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非武装、または軽武装で日本の安全が守れるのか?

別質問に回答していたときに、疑問に感じたことです。 私は日本の安全保障を維持するには、日米安保は不可欠と考えているのですが、昔から日本には非武装中立論といったものが存在します。 しかし、歴史を振り返ってみると、軍事力が不足していた国は、他国から戦争を仕掛けられて征服されたり領土を割譲された例が数多くあります。 それなのに非武装、もしくは警察力+α程度の武装で日本は平和になるという意見が、なかなか納得できません。 日本が他国に侵略する件を除き(一応、憲法九条が今後も続くという前提です)、日本が軍事力を無くすか減らすことで安全になるという理屈をお聞かせください。 (疑問に感じた点については、補足欄で再質問します)

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  • lvmhyamzn
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回答No.27

26ですが補足します。 非武装中立論というのは理論です。 この理論によって説明されているのは、「なぜ自衛隊や日米安保に反対するか」ということであって、 現実に起こっている現象ではないということです。 だから、ルクセンブルグの例を非武装中立論で説明できないのは当たり前、百も承知。 非武装中立論によって、日本の安全保障を現実的にどうするかというのも説明できません。 しかし、説明はできますが、それを受け入れることはできません。非武装中立論を信奉しない人たちにとっては。 ちなみに私も受け入れませんよ。www 当然、現実には武装しているよりも非武装のほうが侵攻を受ける確率は高いでしょう。 しかし、非武装中立論では「他国と友好関係を結べば侵攻されない」と言っているので、 「侵攻する」ということは非武装中立論では議論の範囲外のことなのです。つまり「論外」ということになります。 事実、田原総一郎がたまにやりますが、社民党相手に「攻められたらどうする」と聞かれた場合、答えないでしょう。 答えたとしても「友好関係を結べば攻めてこない」といいます。 つまり、「攻められたらどうする」というのは堀江流に言えば想定外ということになります。 方や、現実の世界にすむ我々(?)にとって、一般的に侵略行為はもってのほかのことでしょう。だから「論外」じゃないですか。

cse_ri2
質問者

補足

No.31の方の補足欄を借りて、まとめたいと思います。 多くの方から意見をいただいてようやくわかったのですが、非武装中立論もしくは軽武装中立論が成立するには、幾つかの前提条件が必要なようです。 すなわち、  ○近隣諸国の為政者や国民が常に賢明で、うかつに他国に侵略すれば国際社会からしっぺ返しを受け、最終的に自国が負けることをわかっているため、軍事的な冒険は絶対にしないこと  ○そういう国に対して、日本が非武装もしくは軽武装して脅威を示さなければ、それらの国と日本が必ず友好関係を結べること  ○友好関係を結んだ後は共存共栄の関係となるため、絶対にその関係が壊れないこと という内容を暗黙の了解とした上で、議論を展開していると思われます。 私はこのことを、まったく理解していませんでした。 現実世界では実現されることが非常に難しい条件を仮定して議論するのですから、現実の様々な事態を想定して出した意見と比べて、その結果が一致しないというのは、必然的な事象でした。 初期条件が異なる二つのシミュレーションを比較・検討していたのですから、その異なるシミュレーションの過程と結果が違うのは至極当然なのですが、今まで私はそのことを理解していませんでした。 いやはや、私もまだまだ浅学な若輩者ですね。 多くの方から回答をいただき、大変勉強になりました。 この場を借りて、お礼を申し上げます。 いただいた回答にはなるべく返事を書きますので、もう少しお待ちください。 そろそろ議論も出尽くしたの思いますので、近日中に質問をクローズします。 良質の回答も多くあるのですが、ポイントはシステムの都合上、二つしか付けられませんので、たいへん申し訳ありませんが私の独断で行わせていただきます。

その他の回答 (33)

  • lvmhyamzn
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回答No.23

cse_ri2さんともあろう人がこんな質問をするのはちょっとショックです。 非武装、または軽武装で日本の安全が守れます。 というのは、これは理論であって、現実的かどうかは関係ないからです。 2乗してマイナスになる数を虚数といいますが、 虚数は現実的に計ることはできません。だからといって理屈が 間違っているわけではありません。 現実的に2乗すればマイナスということはないからといっても、虚数は 常に2乗すればマイナスになります。 cse_ri2さんは、虚数は2乗してマイナスになるという理屈を納得して ないわけではないですね。 つまり、現実的にはこうだからというのは虚数に関しては何の意味もありません。 非武装中立同じです。非武装中立論というようにこれは「論」だから。 日本が非武装なり軽武装になるのは他国との間に友好的な関係を確立すれば の話ですから、友好的な関係を確立すれば侵略されることはありません。 でも、もちろん現実的には、友好的な関係を確立されても戦争になることは あります。それは非武装の国に戦争を仕掛ける国が理論的に間違っている ということで、まさに2重の意味で「論外」ですね。

cse_ri2
質問者

お礼

>cse_ri2さんともあろう人がこんな質問をするのはちょっとショックです。 すいません。そんなに意外な行動だったでしょうか? 軽率な行動ではないかという批判であれば、甘んじて受け入れたいと思います。 >cse_ri2さんは、虚数は2乗してマイナスになるという理屈を納得して >ないわけではないですね。 >つまり、現実的にはこうだからというのは虚数に関しては何の意味も >ありません。 >非武装中立同じです。非武装中立論というようにこれは「論」だから。 論としては、非武装中立の考え方については理解しているつもりです。 しかし、矛盾の多いこの論を、あたかも実現できるかのようにとうとうと述べる回答を幾つか読んで、いささか気分が悪くなったのも事実です。 ひょっとしたら自分の考えが間違っていて、非武装中立もしくは軽武装中立は現実的に実行可能な理論なのかもしれないと思い、あえて質問としてあげた次第です。 もしかすると、非常に子供っぽいことをしているかもしれません。 普段はできるだけ理路整然とした回答をするよう心がけているので、そういう点でおかしいのではないかというご指摘であれば、甘んじて受け入れたいと思います。 その他の回答内容については、異論はありません。まさに、そのとおりだと思います。 回答ありがとうございました。

  • buchi-dog
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回答No.22

日本にとって必要な軍事力は 1. 日本上空の制空権を確保できる空軍力 2. 日本近海の制海権を確保し、特に中国や韓国の干渉を排除し、両国のシーレーンを切断し得る海軍力 3. ゲリラ的な敵軍の上陸・敵空挺部隊の降下を撃退しうる陸軍力 4. 敵国の先制攻撃に対し、有効な報復を加えうる戦力 でしょうか。現在は、(1)と(2)は充足、(3)は一部のみ過剰に充足、(4)は同盟国たる米国に依存しています。 日本という国家は、海に囲まれていますので、敵国の陸軍力からは相当に安全です。一方、敵国による空襲、ミサイルによる攻撃からは安全ではありません。これらについては、迎撃を考えるより、攻撃後に十分な報復を行う能力を持つことで敵国を抑制するのが合理的です。 現在北朝鮮がミサイル発射準備を行って日米を威嚇していますが、残念ながら日本は北朝鮮を先制攻撃・報復する戦力をいずれも有していません。ミサイルを迎撃するのは米国といえども難しいので、「日本にミサイルを撃てば同盟国のアメリカが報復してくれる」ことを期待するしかない状況です。 その点を考えますと、日本はもっと攻撃的な報復戦力(戦略爆撃機、巡航ミサイル、攻撃型空母、SLBM)を保持するべき、という結論になりそうですね。SLBMが最も安価でしょう。No24さんのご意見とは相違しそうですが。

  • nacam
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回答No.21

19番です。 >軽武装で国防の役割を果たせるのであれば、韓国はもっと軍縮してもいいはずなのですが、それに対する見解を聞かせてください。 韓国と日本の地政学的差について、全く考慮されていないために、質問者のような意見が出ます。 韓国にしろ、中国にしろ、ロシアにしろ、軍の中心は、陸軍です。 陸軍では、日本に攻め込む事はできません。 そういった意味で、大陸諸国の軍が、日本の脅威となるというのは、軍拡主義者のまやかしです。 地政学の定義に、「いかなる国も大陸軍国と大海軍国を兼ねる事はできない」というものがあります。 例外は、アメリカですが、そのアメリカでも、大陸軍国としては、完全ではありません。 大陸諸国が、ある一定規模の海洋諸国に攻め込み、占領支配した事例はありません。 モンゴル帝国の元でさえ、日本も、ジャワも遠征には失敗しています。 ナポレオンもヒトラーも同じです。 逆に、海洋国家が、陸軍国の沿岸部を離れて、内陸に攻め込んだ場合も、必ず敗退しています。 現在の韓国にしても、中国にしても、ロシアにしても、日本に攻め込んだ軍隊の補給を継続してできるだけの兵站線を、海上に築くだけの船舶も港湾能力も制空権確保の空軍力もありません。 また、日本のシーレーンを切断する能力もありません。 逆に、日本には、中国・韓国などのシーレーンを切断する事は、地形的にきわめて容易です。 日本の地形は、いかなる国でも、数日で占領できる状況にありません。 その間に、国際世論を動かせます。 動かせないのであれば、それは日本の外交が、極めて劣悪であったことの証明になります。

cse_ri2
質問者

お礼

追記です。No.12でも同様の疑問を提示しているので、一読をお願いします。

cse_ri2
質問者

補足

回答ありがとうございました。 しつこいようですが、重要なことを述べているので再質問します。 >日本の地形は、いかなる国でも、数日で占領できる状況にありません。 ここの記述については、同意します。 >その間に、国際世論を動かせます。 >動かせないのであれば、それは日本の外交が、極めて劣悪であったことの >証明になります。 湾岸戦争の例をあげるまでもなく、かなりの確立で国際世論が動くでしょう。 しかし、国際世論が動いて国連軍もしくは多国籍軍が結成され、日本に反攻してくるまでに、短くても数ヶ月は時間がかかると思われます。 その間に日本は悪意ある国の支配下におかれ、少なからぬ物的・人的損害が発生することが予想されますが、これでは質問にある「日本の安全が守れるのか」という前提条件に反します。 また、日本が占領される際と国連軍もしくは多国籍軍が反攻してきたときに戦闘が発生し、ここでも多くの物的・人的損害が発生するでしょう。 また、日本政府に有能で完璧な仕事をこなす人材が常に揃っていればよいのですが、過去の例を考えるまでもなく、時には有能でない人が首相ないしは外相の座につくことがあります。 そういった際に、劣悪な外交が転回される可能性があるのですが、外交で失敗したから、国の安全に危機的状況が発生してしまうというのは、どこかおかしくありませんか? 多少、外交で失敗しても、日本の安全が守られなければ国の体制としておかしいと思うのですが、いかがでしょうか。 No.3の回答で述べているのですが、第二次世界大戦当時のイギリスは、ナチス・ドイツを相手に外交で失点を重ねますが、海軍と空軍を増強していたために、ダンケルクの戦いで陸軍が大敗しても、アメリカが参戦するまで時間稼ぎをすることができました。 もし日本が同様の状況におかれた場合、軽武装では第三国が救援にかけつけるまで持ちこたえることができないと思われますが、いかがでしょうか? >現在の韓国にしても、中国にしても、ロシアにしても、日本に攻め込んだ >軍隊の補給を継続してできるだけの兵站線を、海上に築くだけの船舶も >港湾能力も制空権確保の空軍力もありません。 >また、日本のシーレーンを切断する能力もありません。 この結論がおかしいです。 たしかに、現状では韓国も中国もロシアも無理です。 しかし、日本が武装を削った場合、容易に制空権・制海権を確保できます。 そうなったら、客船でも貨物船でも動員して、物資を輸送することができます。 また日本に攻め込まなくても、日本が軽武装となり航空・海上勢力を削ってしまうと、日本のシーレーンを切断することは容易になります。 現状認識が、どこかおかしくありませんか? 再度繰り返しますと、対外的な問題が発生した場合、外交で問題解決することが望ましいです。 しかし、日本政府が無能・相手国の政府が民主主義でなく、価値観が違いすぎて話し合いにならない等の理由で、外交が決裂する場合が発生します。 仮に有事となっても、国際社会が動いて日本を救援するまで(湾岸戦争の事例を考えても、日米同盟のような同盟関係がない限り、数日で救援がくることはありえない)、日本が軽武装の状態で日本国民の生命と財産を守ることができるかということです。

noname#22689
noname#22689
回答No.20

為政者は、国民を将棋の駒としか見ていませんから例えば、戦争が始まり戦闘員が大勢死んでも戦争そのものを止めようと言う思いには至りません。 だが、我々は、たった、50円のはがき一枚で呼び出され戦場へ駆り出され命を落としたり、不具、廃疾者と成って残りの人生を送らなくては成らない事も起こり得ます。 ---------- 一方、他国から攻められた時、アメリカが守ってくれると思うのは大きな誤解だと思います。日本の近隣諸国が日本を襲った時、アメリカは日本本土を前線基地として近隣諸国を叩く絶好のチャンスと捕らえるでしょう。当然日本本土は焦土と化してもアメリカは痛くも痒くも無いし、ようは、アジアを制圧し自分達の手中におさめられれば、万々歳… ------------- では、アメリカを頼らずに、近隣諸国になめられ無い為には……

cse_ri2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。「経験者」と名乗るからには、太平洋戦争の従軍経験者の方でしょうか。 ハイテク兵器を駆使する現代の戦争で、いまさらハガキ一枚の徴兵はありえないと思いますが、それでも戦争になれば、前線に立つ自衛官は少なからず死にます。 また日本が戦場になれば、ミサイル攻撃や爆撃で、一般市民も数多く死ぬでしょう。 また、アメリカはアメリカで自国の国益のことを考えてますから、日本の思惑どおりには動かない事態も、十分ありえると思います。 >では、アメリカを頼らずに、近隣諸国になめられ無い為には…… 本当は、ここの答えを聞きたかったのですが。(笑) どちらにしても、恒久平和という理想がそう簡単には実現しそうにない現実がありますので、どうすればベターな結果が得られるかを考えるのが重要だと思います。 私は安全保障にかかるコストと、日本の経済的繁栄を考えて、日米安保を重視する考えですが、アメリカのやり方が気に入らない・いざとなったときにアメリカが本当に信用できるのかという考えから、国民の間で相当な決心が必要ですが、独自重武装路線もありえると思っています。 No.23の方の考えは、いかがでしょうか。

回答No.19

歴史上、非武装中立だった国家は存在しています。 1868年~1948年までのルクセンブルク大公国です。 この国の歴史を知った上で非武装中立が良いのか悪いのかを考えるべきです。 ルクセンブルクが非武装中立になったのはフランスとプロイセンの対立で、どちらにも組しないということになり、500年に渡って築かれた要塞を解体し、国防軍も解体するということになりました。 1870年、フランスはオランダからルクセンブルクを買い取ろうとします。それに激怒したプロイセンはフランスに侵攻、その際にルクセンブルクを蹂躙しました。 1914年、第一次世界大戦が勃発すると、ドイツ諸侯軍はルクセンブルクを蹂躙します。当時のルクセンブルクは弱冠19歳の女大公が元首で、非武装中立を貫いてドイツの進駐を許しました。戦争が終わって占領が終わった時、抵抗しなかった彼女は戦勝国から非難され退位し、妹に大公位を譲ります。 1940年、第二次世界大戦でドイツがフランスに攻撃を行う際に再度ルクセンブルクを蹂躙します。シャルロッテ大公は英国に亡命、国民に抵抗運動を呼びかけてレジスタンス活動を行います。結果5000名強の男子が失われました。これは国民の2%に当り、戦勝国中ソ連に続く国民減少率でした。60年経った今でも後遺症が残っています。 そして1948年、オランダ・ベルギーと共にベネルクス同盟を結成し、非武装中立の方針を放棄しました。

cse_ri2
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 ルクセンブルクが、非武装中立を約80年も実施していた時期があったとは、今回始めて知りました。 しかし、非武装中立を貫いた結果は、あまり幸せだったとは言い難いようですね。 大国に挟まれた小国の悲哀が、にじみ出ています。 どういう手段をとればルクセンブルクにとって一番よかったのか、この件について不勉強な私には何とも言えませんが、実際に非武装中立路線を実施した国の事例として、たいへん参考になりました。

  • phj
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回答No.18

国際間の秩序の原則は実に簡単です。 国際法には交戦規定がありますし、交戦権は国の主権のひとつです。 であるなら、どこかの国が「私たちは戦争をしません。ほかの国を攻めません。どこかの国の戦争にはどちらにも協力しません。」 と宣言して自国の安全が守れるかどうかです。 この内容を国是にしている国がスイスです。 しかしスイスは国軍を持っていますし、徴兵制の国でもあります。 つまり題目を唱えることで、平和(不可侵になる)ということを信じている国はひとつも無いということです。 あとは軍事レベルの問題です。 と私は思っているのですが、非武装論がなぜ日本でおこるのかちょっと考察します。 日本では、非武装時代がありました。これすごく大きいことだと思うのです。戦国時代が終わり、元和偃武として武器を放棄した時代があります。(もちろん全部捨てたわけではありません) また平安時代もいわゆる軍事的な支出が極端に少ない時代で、日本史の特徴となっています。 つまり日本人はもともと、戦争しないならしないほうがいい。と考えている節があるのです。 これはもちろん島国で、同一性が高く、他民族からの征服を受けていないせいだと思います。 ですから、現実的に「テポドンが来たらどうする」とかそういう風に考える前に、思想として「私がやらないっていってるんだから貴方もやらないよね、約束ね」というなんとも人のいい話が出来そうになってしまうのではないでしょうか。 現実を見れば、安保だって安心とはいえませんし、自衛隊の装備が十分ではないことは分かるでしょう。 しかしその前に、なんとなくいらないんじゃない?と思ってしまい、その線で思考が固まっていくのが非武装論の人たちの思考回路なのではないかと思っています。

cse_ri2
質問者

お礼

現実的に考えると、スイスやスウェーデンのように武装中立を貫くか、日米安保を堅持するかのどちらかしかないと、正直思います。 非武装中立の考えが出てくる背景として、過去の歴史的な事情があることについては同意です。 あえて言えば、平安時代は非武装中立、江戸時代は軽武装中立といったところでしょうか。 どちらの時代においても、外敵の侵入があった時に国家権力が十分に防ぐことができなかった(平安時代の刀伊の入寇、幕末の黒船来航)という点では共通するのですが、何でも水に流す日本人の気質からか見事に歴史に学んでいないようです。 現代でも、同じ過ちを繰り返したくはないのですが。

  • phantom1
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回答No.17

>90式戦車が国内を移動するのに、分解しなければ、 >橋やトンネルを通る事ができません。 この点は事実です。90式戦車はコスト面でも日本の国土に過大な装備である事は当の陸上自衛隊も認めております。しかし、90式が開発、採用された当時は冷戦下の時代であり、戦略的環境が現在と異なっておりました。現在は普通化師団向けにやや軽量(重量が74式戦車並み)で低コストの中型戦車を開発中です。この次期主力戦車が正式化されれば過大な性能の90式は減勢して行くでしょう。 90式戦車は過大であるから戦車が不要と言うのは論理の飛躍です。 更に、政府と言う上部権力の下にある市民生活と上部に権力機関の存在しない国家間の関係を安易に比較するのもあまり論理的では無いと思います。 私は、国家経済が破綻する程の重武装を提唱してはいません。バランスの取れた軍事力を保持すべき、と言っているのです。

cse_ri2
質問者

お礼

軍事ヲタじゃないんであまり個々の兵器については詳しくないのですが、次の主力戦車は、キャタピラではなくタイヤ走行となるため、市街地での機動性が高まるという話を聞いたことがあります。(もう何年も昔の話ですが) 地方まで道路の舗装化が進んでいますので、その方が日本の国防に向いていると思います。 ただ現在の90式戦車は、世界的に見ても一級の性能を誇っているので、軽量化する中で性能が落ちてしまうのではないかということを心配しています。 なお、バランスの取れた軍事力を保持すべきという意見には、全面的に賛成します。

  • nacam
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回答No.16

>「軽武装」は軍備として完結しておらず、国防の目的を全く果たせません。 その程度の防衛力しか持たない国のほうが、多数を占めています。 それらの国々でも、きちんとやっています。 なぜ、そのような理論になるのか理解できません。 イージス艦やF-15戦闘機の所有は、一般の家に、城壁をめぐらし、機関銃で武装するようなものです。 そうすれば、セキュリティは高まりますが、経済的に破綻します。 また、近所の家で、一軒だけ機関銃で武装した家があった場合、近所では、その家をどうみるのでしょうか? その家の人を信頼し、あの家の人は、セキュリティに熱心とみますか? 逆でしょ。 自衛用と言っても、その機関銃が、いつこちらに向くか 気が気でなく、警戒し、こちらも機関銃の装備を行い、軍備をアップすることになります。 すると、相手が迫撃砲に、こちらがカノン砲に、すると別の家では、戦車となっていってしまいます。 さらに自衛隊のイージス艦の迎撃ミサイルは、1回分とチョットしかありません。 F-15のミサイルにしても、1。5回分しかストックされていません。 90式戦車が国内を移動するのに、分解しなければ、橋やトンネルを通る事ができません。 兵員輸送のトラックも、訓練などで使うために、隣接部隊と貸し借りをしています。 陸上自衛隊の訓練では、実弾訓練ではなく、模擬弾を使った訓練が中心となってしまっています。 これらは、正面装備の犠牲になっている面です。 たとへ、一般家庭が機関銃で武装していても、機関銃の維持費で、弾が無いのであれば、セキュリティの役にたちません。 軽武装は、隣国への警戒を弱めるだけでなく、経済的効果もあるのです。

cse_ri2
質問者

補足

再度、疑問を提示します。 >>「軽武装」は軍備として完結しておらず、国防の目的を全く果たせま >>せん。 >その程度の防衛力しか持たない国のほうが、多数を占めています。 >それらの国々でも、きちんとやっています。 >なぜ、そのような理論になるのか理解できません。 周りが軽武装の国ばかりであれば、たしかにそうでしょう。 しかし、近隣に重武装した国があって、しかも敵対関係にあるときには、こちらも武装して身を守る必要がありませんか? 例えば、韓国。 徴兵制まで敷いて、日本と比べてもたいへん大規模な陸軍をもっています。 たしかにノムヒョン政権は北との宥和政策を掲げていますが、関係改善が成るまでは、いくら大統領の資質に疑問の残るノムヒョン大統領でも、軍縮はできないと思うのですが。 もし軽武装で国防の役割を果たせるのであれば、韓国はもっと軍縮してもいいはずなのですが、それに対する見解を聞かせてください。 ※自衛隊のもつ武器弾薬の状況については、私もよく理解しています。  正面装備の拡大も必要ですが、本当は武器弾薬を充実させることが大事なんですけどね。  戦車については次世代型を期待。今の90式は北海道でしか運用に耐えません。

  • phantom1
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回答No.15

いつの間にやら話が領土問題や外交論にすり替えられているようですが、質問者が聞きたいのは「軽武装中立で国防が成立するのか?」と言う事だった筈です。 先に私が述べた通り、戦車や大口径火砲、制空戦闘機、汎用フリゲート艦並びに潜水艦を欠いた「軽武装」は軍備として完結しておらず、国防の目的を全く果たせません。戸締り程度の防御にもならないのです。この時点でこの種の「軽武装論」は論理が破綻しております。 さらに、外交と軍事は確かに密接な関係を持っていますが、これは相互に補完し合う関係であり、どちらかが主でどちらかが従ではありません。為政者が外交政策を誤らない前提での論議に意味はありません。軍備とは、本来起こるべきでない事が起こってしまった時の為にあるのです。平時の政策論で非常時の備えである軍事を規定するのは間違いです。

cse_ri2
質問者

お礼

>いつの間にやら話が領土問題や外交論にすり替えられているようですが、 >質問者が聞きたいのは「軽武装中立で国防が成立するのか?」と言う事 >だった筈です。 すみません。これについては、私も話を広げた一人なので、私にも責任があります。 ちなみに「軽武装中立で国防が成立するのか?」という内容については、多くの方から回答をいただき、また自分で熟慮した結果、やはり成立しないだろうという結論に至りました。 何度も回答いただき、ありがとうございました。

  • nacam
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回答No.14

12番です。 回答者同士の受け答えは禁止されていますが、一言 実効支配の原則が守られていないからこそ、領土問題がおきます。 尖閣諸島の問題も、実効支配の原則を、日本が認めていないからこそ、日本でうろたえる事になるのです。 相手の支配を認めないからこそ、領土紛争の元になる事を理解されたいと思います。 イスラエルとパレスチナ問題も、誤解されていますね。 国際的に認められた領土を、イスラエルが一方的に犯している事に抗議してのパレスチナ側の行動です。 領土を侵された者が、抗議・抵抗するのは正当で、この場合は、イスラエルに非があります。 中国・北朝鮮の人権に関して、日本政府は何かしましたか? 何もしていませんから、この件に関しての質問・疑問とはなりません。 実効支配の原則下では、対象国への軍事侵攻・武力制裁が無いのが原則です。 実効支配の原則を破れば、その原則は通用しませんが。 (イラクのクゥエート侵攻など) >自国(日本)が攻め込まれず平和ならそれでいいとは、結構な平和主義だと思いますが。 日本が平和国家でなかった場合、日本が平和を叫ぶ事のむなしさ、現実離れ、といった事が問題となります。 日本が戦争準備していながら、中国の軍備拡張を非難しても、だれがその声を信じますか? >それこそ国際社会から非難をあび、国益に反すると思いますがいかがでしょう。 現在の北朝鮮の事として理解して回答します。 現在ヨーロッパのかなりの国が、北朝鮮と外交関係を結んでいます。 それらの国々が、国際的非難を浴びていますか? むしろ日本も国交を持ち、積極的に対話すべきです。 国交問題を、他の諸問題にからませずに、最低でも他の国においても、交渉の場を閉ざす事はしない事です。 それが、中立です。 >いずれにしても、夜は戸締りして寝るんですよね? 当然です。 私の理論は、軽武装中立です。 戸締りする事は、軽武装にあたります。 家に入ろうとした人を無差別に射殺するような重武装はしていません。 家には、銃器などありませんから、軽武装です。 これがアメリカのように各家庭に銃器を所有し、ハロウィンに家を訪ねた少年を射殺し、無罪となるような国、家庭にはなりたくないものです。

cse_ri2
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 既に質問は締め切りましたが、疑問に思う点を述べます。 >尖閣諸島の問題も、実効支配の原則を、日本が認めていないからこそ、 >日本でうろたえる事になるのです。 >相手の支配を認めないからこそ、領土紛争の元になる事を理解されたいと >思います。 尖閣諸島は、日本が実効支配してますよね? もし中国が、土地は実効支配している国の領土だという認識をしていれば、尖閣諸島の問題は解決するのですが、現実は未だに中国が領有権の主張を捨てないため、領土問題となっています。 実効支配の原則を日本が認めても、領土問題が解決しないという具体的な例になっていると私は考えています。 >実効支配の原則下では、対象国への軍事侵攻・武力制裁が無いのが原則 >です。実効支配の原則を破れば、その原則は通用しませんが。 >(イラクのクゥエート侵攻など) ご自分で述べているように、実効支配の原則とやらは当事国がそれを破れば、たちまち無効となります。 そして、その原則を相手国が破らないという保証があるのかと、私は問題提起しているのです。 国際世論の圧力があっても、破る国は平気で破ります。 >>いずれにしても、夜は戸締りして寝るんですよね? >当然です。 >私の理論は、軽武装中立です。 >戸締りする事は、軽武装にあたります。 >家に入ろうとした人を無差別に射殺するような重武装はしていません。 >家には、銃器などありませんから、軽武装です。 治安が整った日本では、銃で武装した人が家に入ることは滅多にありませんから、上記の内容で問題ないでしょうが、もし治安が悪くて強盗やテロが横行する地域であれば、そんなのん気なことは言ってられないでしょう。 現在の国際社会には、国家における警察のような組織がありません。 いちおう国際法という名の約束事はありますが、警察のような強制力がないので、破ろうと思えばいつでも破れるのです。 それに対する備えなくして、国に住む人たちの生命と安全と財産を守ることができるのでしょうか? それとも、結局は理論どまりであり、現実から乖離しているため半永久的に実現されない内容なのでしょうか?