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「弔問」「参列」「会葬」の違い
葬儀の際の言葉の使い分けが気になります。 タイトルの他にも亡くなった方の呼び方が「ご霊前」「ご尊前」だったり。 宗派によって違うのでしょうか? それとも意味により明確に使い分けされているのでしょうか?
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「弔問」とは亡くなった人の家をたずねてお悔やみを述べること。 「参列」とは式や会合に加わること。 「会葬」とは葬式に列席すること。 葬儀式とは告別式のまえにおこなわれる宗教的な儀式のため、葬儀・告別式の日には「会葬」、お通夜は葬儀式でないので「弔問」となります。 「参列」はどちらでも使うことができます。 業者としての挨拶では、お通夜の席では「ご弔問賜り・・・」となり葬儀・告別式の席では「ご会葬賜り・・・」となります。どちらも「ご参列賜り・・・」とはあまり使いません。ただ、一般の人がとっさに「ご参列くださって・・・」とお礼を述べることは多く見受けられます。
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大辞林 第二版 (三省堂) みことのり 【詔/勅】< 〔「御言宣(みことのり)」の意〕 (1)天皇の言葉。おおせこと。詔勅。 「敬(つつし)みて―を受けて/日本書紀(欽明訓)」 (2)古文書の一様式。天皇の命令を直接に下す文書。律令制で詔(しよう)と勅(ちよく)の二様式が規定されている。 大辞林 第二版 (三省堂) しんじ 【神事】< 神をまつる儀式。まつり。かみごと。 「―を執り行う」 **************: 神道のことは、解らないので訂正します。のりとは、祝い事のみかもしれないし、みことのりは、旧神道の天皇が神様の時代の言葉のようなので、人間天皇時代の神道の弔意文は、賢者の解説待ちですね。ごめんなさい。
大辞林 第二版 (三省堂) ちょうもん てう― 【弔問】< (名)スル 死者の遺族を訪れ、悔みを述べること。葬儀に参列して、とむらうこと。 「―客」「―する人が深夜まで続いた」 ***********: さんれつ 【参列】< (名)スル 式に関係者の一人として参加すること。 「告別式に―する」 ***************::: かいそう くわいさう 【会葬】< (名)スル 葬儀に参列すること。 「―御礼」 ******************:: れいぜん 【霊前】< 死者の霊の前。みたまのまえ。 「―に花を手向(たむ)ける」 ********************: そんぜん 【尊前】< 神仏や貴人の前。おんまえ。 **************:::: 辞書の解釈によると、結婚式と披露宴のように、葬儀と告別式を続けて執行する場合が、最近は、多いですよね。昔は、近親者密葬と対外的な本葬とお別れの会の告別式を分けたり、仮通夜、本通夜など、分けていましたが、 現在は、遺体安置室、仮通夜、本通夜、密葬、本葬、告別式、骨上げ、開連忌(死者の旅立ちの読経)、初願忌(数えで3日目の読経)、初7日、まで、1日半で、全部、葬祭場で済ませてしまう、スピード時代になりましたね。 で、弔問、会葬は、通夜、葬儀など、宗教的弔いに参加する状態で、参列は、告別式、出棺など、宗教色のないお別れの会(告別式)に使うようですね。 霊前は、35日忌、49日忌など、忌明け前つまり、あの世への旅行中への、死者への魂の前ということ。 尊前は、阿弥陀様とか、神様とかの前ということのようですね。 本願寺さまの場合は、遺体に向かって読経することはなく、阿弥陀様に読経しますし、神道の場合も、神様に、みことのりをささげますから。。。 微妙に違うのですが、多宗教、他宗派、でしかも、先に示されたように、昔は、足かけ10日間の行事を、1日半で終わらせる為に、区切りがはっきりしないようですが、言語てきには、違うようですね。
お礼
>本願寺さまの場合は、遺体に向かって読経することはなく、阿弥陀様に読経します なるほど!納得しました。 あくまでも阿弥陀様へ読経するから「尊前」なんですね。 通夜で「霊前」と言われていたのが告別式では「尊前」となっているので 通夜を終えると「霊前」が「尊前」に変わるのかと勘違いしてました。 ありがとうございました。
お礼
わかりやすいご説明、ありがとうございます。 「参列」はどちらにも使えて便利だけれど、プロは使用しないんですね。 それぞれの言葉の持つ意味合いが大変よくわかりました。