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医療機関の院外処方箋のメリット
ここ数年、院外処方箋がすごく増えてきていますが、院外処方箋にすると、医療機関の方では何のメリットがあるのでしょうか? 病院やクリニックで薬を出さなくなると利益が減るんではないのですか?それとも薬の在庫や薬剤師の人件費なんかで利益がないのですか? どなたか詳しく教えて下さい。
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kazu_kun1203さんの説明に追加・補足させていただきます。 現在では、お薬での利益は、ほとんどなく、消費税5%分は、購入医療機関が、負担している状況です。ですから、仮に、100円の薬価のお薬を97円で仕入れた場合、医療機関のお薬問屋さんへの支払いは、97円×1.05=101円になり、1円のマイナスになります。また、1箱100錠入ったお薬を問屋さんから購入したが、30錠が残って期限が切れてしまった、となると、101円×30錠=3030円のマイナスになります。 また、基本的には、どんな小さな診療所でも、お薬を管理、調剤して、患者さんに説明するのは、薬剤師が行うことが必要です。しかし、患者さんが、あまり来ない診療所で、薬剤師を常勤で雇うとなると、当然、毎月の給料を支払わなければなりませんよね?そんなお金あるわけない! したがって、厚労省も、院外処方にすることによって、医療機関が、損をしないように、処方せんを出した方が、少し点数が高くなるように設定してあります。 ですから、お金の面からで考えると、院外処方の方が医療機関にとっては得になります。 また、治療の面からも、院外処方だと、ひとつひとつのお薬について、患者さんに医師がいちいち詳しく説明しなくても、詳しくは薬剤師に聞いて、とすれば、治療がスムーズになり、より適切な薬物療法が行えます。
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- sirouto1gou
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こんにちは。 回答も出ておりますので、補足をさせて頂きます。 院外処方は基本的には医療機関の採算が合わないから行っているのだと思います。 病院にも薬剤師は必要ですが、外来患者さんの処方箋を裁くのは結構時間がかかります。 その割に利益を上げるのが難しいのが現実です。薬剤師の人件費もバカにならないので、その業務を院外処方にしてしまえば売り上げは減りますが、利益は増える可能性があります(場合に拠ってですが)。 薬剤師業務のほとんどは入院患者さんのための調剤になると思います。 その意味では薬剤師は少数ながらも存在しなくてはならないのです。 病院も慈善団体ではありません。 スタッフ全てがお給料を貰っています。 ですので、経営面でも大変です。院外処方みたいに調剤を院内で行って採算が合わなければ外注でやってもらえば言いのですからね。 更に患者さんのためにも院外処方は役に立つかもしれません。 病院でしか調剤をしてくれない場合、患者さんはお薬が出るのを何時間も待たなければならない可能性があります。 しかしながら、院外処方であればそれよりも確実に短縮出来るでしょう。 調剤の遅い薬局であれば他の薬局にすればいいのですからね。
- kazu_kun1203
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確かに昔のように薬価差が20%も30%もあれば利益が減り、損ですね。 現在では薬価差はほとんどなく、むしろ在庫を抱える分損している所もあるでしょう。 一方、診療報酬では、院内処方の場合の「処方料」より、院外処方の「処方せん料」の方が高いですからこちらの方が収益的によい事が多いです。 病院では入院患者用に在庫も必要ですが、クリニックなど無床で、薬剤師を雇用する必要もないところでは無駄な在庫を抱えるよりは院外処方にした方がお得なんですね。
- megumegu41
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下記のURLが参考になるかと思います^^ 似たような質問をされているようですので。
- chie65536
- ベストアンサー率41% (2512/6032)
http://www.med.kurobe.toyama.jp/hospital/ingai.htm http://www.ceres.dti.ne.jp/~gengen/iyaku.html この辺りが参考になると思います。 院外への処方箋発行料の薬価点数が、薬そのものの薬価点数より高い場合が多い、と言うのもあります。