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スーツに関して質問です。

スーツの袖のボタンなんですが、本開き(実際開けたり外したりできる仕様)にして一つだけ外すというオシャレな着こなし方があると聞いたんですが、今でも通用するんですが?一昔前の流行の話で今はもうしないんですか? 又、するとしてもビジネスシーンではしないもんなんですか?よろしくお願いします。

みんなの回答

noname#155689
noname#155689
回答No.2

ANo.1さんの仰る通り 注文服(クチュール)から既製服(プレタポルテ)に主流が移動する中で 実際に開けることがほどんどなかった袖ボタンは 単なる飾りボタンになっていきました。 理由はコストダウンと、既製服ゆえ袖丈の直しに対応するためでしょう。 念のため、丁寧に分類しておくと ●本開き・本切羽 袖が額縁仕上げになっていて http://www.rakuten.ne.jp/gold/dpi/ug/gakubuchi1.htm 実際に切羽(ボタンホール)が開いているもののことです。 これだと、基本的に袖丈が直せないんですよね。 ●開き見せ 切羽が実際には開いていない、刺繍だけのフェイクのものです。 フェイクであっても袖は額縁仕上げになっているものが多いですが コストダウンのためか?額縁仕上げもやっていないものもあります。 ●単なる飾りボタン 切羽がなく、ただボタンがついているだけのものもあります。 礼服は切羽がないのが普通と聞いたことがありますが 真相は詳しく知りません。 さて、本切羽が流行りだしたのは 1990年代のクラシコ・イタリア・ブームからですね。 クラシコ・イタリアというのはイタリアの柔らかい服作りの技術を活かして 注文服のクラシックで職人的なディーティールを盛り込んだ 新しいトラディショナルを作ろうといった流行です。 クラシコ・イタリアというスタイルはもはや流行ではなく、完全に定着しましたね。 クラシコ・イタリアが流行だった頃は、袖のボタンを1個だけ外して 本開き・本切羽であることをさりげなくアピールするのがカッコよかったりもしましたが 今ではそんなに珍しいディティールではなくなりましたから それだけではオシャレを演出できなくなってきていると思います。 やっているとダサイということもないと思うんですけどね。 まあ、ジャケットのフロント3つボタンのうちのいくつボタンを掛けるかを含め 着こなしのバリエーションでしょう。 ANo.1さんからもご指摘がありますが 最近は本切羽では差別化できないので、ボタンに注目が集まっているように感じます。

  • kettouti
  • ベストアンサー率46% (274/589)
回答No.1

本開きという仕上げは(本切羽ともいいます)今の流行という事ではないですね。 このような仕上げは、すでに数百年前からあるようです。 現在のように機械がなく、すべて手作業で服を作っていた時代の袖の仕上げ方のようです。 ボタンホールを開ける理由は、手を洗う時にスーツの袖が濡れないよう、そのボタンを外してたくしあげるためです。 現在は、大量生産の時代ですので、めんどうな作業を除くという理由(コスト削減?)で無くなっていたのではないでしょうか。 (需要と供給のバランスを取るため) それが、10年位前にイタリアのメンズファッション界?で 「イタリアで、代々築かれてきたアルティジャーノ(職人)の人達のモノ(洋服)を作る思想・技術・伝統を後世に残そう」 という事から、復活してきたという事のようですね。 ですから、オシャレとか流行という事からの発想ではなく、普段の日常生活からすれば実に機能的な仕上げという事になります。 ですから「ビジネスシーンでは、しない方が良いのか?」といった考えをする必要はないと思います。 本開きにして、一つだけボタンを外すのは「手仕上げの部分があるぞ」という事を、すこし自慢したいのではないかと思います。 現代では、手仕上げ(ハンドワーク)イコール、高級というイメージがありますから。 それから、オシャレという事で考えるのであればボタンの素材という事になります。 高級既製服に使われる代表的素材は、ホーンボタンとヴェジタブル・アイボリーだそうです。

amerikan
質問者

お礼

とても参考になりました。くわしく説明していただいてありがとうございます。

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