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歌舞伎の内容
こんにちは 歌舞伎の内容ってどんな話が多いのですか? 武家社会の中で武士になることが出来ない町人が変身願望を表現したものとか聞いた事があります。 よろしくお願いします。
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歌舞伎の内容は多岐にわたるため、一言では言いにくいのですが・・・。町人の変身願望、という一面もあるかもしれません。 ただ、歌舞伎は武家社会のことを描いたものばかりでなく、街中の風俗や町人の生活を描いたものも数多くあります。 歌舞伎の作品の傾向を分けるのに、ポピュラーに使われるものに「時代物」「世話物」「所作事」という区分があります。 ■時代物(時代狂言) 公家や武家階級(社会)を描いた作品のことを言います。作品の出来た時期(江戸時代)より前、つまり平安時代から戦国時代を時代背景にしています。 主な作品として「仮名手本忠臣蔵」(いわゆる忠臣蔵)、「勧進帳」など。 忠臣蔵は江戸時代の事件ですが、江戸時代として上演すると徳川家に憚りがあるため、大石内蔵助を大星由良助とし、時代を鎌倉時代に置き換えて上演されています。 ■世話物(世話狂言) 世話物は市井に起こった事件や物語などを題材にしたものです。リアルであることを第一に、そこには涙あり笑いあり、庶民の日常の機微が描かれます。 主な作品として「白波五人男」「四谷怪談」「曽根崎心中」など。 曽根崎心中などは実際にあった心中事件を舞台化したもので、テレビのない時代のワイドショー的な役割も果たしていたと思われます。 ■所作事 いわゆる舞踊、踊りの作品です。 主なものに「京鹿子娘道成寺」(いわゆる娘道成寺)、「連獅子」など。 江戸時代の芝居は、時代物・所作事・世話物の順に上演されたことが多かったようです。 時代物は肩がこるので(時に難解だし)、お客が元気なときに上演してしまい、そろそろ観劇に疲れてきた最後に肩のこらない世話物を上演し、身近な話で盛り上がって終了ー、というパターンの受けがいいようです。(私も、見に行った歌舞伎の最後が時代物だと疲れます) 武士への変身願望、ということも含めて、浮世の憂さを忘れて舞台の世界を楽しみたい!という思いが、昔も今も変わらない歌舞伎の楽しみ方なのではないかと思います。
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- yuyuyunn
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こんにちは それはもう、いろいろですよ 狐などの話から お姫様から 落ちぶれたお殿様から お坊さんまで すきな人でも見切れていないわけですから 一言では言いあらわせませんね
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。