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最新版 木村剛(著者)投資戦略の発想法の解釈について

190項の「金利に第一原則「景気が悪い=低金利」と第二原則「おカネが多い=低金利」とあります。前項の189項には「お金が多い=物価高」と「物価高=高金利」とあり、「お金が多い=高金利」だと思うのですが、どのように解釈すれば著者への誤解を解けますか?

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noname#34220
noname#34220
回答No.2

経済の2つの大原則の、原因と結果を混同しちゃってると思います。 〇好景気になると、金利と物価が上がる。景気が悪化するとその逆になる。 〇金利を下げると景気がよくなる。 この2つは矛盾しません。 日銀が金融の量的緩和をやってきたのは、市中マネーをだぶつかせて、金利を下げ、景気をよくするためです。 デフレは不況の結果ですが、低金利は結果であると同時に、次の好景気の原因にもなります。 バブルは当時の行きすぎた金融緩和で起きたと考えられます。 金利とは「金の借り賃」です。 アパートの借り賃と同じで、借りたい人が多ければ上がるし、少なければ下がります。 〇景気が悪い → 金を借りて設備投資したり、新しいビジネスを始めても失敗しそうだ → 金の借り手が減る → 資金が余る(銀行は預金で集めた金を貸す相手がいない) → 金利が下がる 〇金利が下がる → 金を借りやすくなる → ローンを組んでマイホームを買う人や、投資する企業が増える → 住宅や機械などが売れる → 景気が上向く → 儲かるから、金を借りてビジネスしようという人や企業がもっと増える → 借り手が増えて資金が足りなくなる → 貸し手市場になるので、金利が上がる → 金を借りるコストが上がるから、投資が抑制される → 景気が下向く これが「景気循環」です。 (本当は、設備の更新等の需給や消費者の所得も関係するので、もっと複雑です) 〇 景気がいい →みんな金回りがいいのでモノが売れる → モノ不足になる → 物価が上がる 物価は金とモノの需給バランスで決まります。 不況だとみんな金回りが悪くなり、買わないから、金に対してモノが余るので、物価が下がるんです。 不況でも、戦争や地震でモノ不足が起きると、買い手の側に競争が起きるので物価は上がります。 阪神大震災のとき、被災地ではペットボトル1本でも千円したそうです。 不況になったら、日銀は市中の資金量をふやして、金余り状態を作り、金利を下げます。 金を借りやすくすることで、マイホーム購入や企業の投資をうながし、景気をよくしようというわけです。 だから、不況下の低金利は、不況の結果であるとともに人為的なものでもあります。 しかし不況下の物価下落は、政府・日銀が起こしているのではなく、不況の結果です。 好況下のインフレも同じく、単なる結果です。

  • masuling21
  • ベストアンサー率34% (2491/7233)
回答No.1

そこだけ取り出してみるのではなく、前後も読みましょう。相反するものもあるとか書いてあります。

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