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お葬式で頂いたお花について
- お葬式で頂いたお花は、玄関や居間に飾っても問題ありません。
- 仏壇がなくてもお花を飾ることは一般的です。
- お花を飾ることで、故人を偲ぶことができます。
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質問者が選んだベストアンサー
もうcomuneさんとしてはご納得されていると思うのですが、仏教の視点から一言追加させて頂きます。 葬式の前後の食事(お斎)は、現在では家族や親族が食べるだけですが、昔は縁のない人達にまでふるまっていたことをご存知でしょうか。「葬式には乞食が集まる」ということが言われる地方もたくさんあります。 食事だけでなく、花篭といって小銭を撒きながら墓へとおもむく風習が土葬の時代には長くありました。まかれた小銭(お菓子の時もあった)は、乞食や子供たちなど、ホトケに関係ない人達が自由にもらえる施しでした。 こういう施しは、仏教的には「布施」と位置付けられてきました。「布施」というと今ではお坊さんへの謝礼の意味ですが、本来は「布(ひろ)く施す」ということで、自分の所有している物や金品をこだわりなくひろく社会に返す、つまり自分の我を小さくするという仏教の修行と位置付けられるものでした。 既に亡くなってその善を実行できないホトケに代わり、遺族がご飯や小銭を誰かれなく広くふるまって、その功徳をホトケの成仏にふりむけようとしたのですね。 こういう具体的な「布施」を支えるために、親族や縁者は多量の米や現金、花、乾物、果物などを持ちよりました。そのうちのあるものは一旦ホトケへのお供えとし(つまり一旦ホトケのもの、ということにして)、その後に振舞われたのが常識でした。誰であれ、たとえホトケがどこの誰が知らない人達であってもそのおこぼれにあずかって「あああり難い」、「うれしい」と喜んでもらいさえすれば、それはホトケの功徳になったからです。 特に乞食など貧しい人は喜びが大きかったでしょうから、そういう人達への「布施」は功徳が大きかったでしょうね。 三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎(明治18年没)の葬式の際、何と6万人分の料理が振舞われたのは有名な話です。恐らく岩崎の名を知らない乞食が沢山集まったことでしょう。金持ちは葬式に際して沢山「布施」をしましたが、それはこのような形で低所得者に還元されましたから、葬式は所得の再分配機能も持っていたわけです。 このような伝統が全く今では失われてしまいました。乞食もいなくなりましたが、何のために食べ切れないほどの乾物や果物が供えられるのか、宗教的な意味合いは全くわからなくなってしまったのですね。 長くなってしまいましたが、このような前提をふまえて頂ければ、お花をどうすればよいか、おのずと明らかではないでしょうか。頂けれるものを喜び、どこであれその花の価値を活かしてやれば、それはcomuneさんが意識しようとしまいと、故人の功徳につながるのだと思います。
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- naka91a
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私の親戚筋ではダメとなっていましたね。昨年葬式がありましたけど、別にそのときはそう指摘されて別に深く考えませんでした。(笑)「あぁ、そんなもんか」程度でした。 土地柄、風習や言い伝えが諸説色々あり「正しい」とか「間違い」とは一概には言えませんけどね。宗教や宗派によっても違うでしょう。 まあ、頂いた生花を見て故人を偲ぶのも供養ですからね。
- odd-art
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葬式の供花でも、お供え物でも、別段、それをもらって、我が家の仏前にお供えすることもありません。そのまま、土産物として戴きます。香典返しを仏前にお供えもしません。 供花は、そのまま切花として、どこにでも飾っていいのです。その方が、花としても生きることでしょう。 誰かが、要らん御節介で知ったかぶりなのか、デタラメを言う方がおられます。 以前、供花を戴いたそうですが、それには死霊が憑いているから気味が悪いと家族のものに言われ、捨てられたそうです。相手は、戴き物を粗末に捨てることは出来ず、お分けしただけでしょ。その気持ちが有り難いのです。 如何でしょうか?
お礼
大変結構なアドバイスを頂き感謝しています。ありがとうございました。さっそく飾りますね。
こんにちは。 土地によって色々な風習・言い伝えなどがあるとは思われますが、お葬式で頂いたお花を、仏壇に飾らなければいけない事はないと思います。 年齢のいった方などに尋ねると「お葬式の場に在った物は清めてから…」とか言うかもしれないですが、私的には全く気にしません。 むしろ、亡くなった方を忍んで、貴方の好きな場所に飾り、思いをはせた方が亡くなられた方も天国で喜ばれているかと思いますし、貴方に近しい方なら尚、とも。 お葬式や結婚式の生花は、捨てるよりあげる事で喜びや悲しみを分かち合う意味があるのだと聞いたこともあるので…。 あなたのお気持ち次第、と思いますが、こんなアドヴァイスで良いでしょうか?
お礼
<<お葬式や結婚式の生花は、捨てるよりあげる事で喜びや悲しみを分かち合う意味がある... なるほど。ありがとうございました。お花、さっそく飾りますね。
お礼
御礼が遅くなってしまい誠に失礼いたしました。 ありがとうございます。このようなご回答を頂くことができてとても感激しています。大変勉強になりました。お花は既に玄関等に飾っておりまして、今でもきれいにその場を彩ってくれています。 「故人の功徳」について学ぶことが出来たよい機会でした。 本当にありがとうございました。