東京地裁で数回、千葉地裁で1回ほど裁判を傍聴した経験があります。
流れとしては簡単で、裁判所にいって、自分が聞きたい裁判をやっている法廷に入って傍聴席に腰掛ければいいんです。
国会の本会議を傍聴するときのような(こっちも是非一度は行っていただきたいですが)面倒な手続きは一切要りません。
ただし、例えばオウム裁判とか、かつての薬害エイズ裁判のようにマスコミも注目するような裁判では抽選となり、必ず入れるとは限りません。オウム裁判なんかは結構倍率高かったらしいです。
でも、ほとんどは普通の裁判ですのでこのようなことを心配する必要はないとおもいますが・・・一応。
注意点なんですが、
1.まず民事裁判よりも刑事裁判のほうが普通の人には分かりやすいと思います。法学部にご在籍との事で、民事裁判でも良いかも知れませんが、傍聴が初めてなら刑事をオススメします。
民事の場合は債権がどうとか保証人がどうとか、はっきり言ってややこしいです。
ちなみに私が東京地裁で傍聴したのは公務執行妨害と殺人未遂の裁判でした。マンションに元妻だかをつれて立てこもった挙句、説得に当たっていた警官2名を猟銃で撃って重傷を負わせた、というものでした。
2.次に、「家庭裁判所」では傍聴ができませんのでご注意ください。
傍聴ができるのは地裁を含みそれより上です。希望すれば最高裁だって傍聴できますよ。ご存知の通り憲法で裁判は公開が原則ですからね。
3.あと確か強姦罪の裁判については被害者への配慮から非公開だったと思います。
4.最後に、裁判中に携帯などがなると最悪退廷を命じられます。あとカメラや録音機の持ち込みは原則禁止ですのでご注意ください。発覚しだい、退廷だと思います。メモはOKです。
こんなところでいかがでしょうか。
分からない点あれば、補足してください。
お礼
大変わかりやすい回答をありがとうございました。 個人的には刑事訴訟の法を中心に傍聴したいと考えています。 法律の勉強をしていても、この法廷のとこがどうも表面上でしかりかいできておらず、だから傍聴することで実感したいと思いました。 ありがとうございました。