ラブ☆コンがつまらなかったのはなぜ?
質問というものは「例外なく主観である」ことを前提に冷静な回答を望みます。
とある画像を見て元ネタを探したら、ラブ☆コンtwoという作品に行き当たりました。
急いでブックオフに行ったのですが、あいにく前作?のラブ☆コンという作品しかありませんでした。
何らかの関連はあるだろう、TWO読む前に予習もいいかと思って買って読んでみたんです。
1巻は想像を絶するつまらなさでした。
身長差、野球ネタ、夫婦漫才、勘違いとすれちがい、友人エピソードetc。
どっかで見た内容とすれ違いと予定調和、「この二人はくっつくんです!」って力任せな作者の主張がありありと浮かんできて、
昨今の性的描写が過剰なアニメ(下着が見えたり胸が揺れたり)を見た時のような全身の寒気と吐き気に襲われました。
いや待てよ、17巻(実質16巻)続いているんだから連載中に確変が合ったのかもしれないと考え、
掟破りの16巻を先に購入して読みました。
あらすじからは案の定凸凹がくっついて・・・ドタバタした。嫌な予感まんまでした。
内容も卒業式に向かってせいぜいクラス内でドタバタして「バイバイ」です。
15巻経てなお持ち味?が変わらないのは賞賛しますが、つまり全くつまらない展開が延々繰り返されることに絶望し、
1巻と未読の2巻と16巻を売りました。
私はいわゆる職業漫画評論家とは比較にならないほど少女漫画は無知ですが、世間一般の男性よりは読んでいると想います。
デボラシリーズ、イタkiss、美味しい関係、ライフ、キスファーストラブ、花男、研修医ななこ、のだめ、フルバ(後半は微妙ですが)。
どれも面白かったです。
「ハチクロ」が神作品が今の3大少年誌のどの連載作品より面白いという認識はいまなお変わりませんし、
ラブコメでは意外性と勢いがある「高校デビュー」が掲載誌を購読するほど大好きでした。
ただ最近は面白いと思う作品に出会えていません。
乙男はホモくさくてアウト、「君に届け」は主人公の無理矢理な勘違いに耐えられなくて挫折、「俺物語」は「意外性があればいいだろう」で高校デビューにあった見事なバランスがことごとく死んでいました。
特に君に届けに関しては世間一般の評価が信じられません。隔絶された無人島にいるわけじゃなし、あんなもん本人か友人にケータイか口頭で確認すれば解決する話がほとんどじゃないですか。
自分にとって不作が連続した末に今回のラブ☆コンですから、もしかしたら自分にはもう少女漫画を楽しむ素質がないのではないかと悩んでいます。