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イーバンクヘッジファンド
イーバンクの新しい投資信託ですが、商品的には優れているのでしょうか?
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「イーバンクヘッジファンドe501」ですが、ちょっとわかりにくく、誤解されがちのようですので、説明いたします。 このファンドは外国公社債投資信託で、実質的にはイギリスのマン・インベストメンツ社の債権を、個人が買える金額単位で購入できるようにしたものです。 (マン・インベストメンツ社の債権は通常、銀行や年金基金等の機関投資家向けの販売をしており、ダイレクトに個人が購入することは不可能です。この債権を既に個人向けファンドとして売り出している会社もありますが、明らかに特定かつ一定以上の富裕層を対象とした販売単位です。500万以上~とか・・・) 為替リスクをお客側が負担することに納得いかない方もいるようですね。 確かに。購入時に円安→ドル高で、解約時に円高→ドル安ですと、ファンドの運用益が出た場合でも、為替差損で相殺される恐れはあります。 ただ、それを避けるために為替ヘッジを行うファンドがいいファンドか、というと、そうともいえないのですよ。 為替ヘッジは、「あらかじめ決めた一定の為替レートで、外貨と円貨を交換する契約を結び、為替の変動による損失(為替リスク)を回避する取引をすること」をいいます。一見、運用会社側が負担するからいいのでは?と思えますが、これ実はいわば「為替の先物取引」なので、売買に手数料が発生します。その負担はやはり手数料として、お客側が負担することになるのです。 それを考えると、どうせ負担しなきゃいけないなら、一定の為替で取引してもらうよりも、場合によっては(購入時:円高→ドル安、解約時:円安→ドル高)運用益+為替差益がでるファンドにしよう、というのがこういう為替ヘッジを行わない、外国籍ファンドの運用方針ともいえるのです。 (ちょっと良く書き過ぎですかね(笑)。でも、金融機関は全部、お客から手数料を搾り取ることだけ考えている、というのは間違いですぞ!とはっきり言っておきます) 他、このファンドで注意する点としては、(1)償還時、120%元本保証を行うのは、イーバンクのファンド自体ではなく、組み込んだマン・インベストメンツのドル建て債権のみで、イーバンクのファンドを円建てで保証するものではないこと。(当然、償還時の為替レートが影響します)(2)外国公社債投資信託の満期償還時は、現行の税制の場合、投資元本より運用益が生じた分は、20%の税金を引かれること。ただし、満期前の解約の場合は、運用益に対する税金は発生しない。(3)このファンドに組み入れたマン・インベストメンツの債権償還は、2018年3月31日なので(web:商品説明用資料5ページに書いてあります)、その後の5月15日までは実質的に償還期間として設けられているといえるので、この間に解約すれば、税金を取られない。(ただこの時期は、解約手数料0.5%は引かれますけどね。解約時期によって手数料が違いますので、注意) あと忘れられがちですが、この組み込んだマンの債券は、元本保証する安定運用だけではなくて、投資元本の中に積極運用(レバレッジ)もしている点です。つまり、運用益が出たら、それを投資元本に組み込んで、さらにそれを元手に福利運用を掛けていくのです。うまくいけば・・・ですが、投資元本をかなり上回る可能性も持っていますよ。 あとは、質問者様の判断だと思います。 大事なのは、質問者様が何年後にこういう目的があって(家を買う頭金にしたいとか、結婚資金にしたいとか)そのマネープランに合いそうかどうかで決めればいいのではないでしょうか? 少なくとも、このファンドは短期解約は向いていませんよ。
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- air_spot
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最初に扱う商品がかなりマニアックなものと言うのもどうかと思うのですが… 前の回答者とかなりダブルと思いますが、簡潔に要点のみ記すと ・ドル建てでの元本保証商品 ・期待リターン対比での経費(報酬)がかなり大目 ・ヘッジファンドの小口化商品 この商品ではなく、元のマン社のヘッジファンドに対する説明をすると 元本を確保する部分をゼロ・クーポン債で運用して、残った資金を積極運用に回すことが基本になります。 また、元本を保証する商品の場合はこの他に保証銀行の保証料も負担させられることになります。 (マン社の場合、積極的に運用する部分の報酬は定率報酬+成功報酬になっておりこの部分の負担もかなりのものになります) 仕組み商品の場合は(期待リターン対比で)かなり購入者に負担が掛かりますが、この商品は典型的なのではないでしょうか? 最後に、仕組みを理解していて購入するのならいいのですが、商品の仕組みが理解できない人が購入するものではないと感じています。
#3で訂正です。 「福利運用」→「複利運用」でした。入力間違えました。(ハズカシイ。。。^^)
ヘッジファンドe501のことでしょうか。 こういった元本確保型の商品で、何らかのパフォーマンスに連動する債券に投資する投資信託、は最近増えていますので、商品性からいうと確立されつつあると思います。(優れているとは断定できませんが。) このような商品を資産に組入れる場合は、余裕資金のうちのさらに余裕資金で行うほうがいいのではないでしょうか。普通の投資信託であれば、最近は株価が上昇基調だから保有する株式ファンドもあがっているだろうとか、円安基調だから外債ファンドがいいのかななどと、リスクを自分で管理することがある程度できるのですが、ヘッジファンドであればそういった自分なりの予想をに持つことが難しいからです。 また、換金性の観点からも、途中換金の手数料はふつうの投資信託より高めに設定されていますので、満期まで保有できる余裕資金で行うほうがいいと思います。 ヘッジファンドへの投資自体はすでに主流となっておりますので、あくまで分散投資の一つととらえて投資してみてはいかがでしょうか。
- masuling21
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過去ログなのですが、今や私の回答は自信なしです。