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オイルが充填された腕時計について
SINNの時計などのように、ケース内がシリコンオイルで満たされた対水圧10000Mというスペックの時計がありますが、あれを厳冬期の登山(標高2000M以上)で使った場合、ケース内に気泡などできないでしょうか?また、正常に機能するのでしょうか? 実際使った事のある方、詳しい方よろしくお願いします。
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そのような腕時計があることさえ知りませんでしたので、単純に考えてみました。 1.気泡ができるか? 仮に標高3000mとしたら、平地の比べて約70%に気圧です。 気泡が減圧によってできるものと想定されているのでしたら、この条件では できないと思います。 それは A.減圧による気泡は、水ですと真空にならないとできないものです。 オイルと水では違いますが、そんなには違わないと思います。 B.この腕時計はシリコンオイルを封入し、温度の変化にはケースとオイルなどが、 同じように膨張・収縮するコンセプトで設計し、深海でも潰されないと しているようです。 もし、それが崩れていたら、普段使いでもオイルが漏れたり、 ダイビング程度でも海水が入ることになります。 タフをセールスポイントとしている腕時計ではそれはありえない。 C.Bをふまえて、気圧が影響するかですが、シールがしっかりしているならば、 マイナス3割程度の減圧で、ケースは膨らまない。 そんな柔なケースなら指で押さえても凹む。 逆に言えば、ケースが膨らまないのなら、中の圧力変化は零で気泡は出来ない。 参考・・高度と気圧・温度変化 http://www.jwaf.jp/magazine/backnumber/2002/0209-2.html 2.低温 そもそもシリコンオイルは粘度変化が少ない物です。 家庭用の冷凍庫程度では問題はないと思いますが、さらに進むと粘るようです。 http://www.silicone.jp/j/products/oil/about/feature_oil.html このような低温ですと、腕時計の事より命の危険が迫っている事の方が心配。 それと腕時計を腕からはずして、マイナス数十度の所に置く事は考えにくい。 腕にはめていれば、零度以下にはならないと思います。
お礼
非常に興味深いURLありがとうございました。 説明も良く解りました。 質問には記載しなかったのですが、以前冬山登山でオイルコンパスに小豆大の気泡が出来ており、下山するとなくなっていましたが、時計ならどうなるのかと素朴な疑問をもっておりましたので。 でもコンパスの場合、材質等を考えると、納得です。 ありがとうございました。