マクドナルドのなんちゃらとかいう本が出てますよね。あれは面白かったです。
確かにマクドナルド的商売は上手くいってます。大量生産大量消費の循環が上手くいってるからこそあの値段で提供できるのでしょう。決してミミズの肉を使ったりしてる訳ではありません。
大量消費を促すために従来では、採算の取れない病院や学校などの(ある程度の消費は確保できるがバカ売れする程でもないような地域)にでも積極的に進出することで、その店単体では黒字にならなくても、全体の消費量を上げる=コストを下げるという効果もあるそうです。
例えばこれがダイエーなら肥大化しすぎて末端から腐っていきましたが、マクドはマニュアル化を進めることでそこもクリアしてしまいました。
と以上はあくまでも上手くいってる側面の解説です。
問題点はその消費一番主義がもたらす弊害、例えば牛肉を生産する牧場などは小規模の個人経営の牧場がどんどんつぶれていき、大規模なものにとってかわられていってます。なぜでしょうか。そちらの方が効率が良いとマクドがそれを望んでいるからです。アメリカでは今大変なことになっているそうです。アメリカは個人主義の個性化社会だと思っているかもしれませんが、第1時産業の分野ではそうではありません。丁度日本の教育制度が没個性云々と言われているのと同じことが起きています。これでは何かが起きた時、一変にまとめて崩壊するでしょう。
問題点として第一に挙げるならここでしょう。マニュアル化もそうですが、効率主義を押し進めていくと結果非効率になってしまうということです。急がば回れが結果的には正しかったということになるんでしょうか。
改善点としてはどうなるんでしょうか。
目先の効率にとらわれない心を持つと、それも社会全体の意思としてとなります。人生50年なんて信長は舞っていましたが、そうではなく、個々の人生をその全てと受け取らず、種としての人類との認識を持つようになれば、急がば回れも理解できるようになるんではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました^0^非常に参考になりました。