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感想戦はいつごろ始まったのでしょうか?

将棋や囲碁では、対局後によく「感想戦」がおこなわれます。 この「感想戦」はいつごろ始まったのでしょうか? また、プロ棋士は対局後の「感想戦」が義務づけられている、という話も聞いたことがあります。「感想戦」はプロ棋士にとって規則でしょうか? もし将棋の「感想戦」が規則だとしたら、実力名人制が始まった昭和10年前後からではないかと勝手に想像しているのですが、確かな証拠は見当たりません。 ご専門家の方、将棋や囲碁の歴史にお詳しい方、よろしくお願い致します。

みんなの回答

  • magura
  • ベストアンサー率27% (5/18)
回答No.1

専門家というわけではありませんが、多少なりとも碁界に携わってきましたので、私の知りえる範囲でお答えしたいと思います。  まず、碁では感想戦は義務付けられていません。たとえば自身の不甲斐ない敗戦に腹を立て、終局と同時に石を片付け、席を立つ場合は少なくありません。ただし義務付けられてはいませんけれど、勝った場合は敗者への思いやりとして、感想戦に付き合うのが「礼儀」とされています。もちろん敗者が席を立ってしまえば、引き止めてまで感想戦に引きづり込むことはしません。あくまでも敗者へのいたわりが根底にあります。で、感想戦はいつ始まったかということですが、大昔からありました。が、この世界は「序列の世界」、上下関係がはっきりしている場合は、勝敗に関係なく、上位者の「講評」という形でおこなわれました。  将棋は確か違っていて、新聞などに掲載されることになっていて、観戦記者が付いている場合は、義務付けられているそうです。もっとも、これは現代になってのことでしょう。  余談になりますが、碁ではその内容から「たぶん感想戦をやらないのではないか」などと対局中に話題になることがあります。また感想戦の好きな棋士、嫌いな棋士がいます。ひと昔前のことでいえば、橋本宇太郎九段は「嫌いな棋士」の代表でした。今は・・それは言わないことにしておきましょう。反対に「好きな棋士」の代表は林海峰名誉天元。そのことに関しては数多くの逸話が残されていますが、またの機会に。

kinkin
質問者

お礼

さっそくのご回答ありがとうございます。 囲碁では感想戦がないことも多々あるようなので意外でした。 将棋で、負けた棋士が「感想戦はいらないね」と言って立ち去った、という話を聞いたことがあります。 「敗者へのいたわり」が根底にあったんですね。 たいへん参考になりました。

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