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重信房子をどう思っているか?
私は20歳の女性ですが、もちろん日本赤軍の起こした数々の事件について記憶などないですし、最高責任者が女性だなんてちっとも知りませんでした。 重信房子は現在、56歳だと思うのですが、同じぐらいの年代の方は彼女の行動について、女だてらに世界的有名なテログループの責任者をやってスゴイ人(悪い意味で)だと思っていたのでしょうか?日本赤軍を悪く言っている人をあまり見かけないのですが、本当のところどう思っていたと思いますか? 彼らはポリシーを持ってテロを起こしたのはわかりますが、なぜあんなに過激なことをするようになったのか?いまいち、よくわからないので、ご存知の方がいたら回答待ってます。
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失礼ながらNo.1のElvisさんは「日本赤軍」と「赤軍派」と「連合赤軍」を混同されています。 もともと共産主義者同盟(共産同 この組織については語ることが多過ぎるので省略)が二度、三度の分裂で多くの「~~派」を生み出す中、1969年に結成されたのが「共産同赤軍派」です。その中の一部が、朝鮮で日本革命の拠点づくりを、と1970年に「よど号」をハイジャックし平壌へ渡りました(『赤軍派』または『よど号赤軍派』)。 次に残りの一部が、パレスチナ支援を通じて革命の拠点づくりを、と中東に渡りました(『アラブ赤軍』のちに『日本赤軍』)。このグループの最高指導者が重信房子です。 一方、日本に残ったうちのさらに一部は1971年に他党派と合同し、国内の山岳にこもって武装活動の基盤をつくろうとしましたが、翌年「あさま山荘」で崩壊しました(『連合赤軍』)。 いずれにも属しなかったメンバーはいくつかの「赤軍派」に分裂し、さらに一部は名称や組織形態を変えて現在に至ります。しかしjuerykimさんが心配されるような活動は事実上おこなっていませんし、おこなえるような力もありません。 このうち「連合赤軍」のメンバー保釈に「日本赤軍」が行動したことが一度あります(1975年)が、基本的に三つの「赤軍」は別組織と考えた方がよいでしょう。 またこの三つの「赤軍」の中で実際に死者を出すような事態を引き起こしたのは「日本赤軍」と「連合赤軍」、特に日本人の生命を奪ったのは「連合赤軍」のみです。 赤軍の行動や思想について、現在の視点で考えるのは大変よいことです。しかしその前提として、正確な知識が必要だと思います。残念ながらそういうことが学べる本は(重信自身の著書も含めて)ほとんど手に入らなくなっているのですが、昨年出たものを一つだけ紹介しておきます; 「赤軍 RED ARMY 1969-2001」(河出書房新社 ISBN 4-309-97601-8 1143円) 「何も知らないあなたのための赤軍ガイド」という項目もあって、20歳の方にも読みやすいでしょう。 関連サイトでも、赤軍派を含む党派全般について情報を得ることができます。
- 参考URL:
- http://marukyo.cosm.co.jp
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- ranx
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> なぜあんなに過激なことをするようになったのか? ということについてですが、ごく大雑把に言えば、世界に数ある他のテログループと同じ、 つまり、暴力によってしか世の中を変えられないと考えている(た)からだと思います。 特に共産主義の場合には、労働者階級の人がどんなに合法的な手段で頑張っても結局は 資本家階級に都合のいいようにしかならないということが理論化されていますから、 選挙やその他の政治活動をはなから無視していたのですね。(その意味では、現在の 日本共産党は、共産主義の歴史の中ではちょっと変わっています。) 一般市民の政治的無力を感じていた人は少なくは無かったでしょうし、そうした人々の 中には、彼らに時代劇やアクションドラマのヒーロー的な面を期待した人もいたかも しれません。 しかし、自分と異なる考え方は暴力で排除することしかできない連中ですから、結局は 仲間内でも殺し合い、一般の人々をも無差別に殺していったのです。 彼らが華々しく(?)活動していた時代以降、共産主義の不条理さが時間とともに 明らかになってきましたから、それとともに彼らに対する共感も薄れてきたと思います。
お礼
ありがとうございました。 労働者階級の人がどんなに合法的な手段で頑張っても結局は 資本家階級に都合のいいようにしかならないということを理論家してるならば、暴力によってしか世の中を変えられないと考えてしまうのかもしれませんね。おー恐い。何かのホームページでみたのですが、重信房子は父親に「革命は血を流さなければならない」と教えられたとか・・・・・
- Eivis
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>失礼ながらNo.1のElvisさんは「日本赤軍」と「赤軍派」と「連合赤軍」を混同されています。 「共産主義者同盟」がどう分裂したかも知らないのですから当然ですが、1つ利口になったような気もします。 【左翼に批判的な人にとってはみんな「共産」だ、同じだとみえるかも知れませんが、ここは正確にいきましょう。】と、 余所でも書いておられますが、前にも書いたように私は彼らを理解しようとは思ってもいないので、どうでもよい事なのです。 私の目には共産党といえば、戦後全国各地の税務署に連日のように火炎瓶を投げ込んでいた集団であり、それがどう分裂しようと また今日の共産党のように改心した優等生的に振舞っていても所詮は前科者、いつ又方針転換するかは判らないと言う事です。
お礼
2度も回答ありがとうございます。 Eivisさんのご意見=「共産党といえば、戦後全国各地の税務署に連日のように火炎瓶を投げ込んでいた集団であり、それがどう分裂しようと また今日の共産党のように改心した優等生的に振舞っていても所詮は前科者、いつ又方針転換するかは判らないと言う事です。」はとても勉強になりましたが、どうか穏やかに。
- Eivis
- ベストアンサー率29% (1122/3749)
>日本赤軍を悪く言っている人をあまり見かけないのですが・・・ 悪いのは当り前すぎるから云わないだけで、よど号事件を始めとする一連の事件と、いまだに「あの道」を信じている馬鹿どもに ウンザリしているからでしょう。 風化させてはいけないと言われても事件の被害者の方以外は、それぞれの生活を持っており今回のように拉致事件が明るみに 出て、初めて根の深さ、事の重大さに気がつくのです。 >なぜあんなに過激なことをするようになったのか? そう問いかけられても、彼らのように北朝鮮の地で日本人の革命分子を生殖増産しようと言うのですから、マンガの読み過ぎ としか云い様がありません... 他にも【迦葉山:カショウザン】という所で漫画的行動をとり、仲間同士殺し合っていた連中のことですから。。。 *この件ではあまり彼らの行動を理解しようとは最初から思わないので、あまりお役には立たなかったかも知れません。 たぶん北朝鮮とは、政治と経済を分離した形でしか当分長い間お付き合いできない国となるのでしょう。
お礼
ありがとうございまさいた。 「漫画の読み過ぎ」とは、とってもわかりやすくておもしろい回答ですね。(笑) でも本当に彼らのやっていることは現実離れしていて、逆に漫画化、映画化、小説化、ドラマ化、舞台化、すべてできますね。(拉致された方や遺族に申し訳ないですけど) いやはや、「いまだに『あの道』を信じている馬鹿どもに 」にこの文を見られて襲撃されないかちょっと心配になってきました。(笑)
お礼
ありがとうございました。たいへん勉強になりました。 うっうう私も「赤軍派」「日本赤軍」「連合赤軍」を混同していました。 なぜ3つも言い方があるのかなぁとは思っていたのですが、どおりで!!3つとも違うんですね。 参考図書なども載せていただいて助かりました。古本屋かアマゾンネットで探してみますね。