たとえばの話ですが、現在の170を140に下げられたとします。
より健康になり、元気で長生きするかというと、実はこれがそうでもないのです。
今の170で維持されているからだの血流は、140に下がることで、
正に「血の巡りが悪くなる」部分が必ず出てきます。
それらがどこかも大体わかります。
血管の多いところ、そして、血流量の多いところで、
腎臓と、脳です。
脳の血の巡りが悪くなると、微細な梗塞がでてきます。
腎での血流が悪くなると、血液のろ過が間に合わないのですから、
全身に老廃物が蓄積することになります。
今はあまり聞かなくなったと思いますが、渇水などで、
上水道の圧力を下げて、「節水」を水道局が画策するようなときがありますが、
こういうとき、「高台」にあるうちには、水が届きにくいというニュースを聞いたことはありませんか?
体の「血流=水道」も「圧力=血圧」で支えられています。
水の場合には、「標高」としての高さですが、
血液の場合には、血管の太さと、血液の流動性の問題として
圧力=血圧が必要なのです。
誰でも、年をとると実は、血圧が上がってきます。
血の巡りが悪くなることの、代償としての、圧力をかける・・なのです。
重要なのは、急激な、血圧の上昇をきたすようなことを日常生活ではしないということ。
だから、心おだやかに、としよりは、ニコニコと悟ってというわけです。
頑固オヤジで、いこじでむかむかズーットしているようなテンションの高い生活は、どうしても、昇圧傾向になりますので
これらをさけて、血管の負担を「増やさない」工夫をするのが
一番の対策です。
体重を増やさない=無駄に血管を増やさない=血圧を上げる必要がでてくる・・も、重要です。
中年ぐらいだと、積極的に降圧治療というのも意味があるのですが、
現在、高齢者にたいする、降圧治療は、積極的に血圧を下げるようなことは生活習慣の中での注意と、穏やかな薬物治療(実際には、下げがたい)ぐらいです。
血圧に「神経質」になるのも血圧が上がる要因。
無関心になるのはだめですが、一喜一憂するようなことはあまりメリットがありません。
お礼
みなさま、ご丁寧に説明いただきありがとうございます。 三件とも20p差し上げたいですができずにすみません。 大変ためになるアドバイス本当にありがとうございました。