(黒)小目→(白)一間高ガカリ→下ツケ→ヒキ→カケツギ又はカタツギ→一間ビラキ→辺へのヒラキ
の定石ですね。
二間もあり得ると思います。
どこかの本で、「二間の方が一間よりいいという人もいる」
という記述を見たことがあります。
ただやっぱり、(プロの)一般的な感覚では一間なのだと思います。
私などは説明できるほどの棋力がありませんが、
自分なりに考えてみると以下のような感じがします。
二間だと、後で、白から小目に横ヅケする手が生じます。
そうすると、
小目へ横ヅケ→下ハネ→三線ハイ→二線ハイ
か
小目へ横ヅケ→下ハネ→ヒキ→二線か三線ハイ
ぐらいになると思います。
(場合によっては下ハネではなく、
星へのグズミとか上ハネもあるでしょうが)
この手段は、当面のところはあまり怖くありません。
むしろ白が損かもしれません。
しかし、近辺で戦いが起こったとき、制限になります。
たとえばシチョウアタリとして使われるかもしれません。
かといって、黒が最後のハイを省略すると、分断されてしまいます。
一間ビラキなら横ヅケされる心配はありません。
二間にひらいたとき、そのまま地になるとしても約二目の違いです。
「横ヅケされるアジの悪さは、二目よりも大きい」
ということではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とても分かりやすい説明でなるほど、と思いました。 やはりそれだけ理由があって一間がよいとされているのですね。 ありがとうございました。