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韓国のイスンヨップ選手について
今春のWBCで大ブレークしたイ選手ですが、来日直後の2004年のシーズンは二軍落ちするなど苦労をしています。 韓国で一シーズンに56本のホームランを打つほどの大打者だけに正直驚きました。 何が不調の原因だったのでしょうか。 イ選手にはこれから『アジアの大砲』としてMLBでも大活躍をして欲しいと願っています。 一昨年の不調の原因とそれをどのようにしてクリアして来たのでしょうか。 ご存知の方がおられましたら教えて下さい。
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- blue_leo
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2004年に限らず2005年も決して調子がいいとは言えなかったと思います。 他の方も言ってますが内角攻めに弱いのと極端に左投手に弱いです。 VS 左投手成績 2004年 .225 2005年 .216 交流戦後 .204 左投手に限って言えば初年より悪化してますね。 ロッテ時代もそうでしたが巨人でも対戦投手によって出場したりしなかったりという感じになるでしょうね。 ただでさえ巨人は野手が余ってますから無理に左投手にぶつけることもしないでしょう。 >イ選手にはこれから『アジアの大砲』としてMLBでも大活躍をして欲しいと願っています。 日本よりさらに広いMLBで大砲として活躍するのはちょっと無理かな、と思います。
- popesyu
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日米の比較でもメジャーでばりばりにやっていた人がそこそこしか打てなかったり、あるいはそこそこの人がそれなりに打ったりなどの逆転現象はよくあることですので。 こういうのはスタイルの合う・合わないが大きいのかと思います。韓国の野球スタイルもどちらかと言うとメジャーに近いというのも聞いたことありますし、日本の投手の特徴だと変化球が多彩でしかもそのコントロールが非常に良いというのと、ストライクゾーンが外に厳しく、内に甘いというのがあります。 そのため、内角球の捌きが旨く、変化球も得意というタイプがあわせやすいでしょうし。助っ人外人のインタビューなどを見ると、日本人の体質的なものでしょうが、弱点とされるところを執拗に攻めてくるその執念深さwというかネチネチしたところ、そういうのもカルチャーショックの一つだそうで、そういう細かい攻めにも平常心で対応できる冷静な心構えみたいなものも必須だそうです。 まぁただ一流クラスの打者になればこの辺の差異は誤差の範囲でしょうから一番大きいのは環境適応能力でしょう。紙一重の差の中でひしめきあっている実力者同士の勝負なのですから、例えば食べ物一つだけとっても口にあわないというだけで精神的な余裕が全く違うでしょうから、文化や環境の違いにどれだけ順応できるかという精神的タフさと相性みたいなものが大きく影響するかと思います。 仮にメジャーに移って、そちらで大活躍したとしてもそれは日米の野球レベルの差があるということではなく、単にメジャーの水に合ってたというだけのことでしょう。
お礼
確かにおっしゃる通りです。 イ選手はMLBに興味を持っており、是非とも活躍をして欲しい選手です。 彼にとって日本のネチネチした内角攻めも経験し、これを克服したのは大きな財産になるでしょう。第1回WBCで日本と韓国のレベルの高さが証明され、喜んでいます。 これに台湾が絡んで、東アジアの野球がもっと盛んになっていく事が野球の世界的な発展に繋がる第一歩だと思うのです。 貴重な意見ありがとうございました。
補足
2006年のシーズンも開幕、横浜との三連戦でのイ選手(マスコミはスンちゃんと呼んでいるようです)の活躍は見事。 特に三戦目、隠し球でアウトになった後、由伸とのアベックホームラン。 スンちゃん、今年は大化けするかも。
- Swordline
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ロッテ時代に、いろいろコメント残してたりしますが。 まずは、韓国野球と日本野球のレベルの違い。 ○ストレートのスピードが韓国に比べて平均5キロくらい早い。 ○韓国では、ストレートからボールゾーンに変化するような 変化球を投げるピッチャーがあまりいない。 ○韓国野球では、初球はストレートから入れと教えられるが 日本では、普通に変化球から投げてくることもあって、戸惑った。 といったレベルの違いがあったと、いっています。 さらに徹底的なインコース攻めに苦しみました。 これも、韓国では無かったそうで。 そういった要因に戸惑って1年目はボロボロ。 2年目になってからは、まずフォームを改造しました。 スタンスをちょっと変えて、インコースに対応できるようになったようです。 また、変化球になれたため、対応ができるようになって 好きな球種を待てる余裕が出来た。 これらの要因が、2年目は活躍に繋がったと言えるのでは。
お礼
早速、わかりやすい説明ありがとうございました。 去年の日本シリーズで初めてイ選手を見ました。 第一印象は現巨人軍監督の原辰徳に似ているでした。 王貞治選手のようにボールを呼び込んで打つというより、前で上手にさばくというタイプですね。 しかし、日本のピッチャーの変化球攻めを克服出来れば、MLBでもじゅうぶん活躍できるでしょう。
お礼
そうですか。 左に弱いと言う事は『ナスティースライダー』が打てないという事ですか。 バッティングフォームを見ていると、ボールを迎えにいっていますね。 彼はボールをどのタイミングで待っているのでしょうかね。 因みにイチローは『緩い変化球のタイミングで待って、胸元の速球をファウルで逃げる』をMLBに行く数年前から実践でやっていましたね。 ですから、松阪大輔との対決では始めの10打席は殆ど三振でした。 しかし、昨年ランディジョンソンと対決した時には同じタイミングで待っていて、95マイルの直球を逆方向にヒットを打っています。 イチローや松井は相手投手のウィニングショットを打つことに焦点を合わせており、この辺りが並みのバッターと違っています。 貴重なデータ教えて下さりありがとうございました。
補足
MLBを見ても、大砲が育つのには時間がかかるようです。 ボストンレッドソックスのラミレス、オルティーズの両巨砲にしても、現在『最も三冠王に近い』といわれているデレックリーにしてもホームランバッターとして開花したのは30才前後です。 ボストンはイチローを取ろうとホスティングに参加したが敗れ、用意していたお金が余ったので『まあ、ラミレスでも取ってみるか』という話でしたね。 『大器晩成』そして『大化け』するから面白いのです。