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1905年に日本が竹島を編入したのは、国際的に見ても正当なものだったのでしょうか?

質問が3つあります。 日本では明治政府が1905年に竹島の領有を宣言したと聞いたのですが、それまでは本当にどこの国にも属さない土地だったのでしょうか? 帝国時代の日本が無理やり(軍事力を背景に)自国の領土としてしまった可能性はないのでしょうか? また当時日本が領有の宣言をしたときに韓国は日本に対してどのようなリアクションをしたのですか? 日本と韓国で歴史的な記述から領土を決めようとしているようですが、私はサンフランシスコ講和条約で竹島の放棄が書かれていないため、日本の領土を韓国が不法占拠しているようにしか思えないのですが。

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  • buchi-dog
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回答No.5

大日本帝国は、確かにポツダム宣言を受諾して連合国に降伏しました。ただし、その段階では戦争は終結しておりません。停戦しただけです。戦争行為の一環として連合国軍が日本本土を占領し、様々な行為を行いました。日本国憲法の制定や極東国際軍事裁判の実行などが含まれます。 上記の戦争状態は、最終的にサンフランシスコ平和条約の締結によって終了し清算されました。その時点でポツダム宣言も無効となっています。 よって、竹島問題について、すでに無効となっているポツダム宣言の条項を云々するのは意味がありません。 ご質問への答ですが、 「サンフランシスコ講和条約で竹島の放棄が書かれていないため、日本の領土を韓国が不法占拠しているようにしか見えない」 日本国の立場としては、竹島の領有を放棄したことは一度もありません。ご指摘の通り、サンフランシスコ条約でも竹島の放棄は規定されていず、依然として日本の領土であると国際的に(少なくとも、サンフランシスコ平和条約に参加した国によって)認められていると言って良いでしょう。これが、「韓国が国際社会に対して竹島の領有を主張できない」理由です。 一方、大韓民国の立場としては、同国はサンフランシスコ平和条約に参加していず、この条約に権利義務を有しません。 韓国が竹島を占領した当時、日本と韓国は戦争状態(に近い状態)にありました。韓国は、日本との戦争の一環として日本領土であった竹島を占領し、未だ占拠していると言えなくもありません。戦争で敵国の領土を占領するのは普通のことではありません。 問題は、日本国と韓国が日韓基本条約を結んで国交を回復しているのに、依然として「日本が領有権を有していると日本が考え、かつ国際的に認められている場所」を占領し続けていることです。これは本来ありえない事です。 ただ、韓国自身は「昔から韓国の領土であったのでそれ以上のことはない。日本が不当に奪っていただけだ」という立場であるようです。これは、「サンフランシスコ平和条約に何か書いてあるらしいが、竹島はそれとは関係ない」という主張でしょう。

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  • nagarjuna
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回答No.1

1)西欧由来の国際法による領土観念と中国・朝鮮・日本など東洋がそれまでに持っていた領土観念は全く異なるのです。インドやイスラームの世界の領土観念だって独自のものがあります。 例えば琉球について考えてみましょう。清国は、中華思想で朝貢外交以外の対外関係を認めません。ところが徳川幕府は清国に朝貢するのは従属関係に入るので抵抗がある。そこで薩摩藩に琉球を支配させ、表向き琉球王朝が清国に朝貢しているように見せかけました。琉球王朝の都には、中国使節が泊まる施設と薩摩藩の出先機関の建物があり、偽装は周到極まるものでした。こういった関係は、西欧国際法の考えでは説明できません。 2)日韓議定書で大韓帝国の外交権を奪った上での竹島領有宣言ですので、可能性は無きにしも非ずです。ただ西欧国際法は、欧米列強の植民地主義の論理でもあるという点に留意する必要があると思います。まあ言ったもの勝ちの、取ったもの勝ちでしょう。この過程があるので、韓国は竹島問題にこだわっています。 3)外交権を奪われていたのでリアクションさえ出来ませんでした。 4)過去の経緯はどうあれ、国際法で日本の竹島領有が認められているので、韓国が竹島を不法占拠しているという日本の言い分に理があります。但し先にも述べたように国際法はもともと西欧列強の植民地主義の論理でもありますので、実効支配の事実が領有の正当性を立証するという考え方もあることに留意しなくてはなりません。

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