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メンタルとリスクのコントロール

初心者です。 少しずつ損失が増えていき、 早くも引退の二文字がちらほら。 私の勝手な解釈だと、 技術的な勉強よりむしろ、メンタルとリスクの コントロールが一番大事なような気がします。 メンタル面で、どう株と向き合っているか。 その中でも特に、一喜一憂して消耗しないコツは あるのか。 また、リスクのコントロール(リスクゼロは無理だけど) をどうすればいいのか。 できればベテランの方、ご教授ください。

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  • pastorius
  • ベストアンサー率48% (538/1110)
回答No.4

株で儲けるというのは目標です。 その一方で株をやるなら損してやめなければいけない可能性があるという現実もあります。 メンタルな問題については精神修養しましょうといった解法は非現実的で(ヨガの修行をしなければ株で儲けられないなんてのは困る)、精神的に自分が耐えられる範囲でしかやらないというのが現実的な答えです。 精神的に耐えられないというのは、要するにお金が無くなることに耐えられないということです。自分が耐えられる範囲でやるということは、無くなっていい範囲の資金でやるということです。 無くなっていいお金なんて1円も無いといえばそれまでですが、もし本当に無くなっていいお金が無いのなら、株なんてやってはいけません。株をやる上で一番根っこのところにある重要なことは、資金が無くなるかもしれないということに対する覚悟です。リスクコントロールではなくて、覚悟です。 悲壮な覚悟である必要はありません。例えば50万円なり100万円ぐらいなら、車で事故ったと思えば吹っ飛んでいく程度の額だと思えば仕方ないかという範疇にならないでしょうか。50万100万が無くなると生活が苦しくなるという人は、株はやらない方がいいんじゃないかと思います。 どの程度の金額を覚悟できるかは人によって違いますから一概には言えません。 覚悟を決めるっていうのは、自分がどこで負けを認めるかというラインを引くことだと思います。負けて引退してもまたお金が出来たらリベンジしていいんですが、とにかく、いくら損したらやめるという線を自分で引いて自分自身で負けを認められることということが、本質的に重要な問題です。そうすることで、そのラインまでは頑張ることができます。 例えば最悪の場合100万円無くなる覚悟を決めたとします。 この場合に、損失が100万円まで達しないようにすることが、リスクコントロールとかリスクマネジメントとかいうものです。どんな本を読んだってリスク管理が大事だとしか書いてないんですが、リスクって具体的に何なんだということが明確化していないと机上の空論にしかならないのです。リスクというのは危険なんですが、相場で言う危険とはお金が無くなる可能性に他ならず、問題はいくら無くなる可能性があるのかというところにやはり立ち戻ります。 100万円だと決めたら、例えば1回の取引で許容できる損失額は10万円まで、と決めて取引するといったようなことがリスクコントロール、リスクマネジメントです。そんなに難しいことじゃありません。価格変動に相関性が少ない複数の銘柄でポートフォリオを組むというのも方法のひとつです。 こういう風に理屈をちゃんと考えた上で計画を立てれば、1回1回の損切りは怖くなくなります。下がったからといってそんなにビクビクすることも無くなります。 それでももしビクビクしてしまうのなら、取引金額が大きいんです。ビクビクしない額まで少なくすればいいです。 何か買おうと思ったときに、1回の取引での最大損失額10万円と考えれば、何株買うと何円下がったら損切りになるかといったことが自ずとわかります。 ストップ安を連発してる最中のライブドアを買うやつなんてバカだとか言ってる人がいましたけど、最悪500円捨てるつもりで1株500円で買った人は別にバカじゃありません。誰もが納得する合理的な理由がある銘柄でも損失許容額以上に買うほうがよっぽどバカです。 ポートフォリオを組むより損は1回10万円と決める方がシンプルじゃないかと思います。 実はやろうと思ったって10回連続で損するなんてことは極めて困難です。損得の確率が対等である場合に10連敗する確率は約0.1%です。普通は勝ったり負けたりを繰り返して、50回ぐらいの取引はできるものですから、1年ぐらいは持つんじゃないでしょうか。 確率論的に考えると、取引コスト(手数料とか日歩とか)分だけ徐々にマイナスに傾いていくことになりますから、株も取引を繰り返すほどだんだんと損していくものです。 取引を50回なり100回なり繰り返す間に、確率的に優位な取引の方法を探し出して身につけるということが株が上手になるということです。1回1回の取引では、その取引は自分にとって許容範囲の取引か、何故買うのか、ということを明確にして、結果が出たら、利食うことになった場合も損切ることになった場合も、計画どおりに実行したか、計画に論理矛盾はなかったか、ということを事後検証します。計画どおりに実行して損切りになった取引は正しい取引です。100連勝することなんか無い。6割勝てばいい。天底取る必要もありません。傾向としてプラスサイドに傾いてゆけばいいんです。 もし優位な方法が見つからなかければ、やめればいいだけのことです。 株で損してやめた人なんて世の中にゴマンといますから、気に病むような問題ではありません。 最初の覚悟というところに戻るわけですが、最悪やめればいいという覚悟さえあれば、怖く無いです。 以上のようなことを頭に入れて、当てる方法じゃなくて取り組み方全体について一度考え直してみられては如何でしょうか。

recoba30
質問者

お礼

覚悟ですね。 そう覚悟。 とてもしっくりキマス! どう表現したらいいか分からない物に、最もふさわしいタイトルがついたような快感です。 負けが徐々に増えている今でさえ、技術論や勉強や情報収集にあまり価値を見出せません(それらを推奨する方ゴメンナサイ)。 技術論、知識、情報は確立を多少高める道具であり、ストイックにそれらに磨きをかけていっても、絶対に必勝法にはたどり着かないと思っています。 相場という個人の意思や知識では、絶対にコントロールも予想もつかないものに関わる以上、pastoriusのおっしゃる「覚悟」が最も大事なファクターじゃないでしょうか。 pastoriusさん、貴重なお話ありがとう御座いました。

その他の回答 (4)

  • pastorius
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回答No.5

冗長な文章を読んでいただけたようなので、さらにとても長い蛇足ですが付け足させてください。 ・目標 ・最大損失許容額 ・資金管理方針 ・ストラテジー 相場をやるということの要素はこの四つです。 これから30年間安定して儲けようと思ったらこれら四つの全てが等しく重要です。 技術論とか情報とかっていうのはストラテジーの範疇に入るでしょうか。技術論て売買技術じゃなくて「テクニカル分析」といった意味ですよね?それも対等に大事です。 覚悟は最大損失許容額を決めるということの本質的な意味ですね。 多くの投資家は最大損失許容額についての考えが希薄なので、それを大前提として構築されるべき資金管理(リスクマネジメント)方針も曖昧なものになってしまいます。 そして先にも書きましたが、損してやめる人が沢山いてあなたもその中に入る可能性はあるから、いくら負けていいのか初めに決めておかなければいけない、なんてことを書いている本は、初心者向けの本にも玄人向けっぽい本にも見たことがありませんし、セミナーでも聞いたことが無い。 だから、本当は悲観論者みたいで嫌なんですけど、ぼくは敢えて特に強調して言うことにしているんですが、残念ながら損失許容額を決めて資金管理さえできれば儲かるというわけでもない。 儲けることが目標であって大損しないことが目標ではないのなら、情報だとか技術論といったことはないがしろにはできません。 確かに信頼できない情報や分析はたくさん氾濫しています。 信頼できないとは間違っているという意味ではなくて、評価不能という意味です。 25日移動平均が50日移動平均を下から上に抜けると買いサインなんて言われたりしますが、13日と28日はダメなのかとか、実際にそれで取引をしたらどれぐらい儲かったんだとか、突込みどころ満載でとても取引の参考にしようと思えない。 しかし任意データで検証してみて100個の該当条件の7割が的確で3割の損も過剰でないなら、帰納法的に現時点では信頼に値すると考えられる。この場合、理由はある意味でどうでもいいんです。星占いだってかまわない。 優位なストラテジーを構築するという作業は、もしかすると何の意味も無いかもしれない情報だの分析手法だのを、とりあえず片っ端から検証してゆくという作業です。見つからないうちはサハラ砂漠で落ちているかどうかわからない1カラットのダイヤモンドを探すような作業に思えるのですが、ダイヤモンドとは何かがわかっていれば、つまり信頼できるとはどういうことかという基準が自分の中にあれば、意外に見つかるものじゃないかと思います。 検証で確率優位じゃないかと思える信頼できるストラテジーが見つかったとき、次に資金管理方針に合わせて実行可能かということが問題になります。確率優位であり、且つ、資金管理方針に合わせて実行可能なストラテジーであれば、それは実行すべきストラテジーだということになります。 あとは、実行しながら事後検証して、おかしなところがあれば修正するという作業を繰り返すだけです。Plan Do Check Actionのサイクルを続ければいい。 長々と書きましたが、骨子としてはこれが相場をするということの全てだと思います。 自分が何をやっているのかということがわかっていれば、損が続いて悲しかったり腹立たしいことはあるとしても、怖いということはありません。

recoba30
質問者

お礼

ネット上での情報。とりわけ個人の書き込みにおいては有益、無益、有害な情報が無作為に氾濫してますよね。 そんな中でpastoriusさんの書き込みは、私にとって間違いなく有益です。 「ようこそ相場の世界へ。 希望に胸躍らせてご入場の事と存じますが、統計的には負けて退場される方が圧倒的です。 この現実を踏まえ、まず最初に幾らまでなら負けてもいいのかを考えてください。 その金額を無くす覚悟があるのか。 まず、これが相場に手を出す上での大前提となります」 おっしゃる通り、こんな書籍やセミナーってないでしょうね。書籍やセミナーじゃ触れないのに、実は一番大事な部分を教えていただいた気分です。 有難う御座いました。

  • u-sun
  • ベストアンサー率22% (55/241)
回答No.3

□耐久消費財を買う感覚(このブランドと機能でこの値段なら買おうかな) □選挙のような感覚(この人格と経歴でこの値段ならわたし推薦します) □我が子のような感覚(多少の値動きならひいき目にみて許せるわ) □円で考えるから疲れる、単位をかえましょう。(20万ペソとか) うーんと真面目な回答も(上記も真面目ですが) 投資とか経済の勉強をしましょう。株だけでなく、もっとトータルの世界での投資を考えましょう。そうすると、ここの値動きの持つ意味あいが変わってきます。株はお金儲けするものでなく、未来を予測して資産のポジションをより最適なものに移していく作業と思いましょう。 きっと、いままでと違う視野が広がります。

recoba30
質問者

お礼

我が子のような感覚っていいですね。 時に駄々をこねて、親を困らせる。 それでも成長していってくれればというスタンスで向きあうってことですね。 ありがとう御座いました。

  • darumaken
  • ベストアンサー率28% (13/45)
回答No.2

とにかく投資する会社について調べられるだけ調べて確信できたら買うようにしてます! 業績とかある程度予想できていれば怖くありませんからね。

recoba30
質問者

お礼

徹底的に調べ尽くした銘柄であれば、仮に下がってもある種納得いくでしょうね。 あるがとう御座いました。

  • convit764
  • ベストアンサー率18% (142/767)
回答No.1

それだけ理解してれば、問題がないと思いますが。 技術的には、LC設定、両建て、繋ぎ売りを習得すれば 損失は増えません。 心理面では、<ぽんぽこ>さんがとても洞察力があります。 このことばで検索してください。

recoba30
質問者

お礼

ぽんぽこさんのブログを今読んでいます。 もう、くぎ付けです! それにしてもこのぽんぽこさんって凄いですね。 実績、キャリアもさることながら、とにかくあの文書能力。 読みやすく、分かりやすく、深い洞察力と絶妙な表現力。 convit764さん、教えてくださってありがとう御座いました。

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