スロットルボディーと、ISCバルブのメーカーによっては、内部を清掃しようとして「キャブクリーナー」等を流し込むと、内部でショートして、ECMまで壊れるということがあります。
「それくらいで壊れていいの?」
と思われるかもしれませんが、「サービスマニュアル」に「キャブクリーナー等で清掃する」という指示がないのであれば、この作業自体が間違っている訳です。
整備書に指示されていない、想定外の作業と言うわけですから。
おそらく、こういったケミカル類も但し書きが書かれていると思いますしね。
通常の使用で、ISCが壊れる(ショートする)と言うことはなかなかないので、どこかで清掃してもらったってことは無いですか?
(アイドリングが不安定とか、回転が低いとかで)
こういった人為的な故障を前提として、部品を設計することはないので、クレーム対象外でしょう。
また、純粋にISCが壊れてしまって、ECMまで壊れたとしても、「ISCが壊れる」という状態が運行時の前提になっていないので、やっぱりクレーム対象外になるでしょう。
(すべての機器が正常に動くことが前提での設計ですから)
センサー類が壊れた時のフェイルセーフは、「緊急時に移動できる程度の機能をもたせる」ことが目的で、「他の機器の破損を防ぐ」ものではないので、やはりあてになりません。
今回の場合ですと、ISCが壊れたとしてもアイドリングが不安定になるか、アイドリングが効かなくなるだけで、移動は可能ですから、構造として問題はないと思います。
お礼
詳しい説明をありがとうございます。