとは1匹ずつビニールに入れてトロ箱いっぱいの氷で魚を覆っているのを良く目にします。 ホントにプロが絞めたものは氷でガンガンに冷やしても長時間硬直しないものです。 しかし冷やさなければどんどん魚は傷んできますから食べる時間から逆算した保冷が必要なんです。 神経絞めといっても18時間も硬直しなくて活きた身を保てるものではありませんし、もしその日に帰ってから食べないのであれば神経絞めも全く意味のないことです。 翌日まで活きた状態のプリプリの刺身を食べるのは不可能と思うべきだと思います。 それと活き絞めをしたあと神経抜きをしてまた海水につけるのは身に水分を回らせるだけで意味がありません。 活魚業者さんなどは活き絞めしたものを即座に氷温に近い海水氷に2~30秒漬けて血抜きをして(即死させて血を抜き氷温に漬けることによって内臓の痛みが遅くなります)、そのあと神経抜きをしてからは一切洗ったりなどしません。 神経締めは通常より多少硬直を遅らせるだけで「快眠活魚」ではありませんから、捌くのも必ずその日のうちで刺身もおいしく食べようと思えばきつくてもその日に食べましょう。
お礼
大変有り難うございました。良く分かりました。美味しく魚を食するには苦労しますね。でも、苦労しがいは有りますが!