前十字靭帯再生手術の危険度は？

質問

この度40歳になる妻が前十字靭帯の再建手術を受けることにしました。学生時代にいためていたものを今年の２月に更に痛めました。病院の先生ではなく、他の病院の先生が来て手術するとのことでしたがお願いすることにしました。いよいよ２１日に手術するとのことで、今日手術前の説明と言うのに妻が一人で行きましたところかなり脅されたようです。感染症の可能性があることやももをきつく縛って手術するとのことで、血栓が出来て最悪死に至ることも有る…等。本人かなり不安に思ったらしくどうしようかと悩んでおります。医者の立場からすると、危険がある事は大げさに説明しているのだとは思いますが。とりあえず手術しなくても生活はできるので死をかけてまで…とは思います。実際この手の手術でそんなに危険はあるのでしょうか？方法は、チタンの人工靭帯を骨に取り付けるのだそうです。今になってこんなことを言われて困っております。よろしくお願いします。

回答No.3

myachide · ベストアンサー

説明に対してむしろ不安感が強くなったとのことですね。ご不安なことと存じます。

10年ほど前までは「血栓ができて死ぬかも」とか言う説明を術前にしていた医者はいないと思います。
説明する必要が出てきた理由は、血栓症が最近注目されてきているというのもありますが、術前説明が不安をあおるようなものになる理由の最たるものは、最近の医事紛争にあります。可能性の少ないことであっても、術前にそれが考えられる場合には患者さんに説明する義務がある、と言うような判例が多数出ています。ですから、一応、ある程度の割合で生じる合併症については説明する必要が出てきているのです。ある程度、と言うのは何十万分の一、と言う確率です。本件で聞かれた、重度の静脈血栓も、高脂血症や動脈硬化などの危険因子がない場合、通常は何十万分の１程度の割合（0.00001%以下程度）だったと思います。通常、一人の医師が生涯に出会うことがないであろう確率です。これを高いととらえるか、安心と捉えるかは、個人の判断と言うことになります。

感染はもう少し高く、一般手術で１％以下です。関節鏡視下手術ならもう少し頻度は下がります。もし感染すると膝関節機能が術前よりも損なわれることさえありえます。

このような説明をすると、患者さんが不安がられることが多いので、私自身もあまりしたくはないのですが、必要に迫られて説明しています。できるだけ具体的な数値をあげて安心していただくように心がけているつもりですが。
ただ、詳しい説明は、デメリットばかりでもありませんし、些細な情報でも提供してほしいと言う方には良いことだと思います。

患者さんにとって合併症は確率ではなく、起こればその人にとっては１００％です。最近医者・患者とも手術を軽く見る傾向にあります。実際に命にかかわることは少ないとは思いますが、ありえると言う事実はしっかりと認識した上で判断すべきだと思います。

上記数値はあいまいな記憶ですので、具体的な危険性についてはもう一度主治医の先生に確認してみてください。

前十字靭帯損傷の治療方針は、今までの日常生活で関節不安定感などでお困りでしたら手術したほうが良いというのが最近の見解です。放置した場合には半月損傷や変形性関節症のリスクが高くなると言われています。判断のご参考になれば幸いです。

どうぞ、お大事にしてください。

お礼

ご回答ありがとうございます。専門的な事を大変わかりやすくご説明いただきましてありがとうございました。血栓の事など素人ではなかなかわかりません。ご指摘いただいたような説明であれば納得も出来たのではないかと思います。プリントアウトして妻に見せたいと思います。貴重なご意見大変ありがとうございました。

回答No.2

kameta3

おはようございます。
私も、15年前に前十字靭帯の手術を受け人工靭帯です。下半身の麻酔で内視鏡を使っていました。
私の場合、そこまで(生死）の説明はありませんでした。今は、考えられる危険を説明しないと後々「聞いていない」なんて成りかねませんよね。
その医師の伝え方は、どうかと思いますが不安でしたら他の医師に聞いてみるのもひとつの手ではないでしょうか。

お礼

ご回答ありがとうございます。やはりインフォームドコンセントと言うことで考えられる危険は必ず説明していると受け止めていいんでしょうね。残念ながら他の医師に確認してみる時間はないようなので、このまま手術を受けることになりそうです。貴重な経験談をいただきましてありがとうございます。経験者の方のご意見は大変参考になります。今後ともよろしくお願いいたします。

回答No.1

silpheed7

脅しているわけではなく、考えられる危険性を説明しただけだと思いますが。
１００％安全な手術はありません。

お礼

早速の回答ありがとうございました。私も体にメスを入れる以上１００％安全な手術が在るとは思っておりません。考えられる危険性を説明することは必要だと思いますが、患者を不安にさせる説明の仕方じゃないのかなと思ったものでご意見を伺いたかったのです。血栓ができて最悪死に至る事もあるという説明の時には、どのくらいの確率か？とたずねたらしいのですが、確立ではあらわせませんとにべもなく言われたらしく・・・。せめてめったに無いのか結構在るのかくらいのレベルでは知りたかったので。私自身靭帯の手術で死んだ方の話は聞いたこと在りませんし・・・。聞き流せるレベルのものではないかと私は思ったのですが、なにぶん手術の目的自体が生死をかけたものではないと思いましたので。皆様のご意見をいただければと思っております。質問の仕方が悪く申し訳ございませんでした。