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サマーウール?
母の着物の中にサマーウールと思われる物があるのですが(洗った時にウールのようなにおいがしました)、かたいのです。麻の張りがあるのとは違い、洗っても乾くとまたかたくなってしまい、腕の動きに添わないので、着用出来ません。 帯にでも作り替えるしかないのでしょうか? これを手縫いした祖母は亡くなっているので、詳しい素材は不明です。
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#2です。 アクリルでしょう。 台所用のたわし?などをアクリルの糸で作るのがはやったことがありませんか? あれ、硬くなるでしょう? 極細繊維で最初は、ふかふかですが、すぐに、硬く締まってくるのが アクリルの特徴。 それに、夏物だからと、体にそうようにしないために(風通しをよくする目的・・・でも、着にくい)、芯糸(硬い)も使っているかもしれません。 化繊系の織物では、染色が難しいのでコアの糸は硬くしておいて、 染まりやすい細い短い糸をよって、絡ませて染めるというようなこともしました。 今は染色技術が進んでいますので、特にそういった技法は特別な必要がなければ使わないのですが、 昔の糸、特に、出始めの頃にはそういうのが多かったです。 サマーウールというのは本来のウール(冬物)よりもより上物の繊維の長いウールにより撚りをかけて糸を細く細工して、しゃり感をだし おられているものなので実は普通のウール生地よりたかい。 当時としても高かったと思います、さらに、夏物は汗を吸いますので 汚れやすく、また、絹よりも、ウールのほうが虫がつきやすい。 絹はかびますが、余り虫はつかないのです(虫=絹・かいこにはむしがつかないと昔からいいますね) そういった意味でも、ウールの紗は無事に越年しにくいのです。 虫がついてない「サマーウールの紗」の本物はあまり残っていないでしょう。 私が、オークションで落としたのは未着用だったから、生き残ったのかもしれません。
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- bekky1
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縮んでないとすると、「アクリル」かも知れません。 昭和40年代は、夏の素材にアクリル系のサマー糸がかなり流行でした。 どこかの糸を引き抜いて、燃やしてみてください。 ウールだと、崩すと空気を含んでつぶれるようなたまになります。 アクリル、化繊系列だと、「アブラ」ですから、炎を上げて燃えます。 私も、一つ「紗」という触れ込みで厚手の夏単衣をオークションで手に入れましたが、アクリルと、ウールの混紡でした。 本物の絹の紗だと、生地としてみたときに、けばけばと細かい繊維がたっているようなことはナイノデス。 生地の感触を別にするなら、透けてる柄と色はいけてますので、夏物のジャケットにでもしようかと今はまだ寝かせているところです。
補足
ご回答ありがとうございます。 燃やしてみましたら、解けてなくなりましたので、アクリルかな? でも洗った時のかすかなウールの匂い(冬のウールの着物程の強い匂いではなかった)からすると、混紡? ちなみにアクリル系のサマー糸の着物で、かたくて腕に添わないということはあるのでしょうか?
ウールは、基本的に水洗いNGです。 ドライクリーニングでなければ、縮んで目が詰まってしまいます。 縮んでしまったものはもとには戻らず歪んでしまうので、 体が小さい人に着せても着心地的にもデザイン的にも違和感が残ります。 違うアイテムにリメイクするのは素晴らしいアイディアだと思います。 ↓の様なサイトもあるので、参照してみて下さい。
補足
ご回答ありがとうございます。 この着物の着心地自体は洗う前と変わっていません。 サマーウールといっても、絹やナイロン等混じっている素材など、色々あるようですが、確実にウールだと分かっているわけではありません。 できれば素材が何であるか、推測して頂けるとありがたいです。 昭和40年代後半の物で透け感から、夏の単衣だと思われます。
お礼
再度のご回答、ありがとうございました。 http://marusyosangyo.jp/kawariito/akuriru.htm ↑に「羊毛に似て、柔らかく、…」とあったので、混乱しました。 確かに、アクリル束子は固くなりますもんね。納得しました。 今まで、戦前の着物に関しては、本などで知る機会もあったのですが、戦後についてはあまり興味もなかったので、今回丁寧に教えて頂いて、勉強にもなりました。 ありがとうございました。