取調べ中による警察官の行動
知人から先日、迷惑防止条例違反で事情聴取されていた事を告白されました。内容はスカートの中を盗撮したようでした。具体的には電車内で長い座席でのお互い対面で座った際にデジカメで2枚程盗撮したようでした。
本人は事実を認め、警察官にも素直にその際の所有物(携帯電話や財布、カメラ、その他家の鍵等の雑物)を出し、全てのポケットに手を入れられ念入りに調べられたようでした。
本人自身も、「自分が悪いことをしたのだから・・」と本当に何も抵抗することなく素直に応じていたようでした。そして家族に交番に来てもらい引き取ってもらえたようでした。
しかし、1週間程経つにつれ、どうも納得のいかない点が出てきたようで、打ち明けてくれました。
取調べ中の過度(?)の質問や関係のない質問、例えば「お前はどんな盗撮王になりたいのか」「ここで自己紹介をしろ」「自分の長所短所を言え」など明らかに遊び半分(?)や、人をおちょくるような質問。あと、更に他に隠してる物はないかと4,5人いる警察官の前でズボンを下ろしたりさせられたようでした。
とにかく本人自身は「悪いことをしたのは自分なのだから」と自分を納得させるようにしているようですが、しかし心の奥底では「的外れのような質問や、泣き崩れている状態でさらにそこまで羞恥させられる必要があったのかな」と複雑な思いのようです。
本人は特に告訴するとか弁護士に相談するという事はないようですが、相談を受けた私も全てが全て同情するつもりはありませんが、納得いかない事もあり場合によっては告訴を勧めたいとも思っております。(その際の金銭的な負担や本人が犯した罪が公になるとういう負担もあるでしょうが・・)。
大変前置きが長くなりましたが、いくら素直に認めていても、こういう取調べというのは頻繁に起こっているのでしょうか。
近年の取調べは、容疑を否認している場合は認めさせようとニュースになる程の強引な取調べが行われているのは重々承知しておりますが、認めている場合でも「そこまでやるか」と思わせてしまう事もあるのでしょうか。(逆に認めているからこそ何も言えず、従わなくてはいけないのでしょうが・・)