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海外で日本人や日系移民の方が
とても頑張っていらして、地元の方たちの評判が良いというところはどこでしょうか?
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■明治時代の移民の住んだエリア 日本からの明治時代の移民という点で見れば、アメリカ(ハワイと西海岸)と南米(ブラジルとアルゼンチン)ですね。もし実際に行ってご自分の目で確かめたいとおっしゃるのでしたら、日本から比較的短時間で行けるという点で、ハワイがよろしいと思います。実際、それらの国には、日本から多くの人々が移民として国を渡り、つらく厳しい農作業を行い、生計を立てたと言われています。 http://www.janm.org/projects/inrp/japanese/overview_ja.htm http://www.janm.org/ ちなみに、ロサンゼルスには、リトルトーキョーというエリアがあります。しかし、ここは約300メートル四方の飲食街の地区だけでして、日本人はほとんど住んでいません。一方、全米日系人博物館というものがロサンゼルスにあります。ロサンゼルスには、成田から8時間で到着します。 http://www.janm.org/jpn/main_jp.html ■海外における日系人とその集落 また、私のアメリカでの長期出張の経験で恐縮ですが、アメリカを含め、現在の海外では日本人はあまり日本人同士での社会を形成しない傾向にあります。恐らく、delaさんは日系人の集落における日系人へのインタビューを考えておられるのではありませんか?もしそうであれば、想定しておられるような日系人の集落におけるインタビューは難しいかと推測されます。 同じアジア系の国の出身者をアメリカ国内の生活に着目して見てみると、中国系や韓国系の方々は各民族で集落を形成する傾向にあります。その結果、チャイナタウンやコリアンタウンがあちこちで形成されています。実際、ロサンゼルスでは、チャイナタウンとコリアンタウンがそれぞれ独立したエリアに距離を置いて形成されています。 一方、日系人の場合、日系人による集団を形成せず、現地の地域にとけ込んでしまう傾向にあります。ハワイにおける日系一世の方々は英語が得意ではなかったため、ロサンゼルスのリトルトーキョーのような集落が形成されたと思われます。しかし、日系二世になると英語が話せるようになるため、集落を形成せず、市内のあちこちに分かれて住む傾向にあります。実際、ロサンゼルスでは、日本レストランが市内にバラバラに点在しています。 そのため、海外で活躍している日系人を調査されるのでしたら、日系人の集団ではなく、それぞれの日系人に個別に質問するしかないかもしれません。具体的には、芸術で成功したイサム・ノグチ(この方はアメリカ人と日本人の混血です)や、ニューヨークで活躍する音楽家やファッションデザイナーが対象になるのかもしれません。