和室に合うベッドも製作していますが、その際に注意している点は「宮板」の質感です。(宮板:頭の上に位置する板のこと)
宮板と壁の雰囲気に統一感が出ると、ベッドの存在に違和感が生じません。
手持ちのベッドを使用する場合でも宮板のリフォームをすることで雰囲気が変えられます。
そっくり取り替えなくても塗装やステンシル、シール貼り付けなどでリフォームできると思います。
木で縁取りをして障子紙を張り付けるだけで「障子」の雰囲気を出すこともできます。
また、畳におくと部分的にへこみが出来ますので、柱や鴨居の材質に似た木材で「当て板」を設えると良いでしょう。
DIYショップで20cm角でカットしてもらい、出来れば面を取って足が当たっても怪我をしないようにしておいてください。
(面:板の角を45度に削り取る。ベッドの面と統一すると見栄えが良い)
和室を無理に洋風にするとギクシャクした感じになりやすいので、初めから和洋折衷にするつもりでいた方が統一感を醸し出しやすいと思います。
その意味で、畳にカーペットを敷き詰めることはお薦めいたしません。
ダニの発生を促進するという点でも良い結果を生みませんので、アクセントラグ程度にとどめておいた方が良いと思います。
ベッドカバーの色合いを「天井」の素材の質感を考慮して決めることも良い結果を生み出します。
その際、素材に綿や麻などの自然素材を選定すると落ち着いた雰囲気になります。
藍染のものがお薦めです。
アクセントラグの素材も自然素材を選びたいですね。
全体的なアドバイスとして「面の統一感」に着目してください。
ベッドカバーと天井、宮板と壁はその一例です。
お礼
うーん、やはり畳にベッドは無理があるということでしょうか。でもアクセントラグで、うまく和と洋をつなぐことができるかも・・と思えてきました。ありがとうございます。