• ベストアンサー

土木工事(小規模)における栗石敷設について

土木工事の発注・監督業務を行っているものです。 擁壁等のコンクリート構造物を施工する際に栗石を敷設するように社内で決められているのですが、請負業者から栗石の代わりに捨てコンクリートではいけないか?ということをよく聞かれます。 栗石はコンクリート下地盤の強度確保のための置き換え的なものと考えているのですが、実際それをコンクリートに変更することがどのように本体構造に影響するのかあまり理解できていません。 今発注している構造形式は断面高さ2m・上幅0.5m・下幅1.5m・延長40mの擁壁で、まだ未掘削ですが岩や軟弱な地盤ではなかったと思います。 恐れ入りますがご存じの方はどうぞご指導お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.5

#3ですが、 私は専門家と言うよりも土木を学んだ経験者と言う事でカコキさせて頂きました。全くの新米監督さんかと勝手に勘違いして失礼しました。 基礎材の割栗石、クラッシャーを敷設転圧と言うのは、重量の分散化の効果と雨水の浸透速度の軽減化の働きがあったと記憶しています。今問題になっている沖縄のマンション一体の基礎構造がどのようになっているのか解りませんが、最近の想定以上の降水による 災害は雨水浸透、土砂の流失が原因の物が可也あるように思います。その事を考えると理論的に十分な基礎材の割栗石、クラッシャーを敷設転圧と言う事は予算も絡み難しい問題です。 沖縄のあの様な地滑りを見るとどの様な規模で基礎を作ったら良いのだろうと考えもしますが、取り敢えず必要最低限の基礎が施工されるべきと考えてカコキしました。どうも失礼しました。

No1No2
質問者

お礼

>重量の分散化の効果と雨水の浸透による土砂流失軽減化の働き 確かに自分が経験した災害現場で思い当たる節があります。貴重なご指導ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (5)

回答No.6

ごめんなさい!! 雨水の浸透速度の軽減化ではなく、雨水の浸透による土砂流失の軽減化です。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • char2nd
  • ベストアンサー率34% (2685/7757)
回答No.4

 #2さんが云われるように、基礎地盤が岩盤でない限りは基礎砕石は必要です。これは構造物やその上に被さる土砂の荷重を適度に分散させる必要があるからです。  又、鉄筋構造物の場合は基礎砕石の上にさらに基礎コンクリートを打設するはずです(これを捨てコンと呼ぶときもあります)。十分に転圧した基礎が構築されていないと、この基礎コンクリートが割れてしまう恐れもあります。そうなれば実際に作る構造物にも影響します。  公共工事であれば、図面上で指示がありますから原則としてそれに従う必要があります。現場の状況によっては必ずしもそうとは限りませんが、変更する場合は施主や設計担当者と相談の上決定しないと、あとからトラブルが発生したとき監督者の責任となります。  基礎砕石を必要としないのは、上記のように地盤が岩盤である場合の他、河川構造物など在来地盤に透水層を作ることが望ましくない場合です。

No1No2
質問者

お礼

>構造物やその上に被さる土砂の荷重を適度に分散させる必要があるからです >基礎砕石を必要としないのは、上記のように地盤が岩盤である場合の他、河川構造物など在来地盤に透水層を作ることが望ましくない場合です 大変参考になりました。ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.3

断面高さ2m・上幅0.5m・下幅1.5m・延長40mの擁壁となると相当な工事で、普通の民間工事ではないように思います。そうであれば仕様指定があるはずで確認も取らずに一方的変更されていれば後で問題となる事は必然です。 栗石は構造物の重量を均等に地盤に伝える為の物ですから、基礎材の割栗石、クラッシャーを敷設、転圧せずに捨てコンでは、基礎が岩盤でない限り普通は不等沈下を起こし、雍壁転到の原因となります。 土木工学の概論でももう一度軽く勉強し直される事をお薦めします。

No1No2
質問者

お礼

文面をよく読んでみると、構造物の重量を均等に地盤に伝える為の物=クッション材ということですね。 参考になりました。ありがとうございました。

No1No2
質問者

補足

基本的な概要はご指摘の内容通りだと理解しているつもりです。 ただ、栗石+クラッシャで転圧を行っても締め固まるのは主にその置き換えた部分だけなのではないのでしょうか?(地盤もある程度は締め固まるとは思いますが) だとしたら  掘削面+栗石転圧+本体   と  掘削面締め固め+捨てコン+本体 で比較すると、 掘削面は同等、栗or捨てコンも強度は問題なし で、あまり変わりがないのかなとも思いまして質問させていただいてます。 あるいは、(剛なコンクリート)と(変位のある地盤)との間のクッション材的な役割が大きいのでしょうか?

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.2

基礎に割栗石、クラッシャーを敷設しないでいきなり捨てコンを打つ! 基礎の転圧は何時するの?土を締め固める事も可能でしょうがやはり割栗石を転圧するほうがベターです。但し岩盤があれば不要ですが・・・。 コンクリートの基礎部分は非常に大切です。どうか手抜きなどしないように施工しましょう。 会社の方針は正しいのです。良い会社で正しい勉強をしましょう!先輩にも質問しましょう。仕事頑張って・・・。

No1No2
質問者

お礼

掘削面を締め固めれば効果は変わらないのかとも思いましたが、やはり基礎砕石は重要なようですね、ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • KGS
  • ベストアンサー率24% (1324/5321)
回答No.1

栗石というのは実際はクラッシャーラン(切込砕石)になると思いますが、公共工事であれば、基礎材はクラッシャーラン厚20センチとなっています。 実際問題は捨てコンクにしてもさしたる問題はありません。 施主がどこなのか不明ですが、一応確認を取る必要はありますが施工上の問題はありません。 基礎材は強度確保もありますが、どちらかというと型枠を組みやすくするためと言ってもいいでしょう。 地盤の強度確保が必要なら、基礎の下地盤の改良、置き換え、杭打ちなどの処理が必要ですから、基礎材は単に施工上の仕事のしやすさでしょう。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A