寝汗をよく掻くのでしょうか?
もし,そうでしたら,話は別ですが,そうでなければ,夜,風呂に入ったときなどで髪の毛や頭皮が濡れて,それをちゃんと乾かさないと寝癖がついてしまいます。
つまり,風呂にはいるなどして濡れた髪の毛や頭皮をきちんと乾燥してから就寝すれば,寝癖はつきにくいと言うことです。
ついてしまった寝癖は,蒸しタオルで直すのがベストです。
しかし,蒸しタオルの作り方を知らなかったりお湯を沸かすのが面倒だったりして,なかなか蒸しタオルを使った寝癖直しが出来ないようで,いろいろな工夫があるみたいですね。
蒸しタオルを使わない場合,1番簡単なのは,髪の毛を軽く濡らしてから,ブラシやクシ,または手指で軽く寝癖を伸ばし,その状態を,ドライヤーで髪の毛を温め,その熱が冷めるまで,維持していれば寝癖は直ってしまいますよ。
なお,ドライヤーで髪の毛を温める方法ですが,これは,ドライヤーのノズルを必ずはずし,スイッチを強風,または,ワット数の大きい方に入れ,ドライヤーを持つ腕を軽く伸ばして必ず遠目から,ドライヤーの風が長くても1秒間程度髪の毛にあたるようにして温めます。
そうそう,髪の毛を濡らす方法ですが,手を洗ってその水を切り,あとはタオルで手を拭くだけという状態に濡れている手で,寝癖を押さえ,軽く擦ってください。
なお,自然乾燥は,キューティクルの破損を招きやすく,キューティクルが破損してしまいますと,切れ毛や枝毛,髪の毛が痩せてしまうなどのトラブルの元になりやすいですから,髪の毛の水分保湿率13%前後を目安に(といっても,その数値は気にしなくても良いですよ)タオルとドライヤーで乾燥してくださいね。
ちなみに,乾燥しているときにブラッシングをしてしまいますと,夏場でも静電気が起きることがありますので,ブラッシングは必ず「髪の毛が湿った状態」で行うようにしてください。(「髪の毛が濡れた状態」ではありませんよ)
あと,朝シャンがダメだといわれる理由ですが,それは,朝,出勤や登校の前は,とかく,時間に追われてしまう人が多く,きちんとすすがない人が増えたため,シャンプー剤の洗浄成分が頭皮を軟らかくし,頭皮表面から皮脂を奪い,さらに,頭皮の角質から水分を奪ってしまうため,頭皮に傷が出来,これが繰り返されることによって,頭皮が炎症を患うことになるからです。
シャンプー剤の洗浄成分以外に成分は,頭皮が炎症を患ってから,体内に浸透するようになる大きさですから,まず,洗浄成分を頭皮に残さないことが大切ですよ。
実際,ほとんど洗浄成分だけで出来ているシャンプー剤(洗浄成分の臭みを消す程度の香料と,ごくわずか螺旋量が含まれていますが・・・)や,ほとんど洗浄成分だけで出来ている洗濯石鹸を通常使うときと同じように泡立たせて,その泡を皮膚に塗っただけで放置していますと,余分な成分がなくても皮膚が爛れますから,いろいろなところで書かれていたり言われているように,市販のシャンプー剤だからダメと言うこともありませんし,余分な成分が原因というわけでもないのですよ。
ですから,時間に余裕があり,洗浄成分をきちんとすすぎ落とすことが出来るのであれば,朝にシャンプーしても構わないのです。
でもまぁ,その時間があれば寝ていたいという人が多いのも事実でしょうから,朝シャンはダメと言われるようになったわけです。
最近では,夜にシャンプーしていても,洗浄成分を残してしまう人がいるらしく,朝シャンをする人が減っても頭皮に炎症を患っている人の減り方が少なすぎるようです。(しっかり統計を取っていませんから,もしかしたら,逆に増えているかも・・・)
chiiboo_eさんは,「すすぎ残し(まだ泡が残っている)状態」と書かれていますが,実は,シャンプー剤の泡が消えた段階ですすぎをやめてしまいますと,まだまだ洗浄成分が頭皮に残ったままなのです。
というのは,すすぐときは,シャワーなどでお湯をかけるのですが,かけたお湯は流水ですので,流水は物体の表面を流れるという性質があり,そのため,髪(この場合,髪の毛を1本1本で見るのではなく,全体をひとつの物体と考えます)の表面やシャンプー剤の泡の表面を流水が流れてしまい,その下や内側までは流されません。(浸透はしますけどね)
ですから,髪の表面にあるシャンプー剤の泡が流れてなくなっても,それだけですすぎをやめてしまえば,髪の内側には洗浄成分や汚れがまだまだ残っているわけですね。
ですから,髪の毛を掻き分けたり軽くさすったり,シャワーのお湯を手で受け止めてそれを頭皮に軽く押しつけたりするなどして,髪の内部までしっかりすすぐことが大切になるのですよ。
そして,それをしている時間があれば,朝シャンしても構わないと言うことです。